早朝から、静岡市葵区の瀬名地区へ行っていた。
例によってお弁当を用意する時間が無かったので、今日も昼食は外食となった。
私立大学や住宅地もあるエリアだが、飲食店は少ない。北街道など幹線道路まで行けばチェーン店も個人の店も多いのだけれど、自分が歩いて行ける距離ではない。
というわけで、大学のすぐ近くにあった喫茶店「そよ風」へ行ってみた。
少し古くて落ち着いた雰囲気の店*1。こういう喫茶店なら食事メニューもあると考えたのだ。
実際に、飲み物よりも食事のほうが充実している喫茶店だった。
スパゲティーやピラフ、とんかつ定食や焼きそばまである。近所の勤め人らしき人達や大学生も訪れていたので、ランチの需要が多いのだと思う。
ナポリタンやミートソースといった昭和・平成初期に当たり前だったスパゲティーがメニューには並んでいるから、今となってはレトロ喫茶の趣もある。
自分はなんとなく、カツカレーを選んでみた。
どうやらトンカツは注文を聞いてから揚げているらしく、ならばカツが良いんじゃないかと思ったのだ。
そのカツカレーが、とても大きかった。
びっくりした。
お皿の隅に添えられたサラダが、普通のランチに付いてくるミニサラダくらいの量だ。うさぎ形に切ったリンゴや、斜め切りのキュウリから全体の寸法が想像できると思う。
もちろんトンカツはフルサイズ、ご飯だって一般的な店ならば、大盛りの量だ。
他のお客さんが普通に注文していたから、全く警戒していなかった。
店内にも量をアピールするような表示は皆無。
でも、隣の席の若い女性たち(たぶん大学生)は特に驚かずに同じカツカレーを食べていたし、年配のお客さんもいた。
残してしまったらどうしよう、と心配はした。
でもカレー部分がおいしくて、結局きちんと食べ終えてしまった。
スパイスや具材に凝ったところはない、喫茶店のカレーではあったのだが、なんだかとても食べやすい。もちろんカツだっておいしい。
不思議なカツカレーだった。
もちろん、こんな量のカレーを食べたら、お腹いっぱいになってしまう。
食後は車内で読書でもしようと思っていたのだが、残りの時間は全て散歩(早足)を行い、少しでも"腹ごなし"をするよう努めた。
それでも午後はお腹が苦しかった。
夕食だって、大根サラダと人参サラダ、それに白菜と豆腐とカニカマのあんかけを少し食べただけ。そういう夕食の時は後で急に空腹になるものだが、今のところその兆候もない。
ごく普通の喫茶店。価格も雰囲気も、昔からある落ち着いた店。
なのにカツカレーは、とんでもなく多い。
そんな店だから、他のメニューが気になってしまう。特に苺パフェが気になっている。
普段まず立ち寄らない地域なので、苺パフェだけのために再訪するべきか、悩むところだ。
*1:言い換えると、全くおしゃれではない店だ。大学1年生がいきなり入るには勇気がいるだろう。