いつの間にか汚れていた布のかばんを、先ほど洗ってみた。
帆布に付いた煤のような汚れだから、「上履き」を洗う要領で綺麗になる。
このかばんは、ずいぶん昔に無印良品で買った。
無印だから、もちろん安い。
でも、想定した以上に長持ちしている。
おそらくは、ディテールとして着けられたハトメや二重縫いが、構造を強化しているのだろう。それに、安物でも厚い帆布だから強度はある。金具も良いものを使っている*1。
知り合いから軍装品かそのコピーかと聞かれたこともあるが、実はマザーズバッグである。ポケットが多く、落ち着いた色合いで、外見上は帆布で作ったメッセンジャーバッグに見える。要所をジッパーで閉じることができるから、旅行から日常まで使いやすい。
かつてはファストファッションの品でも、きちんと頑丈なものがあったのだ。
昨今は「3年でポリウレタンコーティングが加水分解するかもしれません」と書いてある布地は、本当に3年で壊れてしまう。その分、安くできているのだから文句はないけれど、手入れをしても保たない事は、どうにも寂しいものだ。
こういうのが、老人の繰り言というのだろうか。
とにかく、このオーパーツじみた布のかばんは、今日も洗って”延命”したのだった。それほど考えずに買ったものなのに、まだ"次"を買う機会が来ない。
ところで今日のおやつは、ブラウニー・チーズケーキだった。
Atelier Petit Calinで食べた。
クリスマスの焼菓子詰め合わせセット*2を受け取りに行ったついでに、早めのおやつにしたのだ。
ブラウニーとチーズケーキの組み合わせは、とてもおいしいし、見た目も良い。他で見たことがないが、すてきなアイデアだと思う。
クリスマス風の装飾がされていて、目にも楽しい。
コーヒーも、沖縄のロースターから取り寄せたクリスマスブレンドだった。
そんな日曜日。
先ほどまで、パソコン仕事に集中していた。
なのでおそろしく肩が凝っている。回せば回しただけ、ごりごりと音がする。困ったことである。
