「焼きレモン・タルト」と、映画『スティーブ・ジョブズ』。

静岡市は街をあげての「静岡まつり」で賑やかだった。
でも僕は、このお祭りがあまり好きではない。大名仮装行列は良いが、いわゆる「YOSAKOI」じみた群舞が年々増えているのだ。地元にちなんだ創作ポップチューン・盆踊りみたいなものも、格好悪いし、うるさい。
今日は、普段はどこにこれだけの人がいるのだろう、というくらいに「けばけばした年配の女性」が溢れていた。普通にけばけばしたヤンキーな人達だって、たくさん頑張っていた。
そんなわけで、お祭りの開かれているメインストリートは避けての移動となった。

https://www.instagram.com/p/BDuyByhmMfK/

おやつは、MARIATHANKでコーヒーとともに。

おすすめの新作、「焼きレモン・タルト」を食べてみた。
これはしっかり酸っぱいレモンと、その上のシュガーグレイズ、ほのかな柑橘系の苦みが調和した、好みの味だった。レモンクリームではなくて、焼いてあるところも面白い。

tabelog.com

 

 

映画も観た。
スティーブ・ジョブズ』は、いちおうAppleユーザー(iMaciPod)としての興味もあって、映画館で観ておきたかったのだ。
彼の死後、唐突に「ジョブズにはまった」知り合いが、いきなり傲慢かつエネルギッシュになって閉口したことがあって、なんとなく気になる人物でもある。彼そのものよりも、その神格化される社会と人々にこそ興味があるのだが、とにかくジョブズ氏公認の伝記を下敷きにした作品ということで、観てみることにした。

以下、感想は別サイトに書いたものを転載。なぜならば、改めて書くのが面倒なので。
例によって(この日記と同じく)推敲も何もしていないので、誤字脱字や表現の間違いがあるかもしれない。

もう10作以上は作られているであろう、「スティーブ・ジョブズ」氏を描いた作品。本作は公式の伝記本が(いちおうの)原作。
とりあえずWikipediaの「Apple」や「スティーブ・ジョブズ」の項目くらいは読んでおいたほうが楽しめる、はず。氏の浮沈や、テクニカルタームは特に説明されないので。

あの厚い伝記をそのままに、というのは無理だったのだろう。この映画では、3つの製品のプレゼンテーションを軸に物語が進んでいく。
Apple Macintosh」「NeXT Cube」そして「iMac」。
それぞれの発表直前の忙しい舞台裏と、関わってきた多くの人達との激しいやりとり、さらに、あまり語られなかった家族との会話。
ちなみに主役は、ジョブズ氏にはあまり似ていない。でも見ていると、きちんとジョブズ氏に見えてくるから不思議だ。

正直言って、ジョブズ氏は無茶苦茶である。
よく言われる「傲慢だが偉大な先駆者」には程遠い。
自身が信じる良い製品を作り売ることにだけ興味がある。良い人間であろうとか、皆の幸福とか、そういう事には全く無頓着だ。そんな彼だが、真摯かつ真剣に人に関わる。ただし、それはまるで違う星の真摯さと真剣さのように、すれ違ってしまう。
多くの人が傷つくが、ジョブズ氏自身にはどうしようもない。

当然だが、そういう人間“だから”良い製品を作れたわけではない。むしろ、失敗のほうが多い。
人間関係を代償にするだけで成果が得られるほど、世界は甘くないのだろう。


特に家族に関しては、最後の最後まで、すれ違いは続く。ほんの少しだけの変化はあったにせよ、iMacが売れても大団円には程遠い。
でも、終盤に2つ、今のAppleに繋がるプロダクトを示唆するシーンがある。ニュートンウォークマン、といえばわかるだろうか。おそらくその部分は(事実を元にした)創作かもしれない。ただ、この延々とエゴと感情がぶつかりあう作品のなかで、「良いものづくりで世界を変える」素晴らしさを感じさせてくれるのが、その2つの会話だった。


スティーブ・ジョブズ氏の人間らしさを堪能できた作品。
その人間らしさが一般的ではなかったとしても、でも理解はできる。共感だって、できるかもしれない。

 以上、引用終わり。
ほぼ室内劇、延々と叫んだり怒ったり気の利いた言葉をかけあったりと、それだけでも楽しめる作品だった。演劇っぽさもある。

 

ペーパーバック版 スティーブ・ジョブズ 1

ペーパーバック版 スティーブ・ジョブズ 1

 

 

 

では寝る支度をする。
旅の支度は、進捗2割といったところ。あとは明日以降にがんばる。

ところで瀬戸内ではシャコを食べたい。好物なのだが、あまり静岡県では見かけない食材。獲れるところではザルに山盛りで売られているらしい。季節に関しては、よくわからない。これから調べます。

 

瀬戸内国際芸術祭2016公式ガイドブック

瀬戸内国際芸術祭2016公式ガイドブック

  • 作者: 北川フラム,瀬戸内国際芸術祭実行委員会
  • 出版社/メーカー: 現代企画室
  • 発売日: 2016/03/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 

 

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。