本ばかり読んでいた

長い休みの最終日にはよくある事だが、何だか眠くてやる気が起きない。
冬物の整理もひと段落したし、明日は午後から出社すれば良いので、大急ぎの家事も無いのだが、それでもやりたい事は溜まっている。
こういう日は、寝たり本を読んだり、寝ながら本を読んだりしてダラダラ過ごしてしまう。
雨のせいか、外に出る気もしない。


時々、思いついたように山積する懸案事項に手をつける。
でも、簡単なものや楽なものしか片付けられないので、ますます気が滅入る。
昆布を細切りにしていつでも使えるようにしたり、鉢に種を蒔いたり、カメラを弄ってみたり。
“やりたい事リスト”を書き換えて満足したり、DVDを観たり。不健康極まりない。
肝心の書類整理や模様替えは、何時まで経っても完了しない。
寝てばかりでお腹も空かないので、2食しか食べなかった。

 

 

 

気ばかり焦って、何だか時間が勿体無い気がして、近所の自然公園に行ってみたりした。
小雨が降っているので、ほとんど人はいない。
どういう訳か、山羊が放し飼いになっていた。
ますます寂しい気持ちになった。

山盛りスコーンカエルと傘のアイシング・クッキー

 

 

帰りに寄ったスーパーでも、ちょっと不愉快な光景を目にしてしまい、家で沈んで(ごろごろダラダラして)いたら、昔の知り合いから電話がかかってきた。
大学時代にとても親しかった人で、数年に一度は連絡が来る。
もう何年も会っていないが、いつのまにか結婚をして子供も産んで、今は外国にいるらしい。

今は帰省していて、偶然mixiで僕の近況を知って、「おそらく凹んでいるのではないか?」と電話をしてくれたようだ。
恐ろしく勘が鋭い人だとは思っていたが、読心術にかけられたようでびっくりした。

後で聞いたら「ただ鎌をかけただけ」と言っていた(そういう事を平気でする人なのだ)。
完全に騙されたのが少し悔しい。

ともあれ、こういう日の友人との会話はとても嬉しい。
大袈裟に言えば“救いの声”だ。
恐らくもう会う機会は無いし、こうして数年ぶりに近況を伝え合うことしかしない間柄だけれど(マイミクとかしない人)、縁というのは大切にしたい。

 

 

ぼんやりした一日だったが、読んだ本は物凄く面白かった(何でもっと早く、例えば大学時代に手に取らなかったのだろうと後悔した程気に入った)し、明日以降に挽回しようと思う。
「今日はダメな日」と勝手に決めて、また寝ようと思う。

 

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉








ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉

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