バタークリームケーキとクリスマスオーナメント

バタークリームケーキ

所用にて静岡市の中心街へ行っていた。
昼過ぎに新静岡駅前で待ち時間ができたので、久しぶりの笠井珈琲店へ。
平日の昼間ということもあり、今日は空いていた。

あたたかいコーヒー*1とバタークリームケーキを注文。
コーヒーはいつもどおりにおいしい。
バタークリームケーキはラムレーズンが入っていて、しっかりと甘い。コーヒーのためのケーキといった味わいだった。
とても気に入ったけれど、他のケーキも魅力的なのが困りもの。

ともあれ、行けるタイミングは逃さず訪れたい店ではある。最近は定休日が増えたので、今日の偶然は本当に嬉しかった。

 

 

クリスマスオーナメント

午後に訪問した会社について書いておく。奇妙な会社だった。
その訪問先の建物は、1階が玄関ホールと内線電話の子機のみ、2階から上が事務所となっている。内線で連絡した後にスリッパに履き替えて、階段で上階に行くわけだ。
1階部分が駐車場や倉庫なのだろうが、個人的には好きな形式だ。受付係がいるより緊張しない。

しかしこの訪問先は、別の意味で緊張した。
靴を脱ぐところのマットが、トナカイとモミの木と星の柄だった。着色したヤシの繊維で出来たそれは、シンプルな内装とまるで合っていない。
しかも内線電話の脇にはスノードームが置いてある。サンタクロースが煙突に入る姿をコミカルに再現した、なかなか高そうなものだった。

なぜ今の時期にクリスマスなのか。
別にクリスマス用品を扱っているわけでもないし、2階から上は普通の中小企業の事務所なのに。昨年の秋に訪れた時は、季節感は皆無だった。もちろんクリスマス感も無かった。
階段の下には、いくつかのクリスマスオーナメントが飾られていた。階段を支える鉄骨部分に、丸や星型の飾りが貼り付けられていたのだ。

雑談ができる相手がいないため謎は謎のまま帰ってきてしまった。
総務の方々は愛想の良い常識的な雰囲気だったから、思い切って1階部分のクリスマス状態について問うべきだったのかもしれない。
でも「えっ何かおかしかったですか?」と言われたら、それも怖い*2
会社の方針で12月を延長しているか、オーナーが生誕祭のみを奉じる特別なキリスト教の一派なのかもしれない。

しかし、個性的な中小企業なんて珍しくはないけれど、このタイプの"個性"は初めて。「1階以外は極めて普通」というのが、いささか怖い*3

風邪をひいた時の夢みたいな時間だった。

 

お題「ささやかな幸せ」

*1:ミルク無しを宣言すると大きなカップで提供される。合理的だ。

*2:迂闊な質問をしたら、僕も"クリスマス化"されて、モールのサンタにされてしまう可能性もある。

 

 

*3:会議室で出されたお茶が紅茶、しかもアップルティーというのは珍しい。でも"1階"に比べれば些細な事だ。

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