多肉植物の退避



とびきり寒い日だった。
自分の住んでいる静岡県中部の平野部で、こんなに寒いのは珍しい。
晴れた昼間に10℃を超えないのは、この冬はじめて。

朝には近所の休耕田が凍っていた。これも今年の冬は初だった。

 

 

こうなると、庭の鉢植えが心配になる。
ハーブやほとんどの多肉植物は、静岡の冬を乗り越えた強者ばかり。霜の降りない場所に放置しておけば、春には復活する。

 

 

ただ一種類、アロマティカスが冷気に弱い。凍りやすいし、すぐに枯れてしまう。
昨年は9割方枯れた。そして、残った枝と芽を、最新の注意を払って育てて、夏の間に4鉢にまで増やした。数ミリの芽から増やす作業は、ほとんどバイオテクノロジーの領域だった。

そうやって増えた株を、再び枯らすわけにはいかない。今回も1割が生き残るとは限らないのだ。

でも家にも鉢植えを置く場所は限られている。植物を置きやすい場所には、既に観葉植物があるのだ。

それでも「外よりはマシ」かつ「人間の邪魔にならない場所」に、3つの鉢を退避させた。残り1鉢は、いささか大きくて庭に置いておくしかない。

それ以外にも、ぽろりと落ちて小さく育っている多肉植物達も、1つの寄植えにして室内へ移した。これは外の多肉植物が全滅したときのための保険。環境を分散することは、種の保全に有効に働く。

 

 

それにしてもアロマティカスは香りが強い。
少し擦れるだけで、ミント系の清涼感と甘みのある香りが広がる。枯れ葉も香る。
室内では少し落ち着かない香りではある。すぐに慣れるとは思うけれど。

 

お題「わたしの癒やし」

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