暖かな冬、やさしい嘘とクルミのおやつ。

スマートフォンを家に忘れて外出すると落ち着かないものだが、今日はその忘れ物のせいで褒められたのだった。

 

朝にお弁当を用意できず、お昼を外で食べることにした時のことだ。料理を待っている間も食べる前も、もちろん食べている時も、スマホを出さなかった。そのことを店主が「今どき珍しい」と褒めてくれたのだ。
もちろん僕は「いいえ。スマートフォンを忘れただけです。すごく手持ち無沙汰でした」とは言わない。99%再訪しない店に、残酷な真実を突きつけても誰も幸せにはなれない。
店主に「"スマホに縛られない殊勝な中年男性"が来店した」それだけの幻想を残したほうが気分よく働けるはずだ。
これは所謂、優しい嘘である。

 

ちなみに財布には現金が残り少なく、本来ならば電子マネーで支払いたかった。明日と明後日はどうしよう*1

 

そんな今日のおやつは、長野県の銘菓「くるみるく」。
胡桃最中で有名な御菓子処花岡の土産菓子。
胡桃のかたちをした最中に、ミルクキャラメル風味の餡が納まっている。サイズがちょうど胡桃と同じ、そして1包に2個並んでいるのも愛らしい。
極めて優しいキャラメルの風味が、手亡餡の甘さと良い塩梅。

食べごたえは胡桃最中だが、コーヒーには「くるみるく」が合う。
先日の長野旅行で買ってきた。個人的な長野旅の定番(自分用)土産だ。

 

お題「ささやかな幸せ」

 

*1:休日に田舎へ行く場合、現金が必要になる局面が増える。平日の出費を電子マネーで済ませるほうが楽なのだ。

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