父と隣の市に住む伯父の家に行ってきた。
僕は送迎係なので、挨拶をするだけ。
伯父は今でもお年玉を渡そうとする。お年玉は断って、お年賀の品などはいただいた。
父達は伯父の家で、少しだけ酒を飲み軽く食事をする。
我が家に残る、数少ない新年の親戚づきあいだ。
父が叔父の家にいる時間に、自分は家の買い物や書店巡りをした。
ちょうど昼時なので、伯父から貰った「KFCお食事クーポン」を使うことに。
このクーポンは、伯父が「最近うまい鶏の店ができたんだ。チェーン店だけど、馬鹿にできないぜ」と譲ってくれたものだ。
KFCとはケンタッキー・フライド・チキンの略で、何かの折に伯父が貰った食事券とのこと。
というわけで2023年最初のファストフードは、ケンタッキー・フライド・チキンのランチセット的なもの。
フライドチキン、チキンチーズバーガー*1、ポテト、そしてビスケット。飲み物はホットコーヒー。
想像通りの味だった。ケンタッキーのフライドチキンは2年に1回くらいしか食べないけれど、間違いなくおいしいものだ。
それにしても寂れたケンタッキー・フライド・チキンだった。
まるで場末の食堂みたいに人がいないし、空気が油っぽい。働いている人達も元気いっぱいで接客マニュアルなんて無視しそうなおばさん達。なんとなく、作りすぎて余った白菜漬やミカンをサービスしてくれそうな雰囲気がある。
とにかく、そういう感じの"うまい鶏の店"で鶏肉料理一式を食べた後は、少し散歩をしながら生活用品の買い物をした。
ケンタッキー・フライド・チキンの近くにはホームセンターを含む大型ショッピングモールがあって、今日はここが僕の目的地だったのだ。
入浴剤や洗剤といった、手に持てないほどではないけれど重いものを運ぶのは、なかなか大変だった。運動不足解消にと少し離れた駐車場(従業員も使う第4駐車場)に車を置いたのは失敗だったかもしれない。
でもショッピングモールの周縁の風景は嫌いではない。モールが作られたときにはきちんと整備したであろう歩道や連絡通路は寂れ、とても退屈な場所になっている。誰もそんな歩道は使わず、歩行者は車道の横や駐車場を横切っていく。退屈な光景ではあるが、一人でとぼとぼと歩くのは趣があるものだ。
午後に父を回収し、帰宅。
毎日きちんとヘビーなハレの料理(お雑煮とおせち料理)を食べているから、今夜は身体に優しすぎる料理にした。
白菜と大根と豆腐とネギで、薄味の鍋物を作るつもり。
老人と中年の二人暮らしだから、こういう工夫をしないと口内炎やら何やらの不調が生じるのだった。
とにかくそんな2023年の3日目。
今日も富士山は綺麗だった*2。