土地が変われば魚も変わる。
四国では磯の魚が最も手軽だった。
この土地では、マグロとカツオなら、良いものが安く手に入る。もちろんマグロの高級な部位や種類は、他の魚よりも高い。でも、イワシやサバといった大衆魚の次に選択肢になるくらいには、ありふれている。
家族が好きなので、週に何度も食卓に登る。
今日の昼食はひとりごはん。
家族はどこかに出かけてしまった。
冷蔵庫に残っていたマグロとカツオの刺身(昨晩の残り、醤油に漬けてある)を食べてしまわなければならない。
面倒なので、両方を使った丼にした。名付けてまぐかつ丼。
庭にあった青じそ、冷蔵庫のミョウガ、わざび漬けを使う。
ごはんは少なめ。
こういう雑な食事は、実家暮らしでは珍しい。もっと簡単な、トーストとサラダのような朝食はあるが、素材は良くて、手間はかけずに、しかも買い物にも行かずに済ませるタイプのひとりごはんは稀なのだ。
思えば、四国で独り暮らしをしていた時も、手の抜きかたは少し違っていた。
ただし、それを書き始めると長くなる。
今日はちょっと寝不足気味なので(明け方に目覚めて、寝つけなかった)早く寝るつもりだ。
というわけで、おやすみなさい。
ちなみに写真は撮っていない。味は良かったが、見た目は雑でした。