長野旅行2日目①:城山動物園と善光寺

数日前の長野旅行について、引き続き書いていく。

今回は2日目の長野市について。

長野は広い。広いうえに高い山でいくつかのエリアに分かれている。
なので隣県だというのに、ほとんど行ったことがない土地も多いのだった。
長野市はその1つ。人生初の長野市だったはずだ。

宿が市内だったので、まだ朝の時間に長野の中心街へ行くことができた。
まず中心街の北側にある城山公園の駐車場に車を停める。ここには市営の無料駐車場*1があるのだった。すぐそこに善光寺が見えて、門前町の散策にも便利。特に折りたたみ自転車で市内を散策するには、とても良い位置にある。

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善光寺は、なかなか大したものだった。

 

まだ朝なのに、観光客から地元の人まで、ずいぶん多くの参拝者がいる。老人がほとんどで、いかにも善男善女のカジュアルな宗教施設といった風情がある。
重要文化財の巨大な寺院もあれば、災害や病気に関する小さなお堂もある。回すだけで功徳が積める、撫でるとご利益がある、そんな楽しい設備もある。
全体的に、とてもサービス精神に満ちている。
なるほど善光寺は、仏教のテーマパークみたいなものなのだと理解する。

門前町も、いかにも俗っぽくて気に入った。
伊勢神宮おかげ横丁、あるいは浅草のような雰囲気。まだ朝なので閉まっている店も多かったけれど、でも食べ歩きをしている人もあちこちにいた。
プリンやチーズケーキやアイスクリームなど、観光地によくある無個性なスイーツ店、なぜか鎌倉を関した店まであって、修学旅行の中学生が喜びそうだ。

時間があったら、長野の街も善光寺もきちんと見てまわりたかった。でも、この日は行きたい場所が沢山あったので、ささっと自転車&徒歩で見て回っただけ。あと一泊しても十分に楽しめたはずだ。そういう意味では、ちょっとだけ残念ではある。

 

信州善光寺案内

信州善光寺案内

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その行きたい場所の1つめが、城山動物園。
車を停めた城山公園*2にある、小さな動物園だ。
全力で走り抜ければ5分で回れそうなほど小さい。
他所の土地ならば「動物公園」くらいの敷地面積ではあるが、オットセイやニホンザルのサル山などもあって、きちんと動物園だ。

入園料は無料。自転車は敷地に入って隅のところに停めておく。特に駐輪場らしきものは無いのだった。
色々な動物園に行ったけれど、オットセイを眺めながら自転車に鍵をかけた経験は初めてである。

観光客よりも地元の人が目立つ。特にベビーカーを使うような親子連れが多い。
ふれあい動物園や電動遊具があるから、公園として日常使いしているのだろう。

小さくてかわいらしい動物園ではあるが、ハイラックスやヤクシカもいて、なかなか楽しい。

リクガメは元気に餌を食べ、リスは飛び回り、フサオマキザルはひなたぼっこをしている。
フィクションに登場する「平和な風景」みたいな場所。近所にこういう動物園がひとつあれば、人生が明るくなりそうだ*3

そういえば、入口脇に「茶臼山動物園分園」の看板を帰り際に見つけたのだった。
この城山動物園が茶臼山動物園の分園なのか、あるいは分園としての施設や建物が付属しているのかは、パンフレットを見てもよくわからない。

 

 

長野旅行2日目の次の目的地は、この茶臼山動物園
同じ長野市内にある、ライオンもキリンもゾウもいる動物園だ。
この茶臼山動物園、そして旅行の後半については後日書こうと思う。
今日はもう寝ます。おやすみなさい。

 

↑紙の本で気に入った小説を、電子書籍で再び買ってしまった。いま半額セールなのだった。

お題「ささやかな幸せ」

*1:「当分の間、無料」の表示があった。料金ゲートも設置されていたので、暫定的措置としての無料開放なのだろう。次に行ったときに有料でも、ここを選ぶだろう。

*2:立派な県立美術館があった。いつか行きたい。

*3:もちろん幻想である。

鈴木邸 秋の探書会

いきなり寒くなった日曜日、サイクリングを兼ねて「鈴木邸秋の探書会」へ行ってきた。

静岡市の山のほうにある立派な古民家*1を会場に行われる古書イベント。静岡の有名な古書店が店を出し、おいしい食べ物や講演会なども楽しめる。

自分用に小説を数冊、郷土史を勉強中の父に古い地図を1枚、そして甘いお菓子を買った。

もう何度も行っているイベントではあるが、ここ数年はご無沙汰していた。
今どき懐かしいサブカル風味が楽しめる、貴重なイベントでもある。

 

 

探書会は存分に楽しんだのだが、帰路に小さなトラブルがあった。
自転車のヘルメットを脱いだときに、薬指を痛めたのだった。

ヘルメットの通気孔*2に指をかけて運ぼうとしたら、薬指だけに力がかかり、変な方向に関節が曲がってしまった。中指と人差し指が滑って外れ、薬指だけ引っかかっていたのだろう。
猛烈に痛かったし、今も薬指だけは曲げると違和感がある。
夕方までは熱も持っていた。
明日まだ痛むようなら、対応を考えなければならないだろう。

明後日には旅行を予定している。
変な時につまらない怪我をしてしまった。

 

 

そんなわけで、今も薬指を使わずにキーボードを叩いている。
慣れているキーボードならば、薬指や中指を庇って使うことは十分に可能だ。人差し指と小指は代用が効かない。親指もたぶん他の指でカバーできるだろう。

では寝ます。おやすみなさい。

 

お題「ささやかな幸せ」

*1:文化財とのこと。

*2:走行中に風を通す穴。

菰野町サイクリング

今日は概ね順調。特に書くべき事は無し。
というわけで一昨日に行った三重県菰野町について書く。

しかし菰野町について書くべき事もまた少ないのだった。
かつて隣の四日市市に住んでいた時に、菰野町には頻繁に通っていた。好きな店がたくさんあったし、風景も綺麗。四日市市からの交通の便も良い。

今も年に何回か菰野町を訪れるのは、その時に知り合った人達や店を再訪するため。10月の後半に行くことが多いのは、静岡より少し早い秋を楽しむため。

だから今さら新しい場所や行楽地を"開拓"することは無いのだった。
一昨日も、大好きなカフェ「Snug」が、第一の目的地だった。

Snugではランチを楽しんだ。
洋食の定番であるスコッチエッグも、この店のものは一味違う。ナッツみたいなさくさくした衣とトマトソースがおいしい。添えられたクスクスも面白い。

パンやスープ、それに食後のコーヒーも堪能できた。
これだけで、菰野町に来た甲斐があったというものだ。

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その後は、友人の家を訪れたり、美術館に立ち寄ったりして過ごした。
日帰り温泉施設の「アクアイグニス」は、昔に比べてずいぶんと広くなっていた。いくぶん俗っぽくなり、しかし賑やかさは増したようだ。

菰野町は、のんびりとサイクリングするのにも良い土地だ。
なだらかな斜面と広い田園をゆっくり走っても楽しいし、湯の山温泉三重県民の森のあたりは静かな山林を楽しめる。
今回は、パラミタミュージアムから県民の森へ、そこから戻って湯の山温泉郷へ向かい、御在所ロープウェイまで坂を登った。登り坂が多い道ばかりだったが、電動折り畳み自転車のBesv PSF-1はこういう時に便利だ。

ロープウェイ駅についた時は夕暮れが近く、御在所岳は雲に覆われていた。ロープウェイの窓口の人達も「おすすめしない」と言っていたので、今回は断念した。
自分も、御在所岳の山頂までロープウェイで行ってから悪天候でひどい目に遭ったことがあるから、素直にアドバイスには従う。

ロープウェイを断念した後は、そのまま道を下ってアクアイグニス、そしてSnugへと戻る。Snugでは再びコーヒーなどを楽しみ、突然の大雨と雷をやり過ごすなどしてから、帰路についた。

菰野町にも高速道路のインターチェンジはあるけれど、今回は四日市市を経由して帰る。なんとなくの郷愁と、高速道路に乗る前に軽く食事をしておきたかったので。でも、結局は四日市では何も食べず、そのまま静岡に帰ることになったのだった。

突然の思いつきで決めた菰野町訪問だった。無計画で、衝動的と言ってもいいくらいだ。
普段ならば一泊して、津や岐阜方面などに足を伸ばすのだが、今回の寄り道は碧南海浜水族館だけ。自分としてはシンプル極まりない日帰り旅ではあったが、100%満足している。
秋の菰野の山を自転車で走ることができた。おいしいランチを食べ、いくつかのお土産を買えた。それで十分の、楽しい時間だった。

 

お題「ささやかな幸せ」

碧南・菰野

いくつかの唐突な出来事のせいで、今日は休暇(代休?)となった。
少し前から漠然とした欲求「西のほうに行きたい」を抱えていたので、三重県へ行くことにした。秋は短し、旅せよ中年。

三重県には、かつて住んでいたことがある。
住んでいたのは四日市市だが、隣接する菰野町が今回の目的地。菰野町には大好きなお店や友人知人がいるし、ひとりでのんびりサイクリングをするにも良い場所だ。

しかし高速道路料金を支払い、ただ三重県菰野町を目指すというのももったいない。最近は、三重に行く際は必ずどこかで寄り道をすることに決めている。

今日は愛知県の碧南市へ行くことにした。
早朝にグーグルマップを眺めて、かつてピンを刺しておいた「いつか行く場所」であるところの「碧南海浜水族館」を、今日の目的地と定めた。
静岡県中部から三重県へは高速道路だけで行けるため、碧南市などの伊勢湾東岸地域はスルーされがち。だからこそ、今日のような暇潰し的な日帰り旅行で立ち寄ることにしたのだった。

 

碧南市菰野町での出来事については、後日書くと思う。
今日はそれなりに疲れた。

車の運転は楽だった。
できるかぎりシエンタの運転支援システムに頼って走ったせいだと思う。
最初から最後まで、披露対策での休憩を取ろうとは思わなかった。休憩はトイレや電話や買い物、あるいはただの"なんとなく"で行うだけ。それで十分に楽だった。
今回は高速道路が走行時間の9割を占めていて、運転支援との相性が良かったのだろう。
おそらく以前のマツダ・アクセラのほうが緩衝装置やシートの出来は良い。だけど、夏から乗り始めたトヨタシエンタは(小型車のわりに)道路の凸凹を誤魔化してくれるし*1、運転支援が手厚くて、総合的に楽なのだった。
なお、車での移動距離は約350km。燃費は27.7km/Lだった。

疲労の原因になったのは自転車。
三重県菰野町というのは、高低差が大きい。なだらかな坂もあるし、きちんとした山道もある。かつて車で走った道を、「懐かしいなー」と自転車で走ってしまったのだから、疲れても仕方がないのだった。

 

 

そんなわけで、今日はもう寝ます。おやすみなさい。
おいしいものをたくさん食べて、水族館では魚を堪能して、良い日帰り旅行でした。

 

 

*1:安い車らしく凸凹はきちんと伝えてくるが、不快さはそれほどでもない。トルク制御か何かで制御が行われているのだと推測する。

秋の日本平動物園・レッサーパンダ

諸事情あって、いきなり休日となった。
せっかくなので日本平日本平動物園に行く。涼しくなってきてサイクリングには良い気候、それに動物園ではレッサーパンダの仔が本日から公開開始なのだ。

今日の日本平動物園はすばらしかった。動物園のベストシーズンは春だというのが持論だが*1、今日の体験を以て秋もまた至高だと断定した。

とにかく、夏のはじめに来た時とは雲泥の差なのだった。
夏には全ての動物が、だらりとしていた。熱帯の動物でさえ、あるいは空調下の動物でさえ、やる気が無かった。



今日はみんな元気で、見ていて楽しい。
あのワラビーでさえ、しゃっきりと立っていた。

唯一、寝ていたのが大型のネコ科動物たち。でも、夏に比べると、健康的な昼寝に見える。

昨年の台風で破損した設備や、改修中で空の展示はあったものの、ほとんどの展示は稼働していた。これも夏とは違っていたところ。

爬虫類館やバードゲージ(ドーム)も存分に楽しめた。

今日は幼稚園児や小学校低学年の団体が多く、彼ら彼女らを避けるために推奨ルートを完全に逆行することになった。子供の頃から見知った場所だから迷うことはない。
ただ、それでも子供達とすれ違うことが何度もあった。皆とても騒がしいが、全く不愉快ではないのは不思議かもしれない。むしろ、自分とは違う視点で楽しんでいる様子が、とても興味深い。

日本平清水区へのサイクリングもして、今日は足がおかしな具合に疲れている。
ロードバイク乗りなら、この程度は日常なのだろう。でも街を散策するためのミニベロならば、大冒険だ。

明日はたぶん、筋肉痛だろう。
でも大丈夫。レッサーパンダの子供(名称は募集中)はかわいらしく、シロクマもジャガーも元気で、大満足の休日だったから。カメラも持たず、思いつきで家を飛び出したにしては、良い休日になった。

 

↓最新刊で泣きそう。ありきたりなSFのワンアイデア漫画で始まって、"少し不思議"に着地しつつある。

お題「ささやかな幸せ」

*1:ちいさな動物が増えるので。

ヤマハ発動機 コミュニケーションプラザ

昨日に引き続き、朝から静岡県西部に行っていた。
午前中は浜松市、そして午後には磐田市近辺に。
夕方に暇になった時には、ちょうどヤマハ関係の建物が集まるエリアにいた。
愛知県豊田市トヨタほどではないが、磐田市にはヤマハ発動機の本社や工場、研究施設が集中する丘陵がある。赤くて丸いヤマハ発動機のマークが目立つ、いかにも企業城下町といった場所だ。

ここには「ヤマハ発動機 コミュニケーションプラザ」がある。
ヤマハの製品や歴史を紹介するPR施設。企業博物館というほど堅苦しくない、ファンと取引先のための施設といった雰囲気。

無料なのに充実した内容と、整った設備。
応接は丁寧だが、基本的に放置してくれるのもありがたい。

それにしてもヤマハ発動機という会社は、本当に様々なものを作っている。
エンジン単体や発電機、自転車にゴルフカート*1、船やプールや浄水施設、もちろんバイクやバギーも。そういった多種多様な製品が、古いものから最新のものまで揃っているから、見ごたえは十分。

無関係そうな製品も、技術的なつながりがあって、ヤマハが扱う必然性がある。そういうものも、展示を見ていくとわかるようになっている。

もちろん会社の歴史や、時代と製品との関わりなども展示がある。
浜松市ヤマハ(楽器)のPR施設・博物館も充実していたけれど、このヤマハ発動機も展示がすごい。好きな人は、これだけで1時間は楽しめるのではないか。

 

ヤマハといえばバイクの会社。そしてレースとの関わりもある。
というわけで2階の半分以上は、バイクレースとバイクの展示になっていた。
2000年以降の展示が少ないのは、バイクとバイクレースが下火になった影響だろうか。なんとなく寂しいけれど、昔のバイク黄金時代のものと見比べるのも楽しい。

本社敷地内の施設だから、来客者の応接(?)にも使われていた。
説明役の社員さん達も、どことなく楽しそうに見える。これは静岡市田宮模型の本社ショールームでも感じた空気。自社製品を楽しく説明できる場所があるのは、とてもうらやましい事だ。

それほど広くはないが、関連図書コーナーや売店もある。現物に乗って楽しむ展示品も多い。週末にはイベントも多く開催されているようだ。

 

ヤマハ製品のユーザーはもちろん、乗り物好き、機械好きには強くおすすめできる。
自分のような、軽い好奇心で訪れるにもいい。座ってのんびりできるフロアもあるし、行けば何かしら楽しめる要素がある、そんな場所だった。

お題「気分転換」

*1:ゴルフクラブもあった。

富士宮市で本を買う

出先でのちょっとした移動に重宝していた折りたたみ自転車「STRIDA」だが、この夏は全く出番が無かった。
猛暑で自転車どころでは無かったこと、そして追突事故のせいで代車となっていたことが原因だ。速度が出ない小径車で35℃の街を走るのは危険だ。
代車のヤリスは荷台が狭く、STRIDAを載せると仕事道具が入らない。

そんなわけで、この夏は折りたたまれた状態でストライダは倉庫に放置されていた。
自転車にとって夏の倉庫は最悪に近い環境なのだろう、元から不安だったタイヤやシーリング周りがずいぶんと劣化した。汚れを含んだグリスはべたべたに溶けているし、全体的に埃っぽい。そもそも自転車は適度に乗らないと駄目なのだ。

だから昨日はSTRIDAを徹底的に綺麗にした。
設計上はグリスが必要な箇所が少ない(ベルトドライブ&変速無し)から、作業は楽なものだ。念のためタイヤとチューブは交換したが、他は磨いてシリコンオイルを薄く塗っただけ。

そのSTRIDAの試運転も兼ねて、今日は富士宮方面でサイクリングをしてきた。
富士宮市の町外れにある公共駐車場に車を停め、とりあえず浅間神社を目指す。神社や富士山の博物館は混雑しているようなのでパス。かき氷のお店も人が並んでいるのでパス。なんとなく立ち寄ったイオンで水を補充し、さらに古い街を散策する。

途中で古本市のようなイベントに遭遇した。
見たこと、行ったことのある古書店がいくつか出店している。規模は小さいが、なんだかとても雰囲気がいい。隣ではムード歌謡のカラオケ大会的なものも開催され、のんびりとした雰囲気。
「猫に縁側」や「虹ブックス」の方々とも会うことができた。
文庫本やZINEを数冊購入した後、ふたたび自転車での散策を再開する。

 

 

それほど長い距離を走ったわけではないけれど、足が疲れている。
運動不足がひどすぎる。最近の自分は、特に脚力の衰えがひどい。日常生活における不摂生はそれほど気にしていないけれど、ちょっとした旅行で疲労困憊してしまうのは不便で仕方がない。少しずつ涼しくなってはいるから、短距離でも定期的に足を動かしていきたい。

今はもう、帰宅してシャワーも浴びて、さっぱりしている。
しかし1日中ずっと日向にいたせいか、足に疲れが溜まっているせいか、なんだか体から熱が逃げていない感覚がある。明日になれば筋肉痛に変わるのかもしれない。

 

 

これは帰路に立ち寄った富士市の昼食。
排骨入りのタンメン、だそうだ。知人に勧められていた店だった。味は悪くないが、量が多い。そして細々とした注文(排骨は別の皿にて提供、薬味におろしショウガを追加、等々)が完全に無視されたのが、ちょっと解せない。一般的なタンメンとは味も色も違うから、タンメンそのものが間違いだった可能性すら考えている。
店員さん達は元気に声を張り上げていたが、何も考えていないような不気味さが少し感じられた。いわゆる「悪い店じゃないんだけどねー」と言われそうな人気店だった。

 

お題「気分転換」

おかえりシエンタ

修理に出していたトヨタシエンタが、ようやく戻ってきた。
購入してから半月ほど乗ったところで追突されて、修理中は代車のヤリス。走行距離・運転時間を考えるとヤリスのほうが長く乗っていると思う。

ロボットアニメならばパワーアップしての再登場が定番ではあるが、トヨタはそういう事はしない*1。実に堅実に、以前と変わらない姿に修復されている。新車の状態で壊れたのだから、文字通り新車同様の仕上がりである。
車内の臭いも、なんとなく新車臭い。

ところでトヨタ・ヤリスとシエンタは似ているところが多い。
特に運転席まわりはスイッチは共通部品が目立つ。ハンドルは完全に同じだった*2
発売時期も近く、トヨタの小型車というカテゴリーでは近縁関係にある。

そのせいか、運転に関しては迷うことは無い。
シフト操作とサイドブレーキの位置は全く違うので最初だけ戸惑ったが、すぐにシエンタの感覚を取り戻した。ナビやオーディオはシエンタが最新なのだが、古いヤリスから移る分には気にならない。

久しぶりにシエンタに乗って気になったのが、余計な荷物のこと。
追突事故だったせいで荷室の細々した荷物はそのまま修理に出したのだが*3、改めて見ると普段は全く使わないものばかりだ。

新しい車が来て、ちょっとテンションが上がっていたのだろう。
あるいは夏の間にキャンプにでも行くつもりだったのかもしれない。
修理の過程でそれらの荷物は綺麗に整列させられていた。そうやって荷室にちんまりと積まれている「あったら便利な品々」を見ると、とても気恥ずかしい。7月後半の自分は、ちょっとはしゃぎすぎだった。

 

 

ともあれ、これで面倒事の1つは片付いた。
お金に関しては相手の保険会社が100%賄うそうなので、僕はもう何も関わることがない。今回は代車のほうが燃費が悪く、かつ石油の高騰もあるため、その充足分として少しだけお金も貰えるようだ。ただ保険の補償にガソリン代という規定は無いため、相当額を他の名目で用意するのだという。
なかなかに複雑な時代ではある。

 

そんな金曜日だった。
今は猛烈に眠い。とりあえずシャワーを浴びます。おやすみなさい。

 

お題「ささやかな幸せ」

*1:僕のシエンタには玩具会社のスポンサーがついているわけではないのだった。

*2:手に触れるところの素材が違う。ヤリスはゴムっぽくて、シエンタはレザー。

*3:リヤゲートが開かなくなっていた。

自転車の縛りかた

数日前から、折り畳み自転車を車に積みっぱなしにしている。
折りたたんだ自転車を、そのまま荷室に置いて、バンジーコードで床に固定。
新しいシエンタには、荷室にいくつかM6のボルト穴がある。ロープやバンジーコードを引っ掛けることができるようフック(D環)を追加してあるので、作業自体はとても簡単。

でも今日になって、車内で自転車が暴れるようになってしまった。
今までの数日が奇跡だったのだろう。
折りたたんだ状態で自立する自転車ではあるが、床面に触れる部分にキャスターが付いているうえに、重心の位置がいささか傾いている。きちんと固定をしないと安定しないのは、当然のことなのだった。

異常に気づいたのが出先だったので、とりあえず細いロープで固定した。
テントやタープに使うようなロープで、とても頼りない。実際、ぐらぐらと揺れていて、坂道やカーブには耐えられそうにない。

そんなわけで、先ほど荷物固定用のベルトをホームセンターで買ってきた。
狭い荷室だから2mのもので十分。端にフックがついていて、長さの調整は簡易的なラチェットとなっている。
商品名は荷締ベルトだったか。ホームセンターのプライベートブランド品で、1本が500円程度だった。
これを2本使って、荷室の真ん中に固定したところ、完全に固定ができた。
引っかかりの少ないデザインのBESV PSF-1だが、なんとかなりそうだ。

 

広くはない荷室の真ん中に自転車が鎮座しているのはスペース効率的には良くないのだが、とりあえずはこれで、初期の運用準備は整ったことになる。これから先も細かい工夫は続けるし、要望も出てくるだろうが、現段階で生活には不都合ないレベルになった。

そういえば、今度の車には100Vの家庭用コンセント出力がある。
電動の折りたたみ自転車ならば、車の中で充電ができてしまう。これは便利に使えそうだ。充電の頻度は低いけれど、遊んだ後にバッテリーを外して、自室で充電をして…というのは手間なのだ。それに旅行中にも残量を気にせずに済む。

 

 

 

そんな月曜日。
良いルバーブが手に入ったので、今からジャムを作る。
ルバーブのジャムは、煮はじめるとあっという間に完成する。白菜を煮るのとたいして変わらない。フルーツとは違う酸味と風味が好きだ。ルバーブを知ったのは20代の初めだったが、今でもその時と変わらず好きな素材だ。

 

お題「わたしの仕事場」

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