津 大門

京都に車で行くつもりで早起きしたのに、家事やメールに時間がかかって、何時の間にか昼前になっていた。
午後から夜にかけて遊んでも良かったけれど、何となく行く気が削がれたので近場を探検することにした。

平日に行くには少し遠い街、県庁所在地の津に行ってみた。
近場とはいえ、車で行くと少し退屈。
中途半端に混雑する国道を南下すること数十分。前から気になっていた大門地区に到着した。

 

 

津市は駐車場が安い。
駅から少し離れれば、1時間100円のところも多い。
散歩する身には有難い。

鳩と烏津の鳩津の寺

大門町には古い寺がある。
門前からは立派なアーケードの商店街が続く。
近鉄四日市の駅前にも似ているけれど、遥かに寂れていた。
四日市のアーケード街も酷く寂しいのだが、この大門町はほとんど人気が無い。
驚くほど沢山のカラスが境内にも商店街にも飛んでいた。
強い風に抗っているのか、カラス達は同じ方向を向いている。
何しろ誰もいないので、まるで人間がカラスになってしまったようで気味の悪い風景だった。

 

立派な飲食店街(横丁形式に小店舗が集まったビル。中京地区に多い形式らしい。)もあったけれど、時間が悪かったのか景気が悪いのか、全ての店が閉まっていた。

ロールケーキみつばちタイルペリカン

公設市場もあるけれど、今日は閉場中。
開いている時に一度行ってみたい。


 

 

通りの裏手に古い映画館があって、今も営業していた。
三重県は小劇場が少ない(というか、映画館があっても開演回数が少ない)ので、こういう場所は頑張ってほしい。
休日ならば通える距離なので、たぶん何度かは行くと思う。

ふらふら歩いて疲れたので、目についた服屋の2階にあるカフェで休憩。
ペリカンプラスカフェ。変な名前だが、明るくて気持ちの良いお店だった。
サンドウィッチとロールケーキ(葉山ロール、というらしい)を食べた。
お土産に(何処かの有名なお菓子らしい)カリントウを購入。

 

さらに歩き、蜂蜜まんのお店に寄ったり、本屋を覗いたりして暗くなるまで探検を続けた。
カメラを首から下げて歩いていたら、同じメーカーのGRというフィルムカメラを持っているおじさんに声をかけられた。
お互いのカメラを交換しあったが、言っていることが難しくて良く判らなかった。
おじさんの説明はともかく、GR1は高級そうな手触りと重さが素敵なカメラだった。
本で見て知ってはいたが、本物を見るのは初めて。ちょっと欲しいと思ってしまう。


グリル蛙グリルカエル

 


 

 

帰路、菰野町のcaféSnugに寄り道した。
ミルクティとタルトを食べ、コーヒーをご馳走になる。
津で購入したカリントウをおすそ分けした。
美味しかった。コーヒーとカリントウは相性が良いと思う。

京都に行けなかったのは残念だったが、それなりに良い週末だった。

 

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