朝は大雨。
傘を差して庭を歩くだけでびしょ濡れになってしまった。
昼前には青空が見えることも。
ちょうど昼の休憩の時間に、海のあたりを散策できた。
今日はお弁当の準備ができなかったので、目についた中華料理店で昼食を済ませた。
目立たないところにある「四川萌芽」というお店は、しかしなかなか名店の予感がする味と雰囲気だった。
いわゆる普通のラーメンは、この店では「元麺」という。
読み方はわからない。
「元」とは、息子さんの名前とのこと。メニューにそう書いてあった。
よくわからない理由ではあるが、とてもおいしいラーメンだった。
しっかりした麺は、つるつると食べやすい柔らかさ。
野菜はネギが多め。昔ながらのラーメンに近いが、ちょっと違う。量もほどほどで、全体的に「ちょうどよさ」を極めたようなラーメンとなっていた。
しかしこの店では、本来は四川料理を注文すべきではないか。ごく普通のラーメンを注文している客よりは、麻婆豆腐や肉団子やモヤシ炒めをテーブルに並べている客のほうが多い。
とはいえ、ごく庶民的な街の中華料理屋さんであり、作業着姿の若者達や、地元の老夫婦らしき人もいる。メニューには本格四川料理も並んでいるが、普通の炒飯や餃子もおいしいのだろう。
店の名前もよくわからないし、ラーメンには息子さんの名前がついている。
だけど、奇をてらったところは皆無で料理は高水準。これはこれで、珍しい店だといえよう。
そんな土曜日。そして7月の初日。
煮豚を作り、余った汁で芋を煮て、煮豚の付け合せには大豆も煮た。常備菜が冷蔵庫にあると、気持ちは少しだけ豊かになる。お弁当の準備も楽になる。