最後のカレー

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数年おきに年賀状が届き、その時だけ正月休みにメールが届く友人がいる。
学生時代に知り合った、まさに腐れ縁といっていい。
お互い趣味も境遇も違うのに、なぜか縁が続いている。ただし、滅多な事では会うこともない。そもそも住んでいる場所が遠すぎるのだ。

 

アメリカの友人 (河出文庫)

アメリカの友人 (河出文庫)

 

 

その友人から、先日メールが届いた。
「ブログを見つけた。引っ越しをする、とのこと。そろそろ最後のカレーを作っている頃ではないかな。ふふ」という短い文章とLINEのIDが書かれている。

 

ひとりぶんのスパイスカレー

ひとりぶんのスパイスカレー

 

 

びっくりした。
その時、ちょうど冷蔵庫や乾物庫の残り物で、「最後のカレー」を作っていたのだ。
トマトやキュウリ、ハムといった「切ってそのまま食べるもの」以外では、これが最後の食材となる。明日は調味料の処分を進める予定。
食材の片付けも兼ねたカレーは、だいたい以下の内容となった。

  1. タマネギと生姜を刻み、多めの油で、しっかりと炒める。
  2. おろしニンニク(チューブ)を加え、さらに炒める。
  3. カレー粉とクミンシード、ドライバジルを加えて炒める。
  4. 冷凍してあった砂肝を加え、溶けるまで炒める。
  5. 人参を小さめに刻み、加えて炒める。
  6. ケチャップ(小袋)を加える。
  7. ホエイプロテイン(プレーン味)を投入する。
  8. そのへんにあったスパイスを適当に投入する。
  9. 水を加えてみる。
  10. 水で戻した「押し青えんどう」を加え、沸騰させる。
  11. 塩胡椒と唐辛子で味を整える。

手順で登場した品のほとんどを、これで使い切ることになった。
昨晩にシャトルシェフに入れて、朝から食べた。

今回使ったプロテインは、ほぼ脱脂・脱糖粉乳といって良い。スポーツジムのお試し会員になっていた時に、大袋を貰ったのだった。わざわざ引っ越しの荷物に加えるか、と考えると微妙な品である。だからお腹に収めてしまうのが一番だ。
味としては、ちょっとカレーがまろやかになるかもしれない、といった程度。プロテインといっても、煮込んで旨味が増えるわけでもなさそう。

 

 

最終日は冷蔵庫が使えない(引っ越しの前日から電源を切っておく必要がある)のだが、それまでの何回かの食をこのカレーで賄うことになるだろう。

食材の管理については、かなり上手く行っていると思う。先週、同じアパートで転出者がいたが、ゴミ捨て場にかなりの廃棄物を残していった。お菓子や野菜がそのまま積まれていて、収集業者が困っていたくらいだ。
ああいうのは良くないよなあ、と思いながら毎日少しずつ品々を片付けている。

今日は電気工具や書籍の大半を売ってきた。思いがけず現金が増えた。
実は4月の中頃からATMに行っていない。現金が減らない生活をしている。

 

 

お題「こだわりレシピ」