イチジクとクリームチーズ

のんびり過ごしていたら、一週間が経ってしまった実家暮らし。
何をするにも急ぐ気にはならない。ようやく疲れがとれたので、来週がんばる。週末は休む。

さて今日は、静岡市葵区鷹匠にある「Allee Restaurant」でお昼を食べてきた。
土日の混雑を避け、かつ明日以降の雨のことを考えて今日に行くことにした。

この店の夏メニューといえばガパオライス。しかし今日は、ついサンドイッチのランチを選んでしまった。しまった、というか見るからにおいしそうだったので。

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イチジクとクリームチーズのオープンサンド。
まちがいなくおいしい。
外食でオープンサンドって滅多に注文しないのだが*1見た目からして幸福である。

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というわけで今日はこのサンドイッチだけで、良い日だったと断言できる。
他にも色々あったのだけれど、書くほどのことはない。
そういう日がたまにある。

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しかし四国で独り暮らしをしていた時は、外食は控えて自炊で好きなものばかり食べていたのに、今は友人知人のお店、馴染みの店、好きだった店を連日訪れている。それほど強く「静岡に帰ったら、あの店に行きたい」と考えていたわけでもないのに。
実家の食事に不満は無い。自分で料理もしている。
でも「娯楽としての食事」が、今は外食側にスイッチしているような気がする。四国ではなかなか行かなかった、スイーツやカフェの類も、静岡生活では楽しんでいる。

 

 

*1:理由:こぼしやすいので。上面を、パンか何かで押さえておいて欲しい。

夏のチョコレートケーキ

久しぶりの晴れ。
車で清水港に行き、散歩をして船を見る。
港の散歩といえば高松港によく行っていたけれど、駿河湾と瀬戸内海、コンテナ埠頭とフェリー発着場では、まるで雰囲気が違う。
歩くぶんには、高松のほうが楽しい。とはいえ、コンテナと産業用車両を堪能できて楽しかった。

 

TUGUMI (中公文庫)

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せっかく清水区まで来たのだから、と北街道沿いにある「Pappus」に寄る。
カフェ営業を再開したばかり、とのこと。

小さなお店だけれど、ひっきりなしにお客さんがやってくる。
離して並べられた椅子も、気がつくと誰かが座っている。
僕は奥のカウンター席を選んだ。

ずいぶん迷って*1コーヒーとチョコレートケーキを選んだ。
何を食べても間違いない店だけれど、今日は久しぶりにレギュラーメニュー(?)を楽しむことにした。
うん、やっぱりおいしい。
読書も捗る。

 

 

帰路、静清パイパスで大きくて茶色い死骸のようなものを見つけた。
追い越し車線で、スピードも出ないところだったから特に損傷もなかった。
もしかしたら、緩衝用の毛布か何かだったのかもしれない。
野良犬が遮音フェンスに囲われた高架に入ってくるだろうか。

いま静岡県のニュース*2や新聞を賑わせている「逸走したサーバルキャットの『ウツボ』くん」が逸走したエリアに近い。
なので、バイパスを降りて、落下物の通報ダイヤル(#9110)に電話をしておいた。

今のところ、サーバルについての報道は無い。
なのでたぶん、見間違えだろう。ネコ科の動物に特有の斑紋も無かった。

www.asahi.com

そんな1日。
また明日から雨。ここ数日、天気が悪くて運動不足気味。引っ越しの疲れもあって怠惰にしていたら、少し歩くだけで疲れるようになってしまった。
困ったことである。

 

世界のかわいい け も の!

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  • 発売日: 2017/08/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

お題「大好きなおやつ」

お題「気分転換」

お題「ささやかな幸せ」

*1:30秒

*2:今日は名前が公表された。しかし動物の名前を公表してどうするのか。防災無線で呼びかければ出てくるわけでもあるまい。

夏の鯛焼き

朝から大雨。
昼過ぎに、3時間ほど雨雲が途切れた。
その時を狙って役所その他に行く。

 

 

 

https://www.instagram.com/p/CCFzZSRpa-e/

 

藤枝市の「神谷製餡所」で鯛焼きを買った。
なんとなく甘いものが食べたくて、でも好きなケーキ屋さんは閉まっていて、さてどうしようと考えていたら、この店の前まで来ていたのだった。ずいぶん昔に、ここを通ったらチャイムが鳴るようにカーナビゲーションを設定したままだった。

これも運命、と製餡所併設の売店に立ち寄ることにした。
今日ほど暑く、高湿度の環境で鯛焼きを買うのは人生初。
でも、お店にはお客さんが途切れず訪れていたし、鯛焼きも沢山焼いていたので、夏に鯛焼きを買うことは特段珍しいことでは無いのかもしれない。

確かに、鯛焼きはいつ食べてもおいしい。
しっかり空調を効かせた部屋で熱いお茶とともに食べれば、真冬のハーゲンダッツ・アイスクリームと似た愉悦が味わえる*1

今日は粒餡を食べた。
抹茶餡のほうは冷凍してある。

この店の鯛焼きは、皮がふかふかしている。
ベビーカステラのような弾力と食感*2は独特のもの。しかも耳というか羽根というか、型の外の部分も写真の様にそのままになっている。
製餡所の鯛焼きにしては、皮の主張が強い*3のだった。

 

何度でも食べたい。 あんこの本 (文春文庫)

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  • 作者:尚美, 姜
  • 発売日: 2018/03/09
  • メディア: 文庫
 
あんこの本 何度でも食べたい

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  • 作者:姜 尚美
  • 発売日: 2010/03/11
  • メディア: 単行本
 

 

四国生活の終盤は、かなりの夜型になっていた。
今ようやく平常通りの睡眠を取り戻しつつある。
実家暮らしだから自分だけ寝ているわけにもいかないのだった。もう少し切り替えに時間がかかると思っていたので、少し驚いている。

 

ところで、静岡市で逸走したサーバルは、まだ見つかっていない。
僕も気にしてはいるのだけれど、なにしろ雨だ。ベランダにでも来たら保護してあげるのだが。

 

 

 

*1:価格も似ている。

*2:蒲鉾でいうところの「足」。

*3:でも餡もおいしい。甘さを少しだけ控えめにしているのは、日持ちをそれほど考えなくても良い製造元ならでは、かもしれない。

茅の輪くぐらない

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昼前から音だけの花火が何度も打ち上がっていた。
今日は茅の輪くぐりの日。
花火を上げているのは、たぶん街のほうにある有名で大きな神社。
でも、近所にある小さなところでも、茅の輪くぐりを実施している。昔はそんな事をしていなかった。おそらく町内会か何かが地域活性化の試みとして始めたのだろう。

しかし今日は雨。
特に午後からは、ニュースになるくらいの大雨となった。
たまたま、神社(近所の、小さなほう)の前を車で通る機会があったけれど、参道は滝のように水が流れていて、ロープで封鎖されていた。
茅の輪も見えたけれど、その前に黄色と黒のロープで結界がある、というよくわからない構図。なかなかに珍しい光景だった。

 

光と窓 (torch comics)

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  • 作者:カシワイ
  • 発売日: 2020/03/18
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そんなわけで、引っ越しに使ったダンボールを処分した以外は、基本的に家に閉じ込められている。
アパートよりも狭い部屋を自室としたため、今は片付けをしながら生活環境を整えているところ。
とはいえ、アパートの部屋よりも広い倉庫があるから、当面使わない家電や家具や台所用品は放り込んでおける。
自室はベッドと机が近接していて、まるでビジネスホテルのようだ。
実家なので、この部屋で生活が完結するわけではない。だからこの狭さは、特に気にならない。もう少し片付ければ、十分に快適になるだろう。

それにしても雨音が大きい。
そして僕は、頭痛と肩こりが酷い。
料理や洗い物はするけれど、独り暮らしに比べたら家事の時間は減っている。やるべき事は多々あれど、今はできることもない。なので意外と暇なのである。
こういう日は寝るに限る。おやすみなさい。

 

107号室通信 (torch comics)

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  • 作者:カシワイ
  • 発売日: 2016/06/17
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転入手続き/シネ・ギャラリー会員登録/ピーチ・メルバ

転入手続き

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引っ越したので、住民票の移動その他の手続きをしてきた。
特にマイナンバーカード関連の窓口が混雑していた。ただ混雑していただけでなく、4人の担当者のうち2人が、それぞれ「問い合わせのふりをして持論を語り続けるおじさんorおじいさん」にかかりきりになっていたのだ。つまりこの市のマイナンバー手続き能力は、2人の男性によって半減させられていたのだ。
持論といっても、本当に他愛のないもの。「将来的に、個人資産も全て把握される管理社会になる!」とか「結局、我々はどの程度の得があるのか!」といった、窓口担当者に言っても仕方がない事ばかり。

変な話、ああいう男の人が勝手なことをするのは、担当者がおとなしい女性だからだと思う。30分くらい拘束していたのだが、カウンターの奥から課長らしき人が声をかけたら、それで話を打ち切って帰ってしまった。

役所のカウンターでは、目的外の利用時間については、別料金を請求しても良いと思う。もちろん金さえ払えば相手を拘束しても良いわけではなくて罰金。そして8割くらいは、窓口担当者に渡して欲しい。

自分ははじめて、マイナンバーカードを活用した転出・転入手続きをした。
それほど書類が減った印象は無い。転出時に何も渡されない(手続きの方法を書いた紙は貰った)こと、年金関係が完全にペーパーレスだった事くらいだろうか。

 

 

シネ・ギャラリー会員登録

静岡のミニシアター「シネ・ギャラリー」で会員登録をしてきた。
レギュラー会員になれば、2回の無料鑑賞券が貰える。さらに毎月、映画のチラシとパンフレットがどっさり送られてくる。料金の割引もあるし、スタンプがたまれば、また無料鑑賞ができる。会費なんて安いものだ。
しかも、映画館に行く習慣ができる。なんであれ、習慣になると趣味は深まる。たとえ無料チケットであっても同じことだ。

今年は映画館の新型コロナ対策という側面もあって、この会員募集が延長されていた。具体的には明日(6/30)まで手続きができる。
なので今日、ちょっと行って、ぱぱっと手続きをしてきた。
何年かぶりに、財布に会員証がある。静岡に帰ってきた!という気分になる。

 

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

 

 

笠井珈琲店

https://www.instagram.com/p/CCAsNulpqot/

 

せっかく静岡の街まで出たので、おいしいものを食べたい。
ということで、新静岡駅の近く、かつての「ブーケ」である「笠井珈琲店」に寄ってみた。

この季節だけのスペシャルメニュー「ピーチ・メルバ*1」とコーヒーのセットを注文。
ピーチ・メルバにも色々あるが、1個分の桃と手作りアイスを組み合わせた、この店の豪快な品がいちばんおいしい。器もかわいい。
茶店らしい濃いめのコーヒーにも不思議と合う。

驚くべきことに(と言っていいと思う)、店主は僕のことを覚えていた。
マスクも付けていたのに、である*2
サービスで追加のコーヒーを注ぎながら「何年ぶり…ですかね」と聞かれたのだ。
ちょっと驚いた。
帰省しても、この店に行けないこともあったから、たぶん2年ぶりだろう。あるいは、「ピーチ・メルバの時に来る中年男性客」として季節限定の覚えられかたをしていたのかもしれない。普段は、かなりぶっきらぼうな老店主だけれど、話すと面白いし、コーヒーやケーキのサービスがすごいのだった。

大好きな店。気になるケーキも色々あった。また行こう。

 

静岡 カフェ日和 ときめくお店案内

静岡 カフェ日和 ときめくお店案内

 

 


なぜか四国生活では、スイーツに関しての熱狂が醒めていた。今なんとなく、娯楽としての甘いもの食べ歩き熱が高まっているのを感じる。

 

アヲハタ 55 ピーチ・メルバ(白桃・ラズベリー) 150g×2個

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  • メディア: 食品&飲料
 

お題「大好きなおやつ」

 

 

*1:豆知識:メルバは人名。

*2:友人知人からは「全く目立たない人間だね」と言われるけれど、甘いもののお店ではわりと顔を覚えられるのだった。

ようこそ静岡 焼津「鯛焼き あおば」のかき氷

静岡県での暮らし、1日目。
独り暮らしでの荷物の量に圧倒され、かつ雨も降っていたので、今日の片付けは最低限。iMacや作業机の配置、大きな家具のレイアウトのみ済ませた。

 

ポケットに静岡百景

ポケットに静岡百景

 

 

 

午後からは、届け物のついでに気分転換。
焼津市の「鯛焼き あおば」でかき氷を食べる。

毎年行く、お気に入りのお店。
そして毎回、何を注文するのかを悩む。そして大抵は、「生いちごミルク氷のミルク抜き」を食べる。
苺と加糖練乳の組み合わせもおいしいけれど、凍らせた苺のみで食べるかき氷は、さっぱりしていて素晴らしいのだった。

https://www.instagram.com/p/CB-CNrNJ9Rn/

 


ここのかき氷は、十分に満足する量であり、かつ多すぎない。それだけで好感が持てる。
世の中の(特に行列ができるような店の)かき氷は、ちょっと山盛り過ぎると思う。2杯に分けて、つまり50%を食べ終わる頃に残りを持ってきてくれても良いんじゃないか、というくらいに盛り付けてある店が増えた。そこまで氷*1が欲しいわけじゃないし、食べ終えたあとにお腹がいっぱいになってしまう。
かといって、食べ終えた時にちょっと物足りない、というのもさっぱりしたかき氷では嬉しくない。とはいえ、基本的に氷の量の問題である。写真映えなどを考えずに、むやみに多くしなければ良いだけなのだ。

 

 

 

年齢のせいか、疲労がなかなか抜けない。
とはいえ実家暮らしの気楽さ、家事は手伝うけれど「全部を自分でやる」必要が無いので楽である。特に今日はのんびりとさせてもらった。
初日としては、上々の1日だったと思う。

 

かき氷屋 埜庵の12カ月

かき氷屋 埜庵の12カ月

 

 

お題「気分転換」

今週のお題「私の好きなアイス」

*1:要は水である。

さよなら四国、またいつか

先ほど、実家に到着した。

午前中にはアパートの鍵を返した。最後まで掃除や片付けをしていたせいか、管理会社の担当者曰く、部屋の状態は「完璧以上」とのこと。規定により行われるハウスクリーニングやエアコン掃除の代金だけ敷金で払えば良いらしい。家賃に応じて貯まるポイントですべて賄える予定だ。
ガスの閉栓も、電気の契約解除もつつがなく完了。電気はオンラインで全てできた。なるほどスマートメーターである。

 

 

高速道路に乗る前に、少し遠回りして瀬戸内海を見ておく。
今日は雲が多い。山でいうところの「ガスっている」状態。

小豆島も大島も、それから行き交う船も、青白い空間に浮いているようだ。水平線が見えないので、そういう風に見える*1

もとより、この土地に住んだことが予想外で不思議な巡り合わせだった。そして今日また、なんだかよくわからない色々のせいで、そして自分の選択でこの土地を後にする。
何度目かのため息をついて、その不思議さに思いを馳せる。

順調で一般的とはいえない人生だが、かといってカラフルではない。
とはいえ、今日見た、水分のフィルターを通したような風景に出会えたのだから捨てたものではないだろう。普段の、ぱきっと晴れた多島海とも違う不思議な魅力があった。世の中は不思議に満ちている、と思う。

https://www.instagram.com/p/CB66Xe-J56g/

香川県生活最後の食事、遅めの朝食兼早めの昼ごはんは、もちろん讃岐うどんである。
近くておいしい「ふるかわうどん」で、基本のかけうどんを食べた。
最後だからと、讃岐民が大好きな竹輪の天ぷら、そしてナスとゆで卵の天ぷら*2も食べる。
明日からは、「丸亀製麺」を鼻で笑う人間になると思う。「はっ!これが讃岐うどん?ふうん、まあいいんじゃないですか」とか語ってしまうかもしれない。

しかし今日のうどんは、またとびきりおいしかった。
開店直後のうどんは美味しいと聞いたが、たしかにしゃっきりしている。奥が深い食べ物だ。

 

さぬきうどん全店制覇攻略本2020-21年版

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https://www.instagram.com/p/CB7rGRfJftx/

道のりの中間地点、三重県ではCafe Snugに寄った。
新型コロナの影響で苦労はしているのだろうけれど、良い店というのはその苦労や工夫すら店の持ち味が出てくるものだ。しみじみと「素敵なお店だなあ」と実感する。
そして、山のかたち、土の色、植生、それらが四国とはまるで違うことも、この時点で強く理解してしまう。不思議なもので、四国から淡路島を経て兵庫県に渡った時(神戸の市街地が見える、とても劇的な風景だ)や、高速道路で都会や田舎を走っている時には、まだしっかりわかっていない。知識が体感になる、というのだろうか。
たぶん明日からは、静岡の風景で同じことを思うのだろう。
「なるほど、ここはもう四国ではないのだ」と。「そして今、ここにいる」とも思うはずだ。

ここ数年は、静岡と四国を、出張そして転居で往復していた。途中でこの店に立ち寄り、おいしいカフェオレやコーヒーやケーキを食べる。食事の時間なら、しっかりとしたプレートメニューを注文する。
車には荷物が山盛り。その習慣も、おそらくは今日で終わる。これからは、もっと普通に「かつて常連だった、今もお気に入りの、遠くにあるお店」として訪れるだろう。

goo.gl

今は実家の新しい部屋にいる。
昨日までの生活用品が、四国から送られて山積みになっている。明日からは、この山積みの現実を片付けなければならない。引っ越し荷物の搬入に立ち会えなかったので、毛布も、災害用保存食も、夏のシャツも、それぞれの箱に入って並べられている。アパートで生活を支えていたものが、アパートより狭い部屋に収まっている。
でも電動歯ブラシが見つからない。まあいいか、新品を使おう。今日は身体を休めなければ。

 

 

 

 

*1:センチメンタリズムではなく、単なるうっかりで、写真は撮っていない。

*2:Egg&Egg Plant

四国最後の夜に 「しるの店 おふくろ」

昼過ぎに引越し業者さんが来て、ベッドも洗濯機も冷蔵庫も持っていった。
今、部屋はがらんどうである。
電気もインターネット回線も来ているから、エアーベッドと折りたたみ椅子とノートパソコンを広げて、妙に広くなった部屋で最後の晩を過ごしている。

なにしろ疲れた。
早朝から荷造り作業をして、業者さんが来る直前に一応のかたちに仕上げることができた。彼らがてきぱきと働いている横で掃除などをして、荷物を送り出したら動けないくらいに疲労していた。

それでも掃除は終わらせなければならない。
お腹だって空いた。埃まみれの部屋には座るところだって無い。

だから掃除を済ませるまでは、感傷も何も無かった。
気を抜くと手が止まってしまいそうで、ひたすら下を向いて床を(クイックルワイパーで)拭き続けた。

 

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そんな状況だったから、晩ごはんはまともなものを食べたかった。
疲労困憊のまま高松の繁華街にある「しるの店 おふくろ」を目指す。

「しるの店」とは、主に味噌汁や潮汁など「汁物」を中心に出す飲食店のことらしい。そして庶民の飲み屋でもある。大盛りの豚汁とごはんを掻き込む人もいれば、ビールや日本酒と刺し身を楽しむ人もいる。

この「おふくろ」は今や数少ない「しるの店」であり、かつガイドブックにも載る有名店。でも夕方の早い時刻なら、空いていて、落ち着いて食事ができる。

席についた時に「食事か」を問われる。ここでYesと答えれば、何種類かの汁物を注文することで、自動的にご飯と漬物が付く。酒が苦手な僕には最高のシステムである。

https://www.instagram.com/p/CB5Y5wvprU0/

汁物はどれも具だくさん。
滋養と栄養…と考えてアサリの味噌汁にしてみた。赤だしのアサリの味噌汁で具沢山なのだから笑ってしまう。
カウンターの上にあった鶏のキモの煮物も追加で注文する。さらにアジの南蛮漬けも食べる。なかなか豪勢な夕食となった*1

四国らしい、香川らしい食事という観点からしても、大満足。
国道沿いのマクドナルドやCoCo壱番屋に行かなくて良かった。

 

 

しかし疲労の限界のなか無理をして繁華街を歩いていると、まるで旅をしているような感覚が蘇る。大抵の一人旅では、夕食の頃には疲れ果てて、でもなんとかその土地らしいものを食べたくで、最後の無理をするのだ。

そういえば、この数年間の四国生活もまた、どこか旅のような感覚があった。
未だに目線が旅行者というか、「香川らしさ」「四国らしさ」が見つかった時はとても楽しい。もっと極端な土地、例えば沖縄に住んでみたら毎日が楽しいだろうなと思うけれど、四国も十分に異邦である。

この「旅のような感覚」についてはまた改めて書くかもしれない。
明日までの四国生活を一言で表すのならば、これ以外に無いから。

「しるの店 おふくろ」の帰路、ふと思ったのだった。
「明日のこの時刻には、もうこの街にいない」
当たり前のことだけれど、ものすごく寂しくて不思議な感じがする。

 

 

お題「ささやかな幸せ」

*1:しかしこの店の店員さんたち、常にオーダーが通ったか否かで混乱している。たぶん見た目よりは混乱していないのだろうが、伝票をつけるとか、なにか対策をすれば良いのにと思ってしまう。余計なお世話だとは思うけれど

くしゃみ、片付け、そしてくしゃみ

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明日の午後に、引っ越し業者が来る。
というわけで、今日はひたすら片付けと荷造りをしていた。
明日の朝に燃えるゴミの回収が来るので、捨てるものは今日まとめておきたい。

しかしなかなか作業が捗らない。
こういう時に限って、ベランダがびしょ濡れになるくらいの強風と通り雨が来る。
電話やチャットでの問い合わせも多くて、手が止まる。

なにより、くしゃみがひどい。
どうしても埃っぽくなるから、これは仕方がない。
「小青竜湯」を飲むと一時的に収まるのだが、数時間おきに飲むわけにもいかないから、できれば温存しておきたい。
ちなみに、マスクを着用して作業したら、暑くて倒れそうだった。
室内だから気温はそれほどでも無いのだろう。でも集中して、慣れない作業を延々としていたのだ。立ち上がった時にふらつきがひどい。自室でこんな事になるなんて想定外である。

 

 

ともあれ、予定よりはかなり遅れているが、明日は早起きすれば何とかなるところまでこぎつけた。後はもう、ひたすら箱詰めするだけである。今日は趣味のもの(レザークラフト、雑多な工作材料、自転車のパーツ)を仕分けして作業が遅れたのだった。

明日、荷物を引越し業者に渡した後に、一泊する。つまり何もない部屋で最後の夜を過ごすのだ。これは手続きの関係でそうなったのだが、今となっては安心材料となっている。つまり、自分の車に載るものならば、明日の引っ越し業者に任せなくても大丈夫なのだ。ベッドも冷蔵庫も搬出されてしまうから、エアーベッドや最低限の食器だけで一晩を過ごすことになる。4月の寮暮らしセットが活用できる局面である。

郊外の「ごみセンター」や金属回収業者に行った以外は、部屋でひたすら作業をしていた。先ほどシャワーを浴びたときに、腰や肩や足が変な疲れ方をしていた。
とにかく寝ます。おやすみなさい。

どんな引っ越しでも、最終日やその前日は、全く情緒の介入する余地が無くなってくるものだ。今日は仕事の関係者とのやりとりもあったけれど、全く「お別れ」な感じがしなかった。まあ、そんなものか。

 

村上T 僕の愛したTシャツたち

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一人称単数 (文春e-book)

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