自転車を新調したら、やっておくこと

ようやく自転車に手を入れる時間がとれた。
いや、四国で入手した翌日には直島や高松市街を走ってきたし、時間があれば乗っている。ただ、基本的なお手入れというか、まだ綺麗なうちにやるべきことを全くできていなかった。今日は夕方からちまちまと自転車を弄ることができた。

 

防犯登録

これは静岡に着いた翌日に済ませてあった。
ずいぶん昔になるが「他所の店で買った」と言ったら嫌な対応をされた記憶があるので、地元の”本格的なロードバイク趣味者の店”には行かない。
交通の便がよく、BESVとの取引もあるチェーン店にお願いしてきた。持ち込みのお客さんも多いのだろう、さっぱりした良い接客だった。

 

 

自転車保険

自分は、以前から入っていた保険を継続した。
保険によっては、電動アシスト自転車用のオプションなどもあるようだ。

 

 

増し締め

ボルトなどをあらためて締めなおす。といっても、レンチやスパナを当てて力を入れるだけ。同時に構造や部品の構成もチェックするのが目的。

店にもよるが、意外と締め忘れ、ズレなどがあるものだ。

サドル交換

BESV PSF-1に乗って最初に感じた、そして看過できない不具合がサドルの硬さ。
四国の離島を走っているとき、とにかくお尻が痛かった。
帰宅してからすぐに、クッション入りのサドルへ交換した。適当に買った安物だが、乗り心地は良い。変なロゴや型番が目にうるさいから、下のタッチアップで潰した。

 

 

保安部品取り付け

BESV PSF-1にはライトが付いていない。これは以前から使っていたものを装着する。
ベルも交換した。
折りたたみ自転車かつ電動アシスト自転車ということで、ハンドル周りがごちゃごちゃしている。なのでアクセサリーバーを増設してみた。これは持ち運び時に手を添える場所としても活用する。

ハンドルのグリップも交換した。これは四国のお店で貰ったもの。エルゴノミクスデザインとのことだが、少なくとも手袋をしている時には掴みやすい。

 

 

タッチアップ

諸事情あって、僕のBESV PSF-1には、入手時から少しだけ擦り傷があった。
さらに、四国旅行中の試運転時にも傷をつけてしまった。
これらを、黒色塗料で誤魔化す。

ところで、自転車というのは、沢山のネジ、ボルトが使われている。
構造上、片側にボルトの頭、反対側に端部が見えることが多い。
僕のBESV PSF-1は黒い部分が多く、ボルトの銀色がとても目立つ。面積としては小さいけれど、その直径数ミリメートルの銀色が、目にうるさい。
ゴールド*1がベースカラーで、黒色がメインカラーの自転車において、小さな銀色はアクセントカラーとしてもデザインとしても中途半端だ。少なくとも、デザイナーが意図したものではない。
なので、ネジやボルトの頭や端部も、つや消し黒の塗料で塗りつぶす。
半ツヤやツヤ有りの黒いパーツにあるボルト類も、つや消し黒を使う。そのほうが目立たない。影色で潰すイメージ。

とにかく、ちまちまと数ミリ以下の銀色部分を塗りつぶしていくと、遠目に見たときに”まとまり”がとても良くなる。
これは、自転車を扱うセレクトショップの人に聞いた方法。実際、銀色以外の自転車には抜群に"効く"。機能一辺倒が持ち味のロードバイクでもない限り、ぱっと見た時の印象が変わる。

特にBESV PSF-1は(値段のわりに)細部が安っぽいというか、こだわりが足りない。そのわりに全体としてはデザインコンシャス。だからこそ、小さな作業がとても効果的だ。

とはいえ、やり過ぎは禁物。あまり黒々させると違和感が大きくなる。ブラックエディションにするわけではないので。

 

 

今回は車用のタッチアップペイントを使用した。
車種を問わず使える「つや消しブラック」が便利。どのホームセンターでも買えるし*2、使いやすいし、なにより塗膜が強い。ぼてっと多めに塗ってしまっても大丈夫。
さらに、サドルなどビニールレザーにも色が乗る。擦れば一週間で薄くなるけれど、サドルのロゴ部分だけは黒いまま。遠目に見れば、余計なロゴや文字が無いサドルに見える。

 

 

撥水コート

昔は、車や自転車用のものを使っていた。
最近は住宅用に手軽なものが出回っているので、今回はそれを使用。ホームセンターが大掃除フェア中で、安くなっていた。

こだわらなければ、シリコンスプレー*3を薄く塗布してもいいはずだ。布にしゅっと吹いて、その布で全体を拭けばいい。

 

 

家庭用の撥水剤は、シリコンスプレーに比べて滑りすぎなくて良い。きちんと防汚効果もあるので安心だ。作業が手軽なのがいい。自転車だけでは余るけれど、トイレや風呂にも使える。

 

今後の課題

乗っていて不満は無いが、折りたたみ作業や搬送時に傷がつきやすい印象。
そもそも、擦りやすい場所に使ってくださいと数種類の保護フィルム・テープが付属している自転車なのだ。そして、傷だらけが似合わない自転車でもある。

というわけで、傷防止をさりげなく行うのが今後の課題となる。
黒くて薄い革を使って、フレームの一部にカバーを作ろうと思う。今夜から型紙の設計に入る。

もうひとつ、荷物の積載性を増やしたい。
大きなバッグではなく、日常的に使える簡便なパニアバッグ的なものを付けたいところ。

 

 

このバッグ(BIKE ZAC)が良さそうだが、キャリアに合わない。もし装着できても、地面に擦りそう。なので、これを参考に自作する予定。正月休みにできるだろうか。

 

そんな木曜日。
BESV PSF-1、良い自転車なのだが、手の入れどころが無いのが少しつまらない。設計上も、そしてデザインの観点からも、そのまま乗るようにできている。なんとボトルホルダーさえ無い。
でも、長く乗って楽しめそうな気がしている。そろそろ遠出をしたいけれど、明日からは寒波が来るという。困ったことである。

 

お題「これ買いました」

*1:自分には銅色に見える。

*2:自動車用品コーナーにある。

*3:プラスチックにも使えるもの

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