特に理由もないけれど、お風呂で鯛焼きを食べてみた。
ちょうど「神谷製餡所」で買った鯛焼き*1があって、お風呂の準備ができて、今日は少し長めに入ろうと考えた。それだけだ。
食べること自体は、特に難しくない。
入浴中に小説を読める人なら、何の問題もなく完遂できるはずだ。
鯛焼きもおいしかった。
風呂で食べたからといって、素敵なSomethingが発生したわけではないけれど、普通に鯛焼きを楽しむことができたと思う。
ただし、以下の2点は失敗だった。
まず入浴剤の香り。
今日は、いわゆる「バブ」のような発泡するタブレット状の入浴剤を使った。
これが「ゆずの香り」だった。
鯛焼きという、和風のカジュアルな和菓子と、ゆずの香りが合わさるとどうなるか。
騒がしい観光地みたいな感じがするのだ。安っぽい日本情緒というか。
仕方がなく通り抜ける京都の繁華街を想起する。これはもったいない。
それから、入浴後の体調。
いまとても気持ちが悪い。
慣れない挑戦をしたからだろうか。胃やその周辺が反乱を起こしている*2。
吐くなり薬を飲むなりすれば治るのかもしれない。しかし、そこまでするほどの深刻さは無い。我慢して寝ていれば、いずれおさまる。
40℃以上の環境で、夕食後に大きな鯛焼きを1匹食べたのだから、仕方のない事だと諦めている。
しかしこの種の小さな無謀さ、小さくて誰のためにもならなくて阿呆な行動で、ここまで身体に影響が出たことは正直残念だ。ショックを受けている。
昔はこんなことはなかった。加齢とは嫌なものだ。
また一歩、つまらない老人に近づいてしまった。鯛焼きは冷凍して、明日以降に食べれば良かったのだ。