車の点検の為、ディーラーへ行った。
半年に一度の点検。今日はオイル交換も行う。
特に問題なく、30分程度で終わった。
待ち時間に「屍者の帝国」を読んでいたところ「私もその本持ってます。でもまだ読んでいないです」と窓口の人に声をかけられた。
そこから読書談義に移る訳でもなく、ただ「そうですか。面白いですよ」程度の会話をした。
小説に関しては、その辺の大型書店で手に入る程度の本ばかり読んでいる。しかしもちろん同じ本を読んでいる人に出会う事は少ない。
前に住んでいた土地では、ちょうど同年代の(読書を趣味とする)知り合いが沢山いて、森見登美彦氏がヒット作をたてつづけに出していたために、わりとその話をする事が多かった。
今はほぼ完全に、読書は個人的なものになった。
「あの本読んだ?面白かったよね」と言い合う友人はいない。でも寂しさや不具合は感じない。どちらかといえば、好みの違う人がいたほうが、興味の幅が広がるから有難い。
点検の後に、営業の人に新車を勧められる。しかし全然、買うつもりは無い。
昔はどうだか知らないけれど、最近の車は本当に長持ちする。今のところ、長く乗り続けた事に起因する故障やトラブルは皆無。
擦り傷はたくさんある。それだけが気になるが、お金をかけて治す程ではない。
宝くじが当たっても(買っていないけれど)、車は買い換えない気がする。