映画
映画『ルーム』を観た。いわゆる長期監禁からの脱出と、その後を描いた作品。サスペンスから始まりヒューマンドラマへと繋がるような面白いつくりだった。ただの監禁事件ではない。誘拐された女性は、監禁された小屋(これが『ルーム』だ)で、誘拐犯の子を…
映画『サウルの息子』を鑑賞。これは予告編を観てから、ずっと楽しみにしていたもの。とはいえ、楽しい映画ではない。以下に他サイトで書いたレビューを転載する。 ゾンダーコマンド、直訳すると「特殊部隊」。ナチスドイツ時代に軍で乱立された、非正規の、…
映画『Mr.ホームズ』を映画館で鑑賞。とても素敵な作品だった。 老いた名探偵、あのシャーロック・ホームズ氏の晩年、人生最後であろう「事件」を描いたお話。本作のホームズ氏は90代。仲間も家族も世を去り、田舎で養蜂をして過ごしている。すっかり老けて…
連休になったら観るぞ、と決めていた『レヴェナント』を鑑賞。 現在、シネコンで上映している映画としては、質も上映時間も最重量級な作品。 実在した人物、ヒュー・グラス氏の脅威のサバイバル行を、大胆に脚色した作品。氏の名前は知らなくとも、「熊の毛…
映画館に行ってきた。今日の作品は、『スポットライト 世紀のスクープ』。 例によって、映画レビューのSNS、「Filmarks」に載せた文章をそのまま転載する。推敲も読み返しすらもしていないけれど、書いていたら面倒になったので、そのまま貼り付けてしまう。…
映画『キャロル』を鑑賞。感想は他のサイト(というか映画専門のSNS「filmarks」です)に書いたものを以下に転載。 老いを感じる年代となるもなお美しく、しかし憂いは隠せない女性「キャロル」と、彼女に心惹かれた年若き「テレーズ」の、情と愛の物語。 1950年代…
静岡市は街をあげての「静岡まつり」で賑やかだった。でも僕は、このお祭りがあまり好きではない。大名仮装行列は良いが、いわゆる「YOSAKOI」じみた群舞が年々増えているのだ。地元にちなんだ創作ポップチューン・盆踊りみたいなものも、格好悪いし、うるさい。…
今日も映画館へ。本日から来週の日曜日までという、平日勤務の身としてはかなり綱渡りなスケジュールの公開日であった、『リザとキツネと恋する死者たち』を鑑賞。 ものすごく楽しい映画体験だった。ストーリーは調べればわかる。が、内容は見なければ全然わ…
映画『野火』を鑑賞。これはもう悪夢以外の何物でもない作品だった。 ネットのレビューでは「リアルな描写に震撼」といった感想が多かったけれど、僕には全然リアルには思えない。まだレンタルビデオがVHSだった時代だった時代の日本映画みたいな「安っぽいスプ…
映画館で『美術館を手玉にとった男』を観てきた。簡単に言うと「アメリカ国内の46の美術館に30年間にわたって贋作を無償で寄贈し続けた贋作画家マーク・ランディスの素顔に迫るドキュメンタリー」。贋作者の老人は精神を煩い、しかも寄贈ということで詐欺性は…
昼ご飯は、静岡市の安倍川にほど近いオーガニックカフェ『Rama』でランチセットを食べた。 この店は、いわゆるガチガチのナチュラルカフェであり、従って食事には動物性素材は一切使われていない。その割に、店内には綺麗に漂白された白骨標本が大小さまざま…
今日は体調不良で仕事を休んだ。頑張ればなんとかなりそうで、しかも休めばそれだけ自分の状況(周囲の評価とか、溜まっている仕事とか)が悪くなりそうだけれど、この期末進行の無茶苦茶な忙しさから考えると、しばらくは休むチャンスは他に無さそうだった…
映画『独裁者と小さな孫』を観てきた。 総合小説、というジャンルがある。分厚くて、登場人物が多くて、人生から世界まで、ひたすら詰め込むような文学作品。僕はあまり読まないが、この映画はそういうものに近い気がする。つまり、「ひとことでは言えない」。…
昼から静岡のミニシアターで、『完全なるチェックメイト』を鑑賞。 チェスを扱った作品は、小説でもノンフィクションでも大好き。特に昨年読んだ『盤上の夜』は、読んでいて世界の色が変わったような不思議な体験だった。もちろん小川洋子の『猫を抱いて象と…
昨日から熱があった。なので臨時の、突発の、有給休暇。仕事のほうは、先延ばしが可能なものばかり、かつ他のスタッフも病気やその他の事情で休んでいる人が多く、この数日間は「がつがつ働かず、それぞれ調整期間に充てよう」という雰囲気だった。実際に僕に…
理解はできたが共感はできない、という物事が世の中には数多い。今日は仕事中に「泣ける映画、という惹句だけで、その作品を観てしまう」という人に出会った。「感動作」に弱いのだという。 そういえば、映画の宣伝では、よく試写会を出てきた人が「泣けましたー」…
知人から、塩がちょっと強めになってしまった、という言葉とともに、鶏ハムを3本いただいた。確かに手作りの鶏ハムとしては塩辛い気がするけれど、保存性と味のバランスがとれた、これはこれで良いものだと思う。 これを鍋に仕立てる。今日は家にだれも居な…
それほど遅くない時刻に帰宅できて、余裕があるはずなのに、もうこんな時間。今日こそは早く寝ようと思っていたのに。 先日から「Filmarks」というSNSっぽいものに参加して、そのアイコンを作っていたのだ。技術的には年賀状の画像と同じだけれど、色の調整に…
映画『オデッセイ』を観た。原作小説は、昨年の個人的No.1(翻訳部門)。繰り返し読んで、公開日を待ち望んでいた。 ここまで好きだと、映像化された時の落差が怖い。でも、もちろん観た。 結果から書くと、とてもとても素晴らしかった。今のところ、ほとん…
映画『ザ・ウォーク』を観た。いわゆる「実話に基づくお話」で、あの世界貿易センタービルが建った頃に、2つのビルの間で綱渡りをした男の話。 「すっごい良かったみんな観るといいよ僕はあと3回観る!」という作品ではなかったが、でもとても良い映画だった。佳…
静岡市葵区鷹匠の「笠井珈琲店」に行く。今年は初めて。 いつもの「1/2アイスコーヒーと温かいブレンドコーヒー(ミルク抜き)」を注文。甘くてクリーム入りのアイスコーヒーと、たっぷりのブレンドコーヒーを交互に飲むのがこの店の(このメニューの)スタイル…
仕事を定時で終えて、映画を観に静岡市へ。映画を観るのは休日ばかりの1年間だった。たぶん心身ともに余裕が無かったのだろう。この1週間は、ずいぶんのんびりしていたし、そう過ごすように意識していたので、週末の夜に街に行く意欲があった。映画館でも寝…
映画『スター・ウォーズ』を鑑賞。 朝一番の回(10:00スタート)で、2Dかつ字幕だからか、予想よりも空いていた。3割以上は座っていたようには見えたけれど、それほど不本意な席を選ばざるを得なかった人はいなかったのではないか。僕は前日にインターネット…
最近、また「火星の人」を読み直している。寝る前に軽く読むにはとても便利な小説。どこで止めても良い。 火星の人 作者: アンディウィアー 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2014/09/30 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (10件) を見る もうすぐ…
映画『Specter』を鑑賞。「009シリーズ」の最新作。つい出来心で観てしまったのだが、それなりに面白かった。トリックも何も無い、ただ安楽に眺めているだけで楽しめる娯楽映画。ちょっと「009臭い」部分が多かったが、僕はそもそもこのシリーズに興味が無いため…
映画「/harmony」を鑑賞。とても気に入った。ただしこれは、伊藤計劃氏のファンだから、という点を差し引かねばならない。原作小説を知らない場合、ちょっと不親切というか、誤解を生むような気がする。映像になって、台詞が声になって、なるほどと感心する部…
連休1日目。天気も良いし、いくつかの用事もあったし、それに明日明後日は家に籠もって片付けなければならない物事が山積みということもあって、今日は積極的に外遊び。 映画を観て、いつもの「笠井珈琲店」でコーヒー(1/2アイスコーヒー+ブレンドコーヒーミ…
静岡のサールナートホールへ映画を観に行った。イッセー尾形主演の『先生と迷い猫』という作品。猫映画、そしてイッセー尾形、絶対に気に入ると最初からわかっていたし、実際に素晴らしい映画だった。 くすくす笑えるのに、時に不穏、そして「答えの出ない問…
金曜日の失敗と、それより前から続く様々なトラブルが精神的に尾を引いて、今日もなんとなくどんよりしている。 こういう苦境に、ずいぶん弱くなったと思う。からっと忘れる、という強さが、昔はあった。今どうしてこうも引きずるのか、というと、失敗の内容…
朝から夕方まで、普段はまずやらないミスやトラブルを連発した。困ったことに、上司、しかも他部署の上司の目にとまるような間違いがほとんど。悪い印象を与えると困ったことになる人々に、強い印象を植え付けてしまった。ずいぶんきつい事も言われたし、反…