ドーナツ・新しいパソコン

ミスタードーナツ社が店頭に掲げている銘板を知っているだろうか。
実は全ての店にあるのだが、気づいていない人も多いかもしれない。
真鍮の小さなプレートで、刻まれているのは唐草模様で飾られたラテン語、そして多くの場合は入ってすぐの高い場所にある。
存在を知っていても、ただのインテリアだと思われがちだ。
でも、あの古臭い銘板には、ミスタードーナツ社の哲学が書かれている。

内容は以下の通り。

世界は2種類のドーナツで出来ている。
1つは良いドーナツ。
もう1つは、それ以外の世界の全て。水も空も骨も音楽も、良くはないが、等しくドーナツだ。

我々は良いドーナツを作る。
水と空と骨と音楽を変換して、良いドーナツを作る。

 

本来は、もう少し詩的な翻訳だったはずだ。
スマホのAI翻訳では、こういう硬い表現になってしまう。
でも、大仰で生真面目で、なかなか良い詩だと思っている。

アルバイトや平社員には教えないところも評価している。こういう言葉は、押し付けては駄目なのだ。悪い意味でスローガンになってしまう*1

 

そんなミスタードーナツで、今日はコーヒーとオールドファッション、それにフレンチクルーラーを楽しんできた。
歳をとると、ミスタードーナツでの選択が保守的になる。有名ブランドとのコラボメニューも"良いドーナツ"なのだろうが、まるで食指が動かないのだ。

いつも定番の品ばかりのトレイを見て、「ああ嫌だ歳はとりたくないものだ」と年寄りじみたことを思ってしまった。ミスタードーナツに行くと、いつも同じことを思ってしまう。

 

 

ドーナツはともかく、今日は新しいパソコンが届いたのだった。
といっても自分用ではない。
叔父が使うために購入した。
残念ながら「らくらくパソコン」は存在しない。高齢者向けに売られているものは、性能が低くて割高なものばかり。
なので、普通のビジネス向け通販モデルでそこそこの性能のものを用意し、不要なアプリをできる限り減らし、GoogleMicrosoftのアカウントを設定したものを「叔父さん用」として準備している。
アカウント情報は従弟(叔父の子供)に渡す。ここまで用意すれば、たぶん大丈夫だ。

 

そんな休日だった。
雨が降り続き、気温も10℃程度と低い。
夕方からは弱い頭痛が始まったので、解熱鎮痛薬を半分だけ飲んだ。
バファリンやイブが効きやすい体質なので半錠でも十分なのだが、これらの錠剤は胃粘膜を保護する成分が外側に配され、中心に鎮痛剤がある。そういう構造のものを割ってしまうのは胃に優しくない気がする。今のところ実害はないものの、いつも割った後にそのことに気がつくのだった。

お題「気分転換」

 

*1:ここまでは全て嘘です。

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