ちょっとした手伝いやアドバイスのお礼に、紅茶の茶葉をもらうことがある。
おそらくカフェや菓子屋などの友人知人が多いからだろう。そういうお店の人達は、手軽に使えるインスタントコーヒーなどは贈ってくれないものなのだ*1。
なかには手軽なティーバッグもあるけれど、なにしろお礼なので、有名なお店の、袋や缶に入った茶葉そのままの品が多い。小さなお礼の品であっても、とにかく凝ったものが多い。
もちろん味はすばらしい。
かつて行った遠方のお店のものは、その時のことを思い出す。
まだ訪れたことがない有名だが小さなお店のオリジナルティーは、飲みながら”本物”を想像する。
しかし、茶葉はティーバッグよりも手間がかかる。
最近は自宅作業中にがぶがぶ飲むことが多いから、手軽にアイスティーを用意できるとありがたい。
というわけで今日は、自宅作業の合間に「チャイの素」を作ってみた。
小鍋に1000mLほどのお湯を沸かし、チャイ用の茶葉*2を適当に入れて10分ほど煮る。茶葉の量は適当だが、多めにしたほうが良いと思う。飲む時に薄めるのは容易なので、濃いめに作るほうが良いのだ。
これをペットボトルか何かに詰めてから冷やすのだが、漏斗と茶こしを使うのは面倒なので、緑茶用の急須を活用してしまう。小鍋から急須(茶こし付き)に移してから、ペットボトルに注ぐのが楽なのだ。今のところ緑茶に匂いが移ったこともない。
粗熱をとった後は、冷蔵保存する。
丁寧に作ったアイスティーと違って、ずいぶんと濁っている。味だって生薬のように苦い。
しかし、牛乳や豆乳、あるいは冷水、そして氷と混ぜると、きちんとお店で飲むアイスチャイの味になるのだった。
以前、大阪の老舗カフェで教わった方法を、今もこうして真似ている。以前は「こんな雑な出来合いで良いのだろうか?」と思ったものだが、普段の休憩に飲むには十分以上のおいしさなのだ。スパイスの味が濃くなるのも自分の好みに合っている。
本来は甘くするのだろうが、僕は甘くないチャイが好きなので、砂糖は使わない。水もほとんど加えず、大量の氷にこの「チャイの素」を加え、溶けた頃に飲むことにしている。
さて、少し前から少しずつ進めていたゲーム「セレッサと迷子の悪魔」は、今から最終局面へ突入する。
最近のゲームなので、いつの間にか後戻りできない最終イベントに踏み込むようなことはなく、こういう確認がある。しかも、それほど不自然ではない演出と込みなので、興ざめもしない。
実のところ、もう今の段階で泣きそうなのであった。
セレッサさんも、迷子の悪魔さんも、これからどうなるのだろう?どきどきしながら「はい」を選び、この物語を終わらせる最後の戦い(たぶん)に挑む。