映画「RRR」を観た。

今日は休日だった。
というわけで久しぶりに映画鑑賞。
話題のインド映画「RRR」を観た。

いやあ、すごかった。
お腹いっぱい。
予告編ならば最初から最後まで最高のシーンが詰まっていて当たり前だが、この映画は本編でそれをやっている。緩急はしっかりあるけれど、つまらない"緩"なんて皆無だ。
楽しそうなことは惜しみなく投入して、3時間という長丁場を全く飽きさせない。
可能ならば、明日にでも2回目の視聴をしたいくらいに楽しかった。


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インドがイギリスの植民地だった時代。虐げられたインド人が各地で蜂起する直前、その指導者2名が無名だった時の知られざる活劇*1…ということだが、もちろんインド近代史に興味が無くても楽しめる。というか、歴史、政治、アクション、音楽、暴力、愛情、なんでもありの歴史ファンタジーは、難しいことを考えずに楽しめる。

荒唐無稽な長編映画という意味では、僕の両親の時代の「ベン・ハー」が近いかもしれない。とはいえ、もっとサービス精神が旺盛で、映像がこってり高コントラストで、豪華で、笑って楽しめる。

可能ならば映画館で観たほうが良い映画だろう。
今日行った「サールナートホール 静岡シネ・ギャラリー」でも、特別に大ホールを使って上映していた。大きな音と画面で楽しむ、アクションとミュージカルシーンは最高だった。

映画が終わって外に出るときに、横を通りかかった女性が「わたし元気になっちゃった」と笑いながら声をかけてきた。平日の昼間だから高齢者ばかりだったのに、彼女も含めてみんな"元気になっちゃった"のだ。「実は僕もです」と笑って返答した。
そういう映画は、とても珍しい。
例えば「マッドマックス怒りのデスロード」は、映画の後に老若男女がギラギラしていた記憶がある。あるいは新海誠監督の作品だと、映画館を出たあとに空をみんな見上げていた。

そんなわけで、今日は今に至るも元気になっちゃっているのだった。
公私にわたり変則的過ぎる日々が続き、いいかげんくさくさしていたから、今日の「RRR」は心身にとても効いたようだ。

 

 

では寝ます。おやすみなさい。インド映画風の夢が見られますように。

 

お題「ゆっくり見たい映画」

*1:史実では、2人は会っていない。

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