君は太平洋を見たか。僕は日本海を見たい。

f:id:t_kato:20201111222939j:plain

仕事のため県境を越えた。
山梨県の西側、ほんの少し長野県まで車で行ってきた。
仕事の後には、色々と寄り道もした。

 

山梨県といえばトウキョウジン(COVID-19濃度が高い)がうじゃうじゃいるかと警戒したけれど、今回は僻地と過疎地しか行かなかったこともあり、ほとんどすれ違うこともなかった。
食事も「地元の食堂」で食べたし、トイレ休憩などで立ち寄った場所でのナンバープレート・チェックでも地元ナンバーばかり。これが富士五湖山梨県の中央以東なら、また違ってきたのかもしれない。

 

越境 (ハヤカワepi文庫)

越境 (ハヤカワepi文庫)

 

 

高速道路から離れた目的地、そしてドライブには気持ちの良い山間の道路ばかり進むので、のんびりと"下道”を使って移動した。

確かに紅葉は素晴らしかった。富士山も、雲ひとつなく、くっきりと見えた。
でも、いまグーグル・マップのタイムラインを確認したところ、往復で7時間30分は車移動をしている。その多くがハイペースのバイパスや山道。

なるほど疲れるわけだ。
帰宅してお風呂に入ったら、身体がふわふわしてきた。
長時間、目を使った作業をした時と同じ頭痛もしている*1

なぜか最近、渋滞でもなければ長距離運転が楽しくなっている。
今日のように景色が良ければ、あえて下道を選ぶことさえある。
たぶん時間が余っていて、独り身で、暇だからだろう。

でも身体が、体力が、それを許さない。ああ気持ちが良いなあと車を乗り回していると、あとで疲れがどっと出るのだ。
ままならないものだ。

数年前に出張や旅行で使った「中部縦貫自動車道」は、まだ全線がつながっていない。しかし、この道のおかげで、静岡と山梨の行き来はかなり早くなった。よく通したなあ、と驚くようなルートを高架とトンネルで繋げていて面白い。

f:id:t_kato:20201111223033j:plain

昼前には仕事は片付き、午後からは自由時間ということで、主にアートと建築関係の施設を巡った。
それらについては明日に書く。今日はもう眠い。

 

空色勾玉 「勾玉」シリーズ (徳間文庫)

空色勾玉 「勾玉」シリーズ (徳間文庫)

 
あまねく神竜住まう国 (徳間文庫)

あまねく神竜住まう国 (徳間文庫)

 

 

 

f:id:t_kato:20201111223331j:plain

お昼ごはんは「山梨県ぽいもの」として、「もつ煮定食」を食べた。
小さな駅の前にある、昔っぽい定食屋さん。
カツ丼(キャベツにトンカツとソースのタイプ)が有名な土地ではあるが、今日はあえて「もつ煮」を選ぶ。ちなみに「ほうとう」は観光客向けの店をスルーしていたら、店が無いエリアになってしまった。

 

f:id:t_kato:20201111223344j:plain

もつ煮も、小鉢のきんぴらごぼうも、とても甘辛い。
実家は薄味傾向、前に住んでいた四国は出汁と塩の土地だったから、この砂糖と醤油(または味噌)の味付けは新鮮。
ごはんが多いなあ、と思って箸をつけたのに、ちょうどよい配分で食べ終えることができたから、甘くてしょっぱい日本食は強い。たぶん自家製の漬物も、ずいぶん量が多かった。お客さんの大半を占める地元のお年寄りも、この味の濃いおかずを大量のごはんでわしわしと食べていた*2

f:id:t_kato:20201111223930j:plain

正午過ぎはともかく、15時には冷蔵庫みたいな寒さになった山梨県
温暖な黒潮に育まれた静岡県民にとって、いささか厳しい気候である。
風邪をひくと嫌だから、今日は暖かくして寝る。少しだけサイクリングをした時に、身体がすっかり冷えてしまった。

 

安藤忠雄 仕事をつくる―私の履歴書

安藤忠雄 仕事をつくる―私の履歴書

  • 作者:安藤 忠雄
  • 発売日: 2012/03/10
  • メディア: 単行本
 

お題「気分転換」

 

お題「ささやかな幸せ」

 

*1:この頭痛に関しては、市販の解熱鎮痛剤がよく効く。みるみるうちに痛みが消えるのは、快感ですらある。

*2:あるいは大きな丼の、チャーシューメンや肉玉うどんを食べていた。

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。