日曜日気分・自前のシガール・少しずれた気持ち

代休にして暇。
父を親戚の家に送迎した以外は、ほとんど自宅で過ごしていた。

スーパーマーケットで食材を買ったり、夏の準備をホームセンターで進めたりはしたけれど、おおむね怠惰な1日ではある。

そして今日はなぜか、日曜日の気分で家を出たのだった。
だから行く先々で店が閉まっていて、どうしてだろうと考えてしまった。自分の住む辺りは月曜定休の店が多い。特に個人で営んでいるカフェなどは土日のみ営業ということも多いから、月曜日には行くところが少ない。

公立図書館(月曜休み)の前を通った時に、「あ、月曜日だった」と気がついたのだった。もちろん朝には「今日は月曜日だが休暇日」と認識していたのだが、車を運転中にすっぽり抜け落ちてしまったのだ。
年金暮らしで曜日の感覚が薄い父と暮らしていることも理由の1つだろう。
それにしても、おかしな間違いをしてしまった。

 

ところで今日は、自分で買った「シガール」を食べた。
年始の来客用に購入してあった「デパ地下のお菓子」が余っていたので、賞味期限前のものに手を付けたのだ。

ヨックモックのシガールは、貰うとうれしい。
だけど、自分で買ったものを食べると、2本で「うん、残りはまた翌日」と、ちょっと冷静になってしまう。「ヨックモックのシガールだ!」というよりも「ラングドシャを丸めるとCIGARETTEなのか。なるほど」と、情動よりも知識が先に出る。
プレゼントでなければ祝祭感が薄れるようだ。

もちろん、とてもおいしいお菓子である。
しかし、ただおいしいだけなのだ。それではなんだか残念ではないか、と思ってしまうのが人の性。ままならないものである。

 

そんなわけで、曜日の間違いにせよシガールにせよ、どこかズレた感じが続く月曜日だった。
寝る前に、あと1回くらいは、このレベルの変なことが起こりそうで怖い。

 

お題「わたしの癒やし」

 

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