リバイバル・ドーナツ

ずいぶん遅くまで働いて、その帰りにミスタードーナツに寄った。
夕食としてドーナツを食べるなんて、どう考えても身体に悪いが、たぶん魂がドーナツを求めていたのだと思う。栄養はビタミン剤と牛乳と野菜ジュースで補完した。

今日はリバイバルフェアとして売られていた、復刻版の品を買った。
たぶん、大昔に「ホームカット」とそのバリエーションとして売られていたもの。「シナモン」と「ココナツ」を買ってみた。
懐かしいといえばその通りだけれど、なんだか平板というか、素朴な味わいのドーナツだった。素朴といっても、はらドーナッツのそれではなくて、家庭でホットケーキミックスを使って作るものに近い。
僕の好みとしては、オールドファッションのほうが良いし、少し前から売りだした“ワッフ”は、ホームカット・シリーズの上位互換という感じがして、要はオールドファッションやワッフで十分だと考えている。

しかしそれでも、このシナモンドーナツは美味しい。クリスマス用にデコレートしたポン・デ・リングの3倍くらいは美味なのではないか(食べていないので想像)。
どういうわけかシナモンが妙に辛かったが(どちらかといえばニッキの風味だと思う)、それは今日だけの何らかのトラブルであって、たぶん一過性のものだと推測している。

シナモン味のドーナツ、昔のミスタードーナツでは定番だった。それこそホームカットの時代だ。最近は消えたり現れたりしている。ドーナツ屋の常識と良識を示すためにも、どのタイプでもいいから、シナモン味のドーナツを絶やさないでいて欲しいものだ。一人の消費者として、シナモンドーナツのファンとして、切に願う。

 

1973年のピンボール (講談社文庫)

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