丑年なので五郎十

昨晩と今朝に、たいへんハードな出来事が続いた。
これではスタミナが心配!と昼にはしっかりと肉を食べることにした。
普段は「スタミナ弁当」などの、肉とニンニクの類で滋養を匂わせる商品名には「けっ」と思う人間ではあるが、トンカツが食べたいとなると話は別である。
つまり、簡単に言うと、お腹が空いたのでトンカツが食べたくなったのだ。

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とはいえ、なかなか良さそうな店が見つからない。
どうせ車移動だからと、少し行動範囲から外れた清水区の「五郎十」に足を伸ばしてみた。
五郎十なら、昨年にメンチカツ定食を食べていて、次はトンカツだと決めていたのでちょうど良い。カウンター席も広く間が開いている。
というわけで、ちょっと遅めの時刻に訪問し、「ロースカツ定食」を注文した。

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なにしろ肉が厚いのが特徴の店。
3cmくらいのロース肉をじっくり揚げるから、とても時間がかかる。
でも、待つだけの価値がある、素晴らしいトンカツがやってくる。
高い店ではないのに、やわらかで肉の旨みが存分に味わえるのだ。脂身はとろりとして、割合としては少ないけれどとてもおいしい。

普段の生活なら2切れで一食分くらいの肉量。それをビーチサンダル(メンズのLサイズ)くらい食べるのだから、当然ながらお腹いっぱいになってしまう。
ご飯は少なめにしてもらっても、まだまだお腹いっぱい。

肉質だけでなく量もグレードアップするという「特上ロースカツ定食」は、もう僕の胃には入りきらない。
今日も普通のロースカツ定食なのに、後半に、テイクアウェイ用に包んでもらおうかと思ったくらいだ(見ていると、持ち帰りを選ぶお客さんも多い。最初から半分くらいを持ち帰るつもりで、分けて食べている様子。そうしないとキャベツの水分やソースが付いてしまう。)。
庶民派のお店だから、徹底的に食べやすい、軽い味わいというわけではない。なのにお年寄りのお客さんが多いのは不思議かもしれない。

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そういえば、店員さんも店主さんも高齢者ばかり*1
揚げ物担当の店主さん以外は、正直いってミスが目立つ。調理場での会話の半分以上は、お互いのミスを修正している内容。各人が、平均的飲食店スタッフ換算で0.7人前から0.5人前の仕事をしているように見える。
それでも全く気にならない。注文を何度か確認されても、悪い気分にならない。受け答えは丁寧で、いつもお客さんのことを考えているのがわかるから。

そんな大満足のお昼ごはんのせいで、午後はそれなりに機嫌よく過ごせた。
問題は全く解決していなくとも、目を逸らすことはできる。後ろ向きに生きるにもエネルギーは要るのだ。

 

料理の意味とその手立て

料理の意味とその手立て

 

 

お題「ささやかな幸せ」

 

 

*1:心障者の方も働いている。