休日出勤。
今年は土曜日の出勤が増えそうだ。
その分、平日に休暇が振り換えられるのだけれど、人手不足で思ったように休みが取れない。
新人を入れて、一人前になるまでは忙しい日々が続く。
休日の仕事は、なんとなくのんびりしていて悪くない。
他の部署からの電話も少ないし、上司もいない。
「基本的な仕事を終えたら、さっさと帰ろう」という雰囲気が好ましい。
今日は一緒に残業をした同僚2名をアパートに呼んで、夕食にカレーを食べた。
1人は「母ちゃんもバアちゃんも旅行で留守」、
もう1人は「旦那が留守」なので、
帰宅して夕食を作るのが面倒になった(または作る気が無い)そうだ。
休憩中にカレーの話になって「カトウ家のカレーを食べてみたい」と言い出したのだ。
30代独身男性が、後輩達にカレーを振舞う。しかも、打ち明け話を聞きながら。
ずいぶんと類型的な気がする。ドラマで見たような風景。
何だか歳をとった気分だ。
6本パックのビールでもあれば、さらに良かったかもしれない。
とはいえ、仕事の後でもあり、道楽でカレーを作る気も無いので、至って簡単なものしか用意しない。
玉葱(冷凍)と人参(せん切りで塩もみしたものが冷蔵庫にあった)、缶詰のトマト、鶏胸肉を使った。
鶏肉はカレー粉をまぶしてフライパンで焼く。
玉葱とニンニクは炒める(時間が無いので薄切りを焼く感覚)。
人参と唐辛子も加えたら、トマトと鶏肉も加えて煮る。
カレールウを指定の半分だけ加え、カレー粉と塩とスパイス(適当)で味を整える。
パプリカ・パウダーで赤く色づけしたら出来上がり。
ほとんど煮込まなかったにもかかわらず、副菜も込みで40分ちかくかかってしまった。
ごはん(フェンネル・シード入り麦飯)は3合炊いたのだが、
おかわりが多くて足りなくなってしまった。
冷凍庫の備蓄まで使って、ようやく彼らの胃袋を満足させた。
「カレーだと2杯は食べる」そうだ。
今日は辛めに作ったので、3杯食べたとのこと。
しかもすごい速さでスプーンを使っていた。
よく噛まないのは体に悪いと思う。
カレーも喜んでくれたが、付け合せの“オクラのおひたし”も好評だった。
オクラを茹でて、酢醤油に浸しただけ。
冷蔵庫に残っていた“さつまいもの蜂蜜煮”等も出したら、全部無くなってしまった。
缶詰の桃とか、アーモンドと小魚のおつまみも、あっという間に消えていく。
冷蔵庫が一気に片付いた。
彼らは「疲れるとお腹が空く」そうだ。
素晴らしく健康的だと思う。