僕はパフェが好きだ。
コーヒーゼリーも大好きだ。
そして今日は、コーヒーゼリーパフェに出会った。
最高だった。
素敵な焙煎所のおいしいコーヒーと共に味わうコーヒーゼリーパフェは、それだけで今日を良い休日に仕立ててくれた。
そのことについて書いていく。
今日は休日。連休中に働いた代休となる。
天気が良いので、自転車で静岡市清水区の三保半島近辺を走ってきた。
三保半島は折り畳み自転車と相性がいい。
細い道が多く、自転車道も凸凹が多い。海岸の砂や松葉で進みづらい道もある。
そういう場所は小さなタイヤで小回りよく走るのが良い。
BESV PSF-1は太めのタイヤとささやかなサスペンション、そしてモーターによるアシストで、のんびりと、そしてぐいぐいとどんな道でも走っていける。ロードバイク的な価値観とは真逆だが、これもまた自転車の愉しみではある。
今日はそんなBESVで、のんびりぐいぐいと細い道を走っていたのだった。
目的地を定めない自転車散策の途中で見つけたのが、珈琲焙煎所(兼 喫茶店)の増田珈琲。
古民家、というか昭和の民家を綺麗にリノベーションした、こぢんまりとしたお店だ。
以前、コーヒー好きの友人から「いつか増田珈琲に行ってみて」と言われたのを思い出し、休憩がてら立ち寄ってみた。
店内にはたくさんの豆が瓶に入って並び、具体的かつわかりやすい説明が添えてある。本来は豆を買う店なのだろうが、カフェ的なメニューも揃っていて、いくつかテーブルが用意されている。
僕が行った時には店主ひとり、そして僕ひとり。実に静かで、そして居心地の良い空間だった。珈琲焙煎所というとマニアックな場所が多いのだが、専門的でありながら親切な空気感があって、なんとも落ち着く。
注文したのは季節限定のブレンド「春ブレンド」と、最初に書いたコーヒーゼリーパフェ。
春ブレンドは、メニューの説明のとおり「さわやかな飲みくち」だった。この1杯だけでも、この店に立ち寄れた価値がある。おいしいコーヒーに巡り会えて嬉しくなるのは久しぶりだ。特に酸味の具合がちょうどよくて、説明にある「酸味3.5 苦味3.0」が想像通りで嬉しくなってしまった。
コーヒーゼリーパフェは、もちろんコーヒーゼリー部分が最高。
生クリームとバニラアイス、そしてコーヒーゼリーというシンプルなパフェは、それでも最後まで飽きない。
ただしボリュームと「大きなバニラアイスの塊」を個人的にそれほど求めないことから、次は普通のコーヒーゼリーを注文するかもしれない。
とはいえ、パフェに仕立ててあることは、どうしたって特別なのだ。
だから、今日はこのコーヒーゼリーパフェを注文した自分を褒めてあげたい*1。こんなに良いものを食べることができたのは、前世で溢れんばかりの得を積んだおかげだと思う。ありがとう自分。
もし、静岡市とその周辺に住む友人知人が焙煎所を探しているのなら、まずこの「増田珈琲」を推薦したい。他にお気に入りの店がある人であっても、「それでも、行ってみてよ」と勧める。
それくらいに良い店だった。
初心者向けの淹れ方教室なども開催しているようだ。店主の書くミニコミ誌的なチラシもある。よくわからないけれどコーヒーに興味がある、ってくらいの人にもおすすめしたい。
いささかわかりづらい場所にあるが、1回行けば覚えることができるはず。繰り返しになるが、すてきなお店だった。次は豆を買いに行くつもりだ。
*1:明日の朝に、もう一度自分を褒めるつもりだ。