静岡のサールナートホールへ映画を観に行った。
イッセー尾形主演の『先生と迷い猫』という作品。猫映画、そしてイッセー尾形、絶対に気に入ると最初からわかっていたし、実際に素晴らしい映画だった。
くすくす笑えるのに、時に不穏、そして「答えの出ない問題」は、劇中でももやもやっとした形で解決しない。奇跡だって発生しない。うっかりすると「かもめ食堂」的なほんわか映画になりそうな予感だが、緊張感と”抜け”が良いバランスで、なんだか変な余韻が残っている。
まるで猫のような、と言ってもいいかもしれない。
不思議な、しかし小難しいところが一切無い、希有な作品だった。
静岡市での上映は今週の金曜日まで、がんばって映画館に行けて良かった。
その後は、大好きなイベント「静岡大道芸ワールドカップ」を観ながら街を周遊した。でも映画の余韻で、上手くのめりこめない。楽しいのは確か、でも「今日はもういいや」という精神状態になってしまって、だから今は一旦帰宅して、一休みしている。
今からまた出かける。知人との食事会。
何を食べるのかは、まだ決めていない。でも楽しみ。