気温が高いオクトーバー

手元の温度計で23℃なのに秋の気配を感じる。
おかしな事だとは思うし、実際に自然もちぐはぐなのだが、世界が変わったのだから仕方がない。

毎月1日は映画の日ということで映画館まで行ったのだが、お財布を忘れていたので映画鑑賞は断念した。スマホ決済でチケットは買えると思うが、特別に今だから観たい作品もないし、たぶん混雑もしているから、今日がんばる必要は無い。
映画は、やる気が100%に近くないと後回しにしがちなのだ。
大昔、まだ「趣味は映画鑑賞です」と言っていた時は、やる気50%未満でもとりあえず映画を観ていた。旅行などは別として、習慣化していないものを趣味とは言い難い。

映画は諦めて、自転車で古い街を散策してきたのだが、なにしろ暑さが困りもの。
あともう少し涼しくなれば、ゆっくりと走る時に快適なのだが。
あと2ヶ月も経てば毛糸のセーターを着てクリスマスソングを聞いているとは考えづらい気候ではある。

 

今日は偶然に、かつて茶道教*1でお世話になっていた方に再開した。
茶道の世界でも、今年の気候は問題となっているようだ。つまり「季節に合わせた装いをしましょう」が、通用しないのだという。
ただ、千利休さんが「寒さでガタガタ震えたり、暑さでダラダラ汗を流して客を迎えるのは、おもてなしの心ではありません(大意)」と言い残しているようで、服装は臨機応変を旨としているらしい。そのうえで、小物などで真夏との違いを表すのが腕の見せどころなのだと言っていた。
この人は俳句教室にも通っていて「歳時記がズレる!」と怒っていた。なるほど、暑さが半月以上も長引くと、今までの定番が色々と通用しなくなる。

そういえば、我が家でも料理が未だに夏モードだ。
服だって休日はTシャツで過ごしている。布団だってタオルケットに、ひんやりシーツの組み合わせで10月に突入してしまった。

 

 

そんな日曜日。
今から少しだけ「ゼルダの伝説」を遊んで、早めに寝ます。明日は朝から忙しいのだ。

 

お題「ささやかな幸せ」

*1:昔の勤め先には茶道サークルがあった。先輩社員に誘われて参加していたのだった。

栗のサントノーレ

今日は自宅作業の日。
コンピューター上での単純作業を、朝から夕方まで行った。
キーボードをぽちぽちと叩いて、疲れたら休む。休憩時間には、カレーを作ったり、里芋とイカの煮物を作ったりする。
そしてまたキーボードをぽちぽちと叩く。
この作業があと数日続くのならば自動化を試みるところだが、そこまでの大仕事では無いのだった。心は全く疲れないけれど、肩が凝る作業ではあった。

夕方には少しだけ気分転換の外出ができた。
自転車で山のほうへ走り、道の駅で一休みする。道の駅からは河原へ降りることができて、なかなか涼しい。せっかくなので散策してきた。

河原にはひとり、コーヒーを楽しんでいるサイクリストがいた。
小さなアルコールバーナーとカップ、それに折りたたみチェアでのんびりと寛いでいる。あえて80年代風にしたランドナーと、使い込んだハットが似合っている。
ただ、そういうソロでチルでメロゥなアウトドアマンには珍しく、コーヒーはペットボトル入りのアイスコーヒーだった。BOSSの500mL入りブラックコーヒーを、渋い真鍮製のカップに注いで温めていた。
凝り方がちぐはぐな気がするけれど、まあ他人事ではある。
好みの豆をミルで挽くばかりが、野外でのコーヒー趣味ではないのだろう。彼にとって、手間と望む味のバランスが、ちょうど良かった。それだけの話だ。

 

 

そんな今日のおやつは、栗のサントノーレとカフェオレ。
藤枝市のパティスリー「ボクゥボクゥ」まで行って食べてきた。

 

いきなり秋になったのだ。
おやつだって、秋っぽさを取り入れなければならないだろう。
今日はパソコン単純労働をひたすら頑張ったので、これくらいのご褒美は当然だと考える。

 

お題「気分転換」

掛川市二の丸美術館 根付展・旅とカレーと音楽の店JAN

朝から所用で掛川市の中心街へ。
昼の休憩時間には掛川城のあたりを散策することができた。

 

昼食は久しぶりの「旅とカレーと音楽の店 JAN」でカレーを食べた。

古い建物を改装したライブハウス兼カレー屋兼カフェ兼バーといった趣の店。
ずいぶん昔からある。

ライブのフライヤーやアーティストのサイン、世界各国の雑貨、映画ポスターのポストカード*1、ビールやウイスキーの瓶。おそらくは都会で活躍した経験のある店主夫妻。
そういった要素を持つ典型的な店ではあるが、最近はこういう場所がめっきり減ってしまった。田舎町には必要な、文化の風を運んできてくれる場所なのだが。

この店のカレーは何を選んでもおいしい。
特に2種類の「あいがけ」は、ごはんとカレーの境界が直線なのが好ましい。ちょっとしたことだが、ごちゃっと作る事だってできるものを丁寧に盛り付けてあると、それだけで嬉しいものだ。
今日はポークビンダルーとキーマカレーを選んだ。途中でテーブルのオリジナルスパイスを足したせいか、食後もしっかり口の中に辛さが残った。
でも、とても満足した。

 

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せっかく掛川城まで来たわけで、まだ昼休憩の時間も残っているので、掛川市二の丸美術館に立ち寄ることにした*2



狭い美術館で、普段は煙草道具などのコレクションを展示している。企画展の時は全ての部屋を使うことが多い。


今は根付をテーマにした企画展を開催中だった。

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根付は面白い。手の中に収まるサイズで、趣向を凝らしていて、しかも装身具としては頑丈。工芸品として、見ていて飽きない。
今まで旅先や転居先で何度か根付の展示を見ている。

ただ、今回はほぼ全てが「現代根付」だった。
昭和や平成に根付が再評価されてから作られたものだ。
技術的にはすばらしいのだが、なんとなくセンスが合わない。おやじギャグというか、田舎の創作カカシやチェーンソーアートや、観光地のジョーク土産みたいな雰囲気がある。ローカルニュースに登場する「わが町のオモシロおじさん」が面白くないのと同じで、どうにも現代根付は僕の好みに合わないのだった。

 

 

でも別に損をした気分ではない。
映画でいうところの「料金分は楽しんだ」といった感じ。
それに館内は涼しいし、2部屋分の展示は短い休憩時間にはちょうどよかった。

時間が足りないため、今日は復元天守閣などはパス。
帰る前に老舗パン屋の「アンデルセン」で朝のパンを買うなどして、久しぶりの掛川を満喫した。

 

 

今回は仕事で訪れたのだが、休日に自転車散策をするのも楽しそうだ。
花鳥園も久しぶりに行きたくなった。
掛川の駅周辺は、平日昼間に行くと不気味なほど人がいないけれど、綺麗に整った良い街だ。やはり、お城がある街は良い。

 

お題「ささやかな幸せ」

*1:時計じかけのオレンジ」「理由なき反抗」あたりが定番。

*2:隣接する「二の丸茶屋(茶室)」で、お抹茶をいただくか、美術館にするか、かなり悩んだ。

シジミの砂出し

朝に時間の余裕がある時は、食材の買い出しを仕事前に済ませてしまう。
車なら10分もかからない近所のスーパーマーケットに行き、数日分の食料品を買って、帰宅して冷蔵庫に詰めたら、あらためて家を出る。
特に不足のものを定期定期に補充するのには便利だ。逆に夕食に作るものなどは、朝にはなかなか思いつかない。

今朝はシジミが安かった。
粒は小さいけれど、どうせ味噌汁の出汁に使うのだからかまわない。
高齢者で混雑する朝のスーパーマーケットで購入し、帰宅したらシンクで砂出しをする。5%程度の塩水を用意して、ザルに移したシジミを漬けておくだけ。

午後に帰宅したら、床がびしょ濡れだった。
小さくても元気なシジミだったようだ。吐水口から吐き出した塩水が、予想以上に飛散していた。
なにしろ朝は慌ただしい。蓋を完全に失念していた。

そんな平和な木曜日は、とても暑かった。
ニュースでは清水区で36℃を記録したという。自分の車の外気温計も、走行中に36℃を示していた。風が強くて真夏よりは過ごしやすいけれど、それでも暑い。

よく行くケーキ屋さんは、10月もカキ氷を続けるか悩んでいた。
店頭にカレンダーを置いて、何日くらいまで続けるのかお客さんにアンケートを取っていた。お客さんの貼ったシールは、10月中旬が最も多かった。「秋の味なら食べたい!!」と書き添えて11月を希望するシールすらあった。
ケーキ屋さんらしく、フルーツソースや果物をふんだんに使ったカキ氷だから、果物の多い今こそベストシーズンかもしれない。

 

 

ではシャワーを浴びて寝ます。おやすみなさい。
シジミはとてもおいしかった。料理が楽なのも嬉しい食材だ。

 

お題「これ買いました」

ゼイビアのカレー:牧之原市相良

吉田町から牧之原市にかけて移動中に昼食の時間になった。
電話連絡のために車を停めたのは、古びたショッピングセンター。昔でいう「相良」のあたりらしい。

広大な駐車場と、潰れた大型店舗の間には、手入れがされていないヤシの木や棕櫚。
ちょっとだけプレミアム方向に寄せた感じのスーパーマーケットと、図書館を兼ねた公民館みたいな公共施設、それに百円ショップなどが点在している。車も人も少なく、なぜかコインランドリーは2店舗もある。
海が近いせいか、どの建物も色褪せ、錆で汚れている。
100円ショップの「セリア」でさえ、廃墟みたいな色合いになっていた。

こんな場所だが、静岡県インドカレー好きには有名とされるインド料理屋がある。
偶然に車を停めたのは偶然だが、せっかくなのでその「ゼイビアのカレー」に立ち寄ってみた。

 

県西部にいくつか店を持つ「i Curry」の系列店らしい。
全体的には、いわゆる居抜きのリーズナブルなインドカレーの店ではあるが、バングラデシュ料理店とも紹介されていて、少し珍しい料理もある。

お昼のセットも、ナンとカレーだけでなくて、ビリヤニやターリーも選べる。
今日は北インドセットという、カレー2種とビリヤニ、パラタ、それに赤いケバブっぽいもの、サラダの組み合わせを注文してみた。

ほうれん草とカッテージチーズのカレー「バラクパニール」が特においしかった。辛さを1段階上げてもらって、確かに辛いのだが優しい味わい。もう1つの豆カレーもすばらしかったけれど、バラクパニールだけを延々と食べ続けたいくらいに気に入った。カッテージチーズがたっぷりなのもうれしい。

小さな器*1に入っているビリヤニは、具だくさんでレモンが薄く効いていて、これもおいしい。
バターが効いたパラタはナンよりも薄くて、カレー2種とビリヤニというボリュームに合わせるとちょうどいい。
食後にチャイを飲んで、大満足のランチとなった。

普段の昼食(お弁当)の2倍くらいは食べた気がする。仕事の日の昼食としては、いささか食べ過ぎだった。でも、なるほど人気店は違うものだと感心できたし、普段は全く行かない土地だったから、この偶然は良い偶然。

食後には上述の寂れたショッピングセンターを散策して、ちょっとだけ海岸も歩いてみた。次に行くことがあったら、お城みたいな歴史資料館にも立ち寄ってみたい。

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お題「昨日食べたもの」

 

 

*1:とはいえ、一食分のご飯より多い。

おかしな夢

夕食の片付けをしたあと、読書をしていたら、寝ちゃった。
2時間ほど、お風呂も歯磨きもせずに、ぐっすりと。
部屋は涼しいけれど、寝ていると少しだけ寝苦しかったです。たぶん変な姿勢で寝ていたからでしょう。頬に本の角が当たっていたのも良くなかったと思います。

夢も見ました。
詳細は覚えていません。印象だけを記憶しています。
「明らかに仕掛けがありそうなスタッフロールなのに、どんどんお客さんが出ていく映画館」な感じでした。自分も席を立とうかと悩みますが、でもスタッフロールの途中に、あるいは最後の最後に何かある予感が確実にあるから落ち着かない、そんな気分が頭に残っています。

というわけで、今からお風呂に入ります。
こういう日は、きちんと寝直すのが難しいのです。何はなくとも寝る準備をしなければなりません。ブログなんて書いている暇はありません。

というわけでおやすみなさい。

 

お題「わたしの癒やし」

空港からの富士山

これは今日の富士山。
仕事の用事で静岡空港に行き、その時に撮った。
出発便がそこそこ、到着便が無い時間帯だったので、お土産コーナーなどは人が少ない。
もちろん展望台というか見送り用のテラスも、ほとんど人がいなかった。

そのかわり、老人のハイキングクラブみたいな人達が目立つ。
台地にある空港だから、ハイキングにはちょうど良いのだろう*1。空港にはトイレもレストランもあるし、便利な拠点になる。そのハイキングクラブの人達は、駅までの直通バスで帰っていった。

 

 

まだ30℃を超えることはあるけれど、風が涼しいので過ごしやすい。
いつ終わるのかと不安になるくらいだった夏が終わり、いきなり秋が来た。
これだけ高温が続いたのだから、せめて秋の実りは例年以上であって欲しいものだ。

それにしてもサンマが高い。
地物のキンメダイのほうが安いというのは解せない。地物とはいえ深海魚が、どうして群れで泳ぐ青魚より安くなるのだ。数年後にキンメダイが枯渇しそうで怖い。
特に干物が安いから、我が家では最近よく買うようになった。普通に焼いて食べることもあるし、オリーブオイルや胡麻油で焼き付けることもある。塩気と油で、ちょっとアヒージョっぽくなっておいしいものだ。

 

 

気候が良ければ、おおむね(自分自身の)機嫌も良くなるし、変な疲労も減る。
今日は車の移動が多かったから、尚更のこと。明日もこんな感じなら良いのだけれど。

 

お題「ささやかな幸せ」

*1:古い街道の跡もある。

冷蔵庫の危機

朝に食べたヨーグルトが冷たくなかった。
室温に比べれば低温なのだが、冷蔵保存している温度ではない。

どうやら冷蔵庫のドアが少しだけ開いていたようだ。
早起きして朝食の準備をした父が、しっかりと閉めなかったようだ。ドアポケットからはみ出た何かがドアの固定を邪魔したのだろう。そのまま数時間、ドアは開いたままだった。

 

魚や生肉などが無いから衛生上の問題は無さそう。
とはいえ、放置はできない。
そして、いちど冷気が逃げた冷蔵庫というのは、元の低温に戻すのが難しい。ドアをきちんと閉めれば冷蔵庫が温度上昇を検知して頑張るのだが、最大出力を続けても広い庫内はなかなか冷えないものなのだ。

取り急ぎ、電源喪失時の手順に従うことにする。
冷凍庫にあった保冷剤をいくつか、冷蔵室と野菜室に移す。夕食に使う冷凍食材も冷蔵庫に入れる。
さらにキッチンの温度をエアコンで少し下げる。
そして昼までは開けないように父にお願いをして、家を出た。

先ほど確認したところ、きちんと通常の冷たさが保たれているようだ。
故障ではなくて何よりである。

 

 

しかし昨日も今日も、朝はずいぶんと涼しくなった。
冷蔵庫のトラブルも、数日前ならば大変なことになっていたかもしれない。

今回は熱容量の大きな液体が多く冷蔵庫にあったのも助かった。上に書いたように生の魚や肉も無い。
様々な偶然に助けられて、冷蔵庫の危機は最小限で済んだのだった。

 

お題「ささやかな幸せ」

ふじさんパンケーキ

仕事帰りに牧之原台地を通過した。
「今日もよくがんばりました」と自分で自分を労うために、先月にも行った「カンサー」に寄り道してみた。

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土曜日の夕方ということで、しっかりと混んでいた。
平日とはまるで違う。でも、接客はのんびり明るくて好感が持てる。

今日はコーヒーと「ふじさんパンケーキ」を注文した。
「ふじさんパンケーキ」は、シェアして食べることも想定した、大きめのメニューだ。

富士山のように盛り上がった生クリームは、中にバニラアイスが仕込まれている。
パンケーキはホットケーキ3枚分くらいの厚みがある。

このパンケーキは、現代的なパンケーキ・カフェにあるようなふわんふわんなスフレ的な物ではない。
ホットケーキミックスを使って作るパウンドケーキ*1のように、みっしり詰まっている。さらにいうと、ホットケーキミックス的な風味もする。
つまり、このパンケーキ部分が"重い"のだった。

甘いものが好きな人ならば、この程度の生クリームは全く問題にしないだろう。むしろ自分は、もっとたくさん欲しいくらいだった。
実際のボリューム感≒富士山要素は、パンケーキ部分が担っている。

でも今日は、この重量級パンケーキが嬉しいのだった。
諸事情あって昼食をかなり早く食べたので、お腹が空いていた。しかもカロリーメイト的なものを齧って野菜ジュースを飲んだだけだった。そういう日の夕方には、しっかりとしたおやつが必要なのだ。

その分、夕食を軽くしたのは言うまでもないだろう。
暴食…とまではいかないけれど、かなり重めのおやつを食べたのだ。きちんと節制しないと身体が壊れてしまう。そういう年齢になってしまった*2。残念なことである。

 

お題「大好きなおやつ」

 

*1:箱の横に書いてある応用レシピ

*2:ドーナツだって、4つ食べると後が大変。

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