表題の施設に行ってきた。
焼津港の一角にある、小さなPR施設。県の水産研究所のお仕事を紹介しつつ、地域住民に海と水産について学んでもらおう、といった目的の場所だと思う。
だいたい、こういう施設は似通ったものになる。
飾りを兼ねたタペストリーがあって、船の模型があって、パネルで地域の産業や研究施設の沿革や環境問題について解説している。真っ白いジオラマにプロジェクションする展示は新しい施設ならではかもしれない。
海と水産、ということで水槽もいくつかある。
飼育技術が良いのか、魚たちはとても元気だった。
タカアシガニはよく動くし、大きな水槽の魚たちの状態も良い。
サメ類の水槽では、ネコザメやコバンザメがぐいぐいと近寄ってくる(手を出すと噛まれるそうだ。)。ぼうっとしている魚がいない。
興味がない人なら5分、みっちり説明を読んでも20分で見学が終わる規模。でも、とても充実した内容だった。無料でこれなら大満足。
向かいには、最近めっきり影が薄くなった「海洋深層水」の博物館もある。
無料で汲める深層水だが、今日は誰も来ていない。
暇そうな所員が、カラスとトンビとハトに餌をあげている以外は、とても静かだった。
せっかく港に来たので、少し散歩もしてみた。
感想は「四国と、瀬戸内海と、ぜんぜん違う」である。
まず波が違う。匂いも違う。岸壁の高さが違う。
さらに海から見える陸の風景も違う。
堤防から、テトラポッドを作っているところを眺めていたところ、軽い熱射病のような体調不良となった。影がぼんやりできるくらいの曇天だったけれど、湿度も温度も高かった。
身体に熱が溜まっているような感覚がある。こりゃあやばい、と車に戻り、水をがぶ飲みする。そして急いで帰宅して、少し寝た。
今は元気。油断大敵である。それにしても変な天気だ。洗濯物がしっかり乾いた気がしない。あくまで気持ちの問題だが、からっとしないのである。