津波タワーの下

昨日に引き続き清水区へ。
といっても今日は家の用事が続き、休日らしい散策もほとんどできない。
それでも車から折りたたみ自転車を引っ張り出して、少しだけ近所を探検することができた。

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清水区の海沿い、大昔に貯木場があった辺りは富士山がよく見える。
倉庫や工場が立ち並ぶ私有地ばかりで、どうしても隙間から見ることになるけれども、なかなかに良い景色だ。

しかしもっとよく見える場所はないかと見渡すと、ぽつぽつと数キロメートル間隔で津波タワーが見える。ちょっと気になったので、見える範囲を巡ってみた。

 

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津波タワーは、周囲の建物よりも高い、鉄骨でできた骨組みだけの建造物。地震の時は、とにかくここを目指して、大波をやり過ごすことになる。

この津波タワーは土地や場所によってずいぶんと平時の扱いが違う。
いつでも登れるようになっているところが多い。なにしろ高さがあるから、見晴らしは抜群である。大抵、屋上にあたる部分には照明と監視カメラとベンチがある。
大きな場所になると、観光地にあるような双眼鏡が据え付けてあったりもする。普段は展望台として慣れ親しんでもらう狙いらしい。

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今日訪れたところの大半は、平時には侵入禁止となっていた。
仕組みは簡単。割れやすい素材で扉が作ってあって、非常時には叩き壊すスタイル。一部は既に壊れていた。
以前は「非常時には町内会長と消防団長が鍵で解錠する」というタワーもあったけれど、最近はさすがに無くなったようだ。
それでも、平和な時に登れないのはつまらない。

目的外の使用を嫌っているのだと推測する。
「地域の偉い人が鍵で管理」が問題となった時にも「不良が集まる」「子供の落下事故があったら責任がとれない」といった意見があった。
しかし今の清水区の海沿いならば、集まる不良なんて皆無なのだ。そもそも、全く何もない公園の一角に不良少年は集まらない。階段を登っても吹きさらしの屋上があるだけの場所で、不良行為を咎める大人もいないのだ。

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個人的には、いつでも誰でも登れるようにして、慣れ親しんだほうが良いと思う。
子供の安全確保や、近隣の家屋のプライバシー問題はあるにせよ、遠ざけておくのは下策に思える。
別に展望台として使えなかったから言っているわけではなくて、防災の場所は平時から親しんでおいたほうが何かと良いのではないか。そう僕は考えている。

 

東海道新幹線 各駅停車の旅

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これは少し前に閉店した「スーパーマーケット田子重」の風景。
古くからある店だったから、今日も感慨深く眺めている人たちがいた。自分も買い物をした記憶はほとんど無いけれど、なんとなく写真を撮ってしまった。

 

 

それでは寝ます。おやすみなさい。
休日なのに疲れてしまった。午後、帰宅後に熟睡してしまった。
明日からは仕事をがんばる。

 

百年と一日

百年と一日

 

 

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