午後は親戚の通夜へ。
そして夕食は外食となった。
蕎麦好きの父の希望で、ちょっと本格的な店に入ってみた。勤め人が昼ごはんを食べるような店*1よりは少しだけ高くて、山葵を自分で摩りおろしたり、酒に合う品があるようなお店。
冬季限定の「しっぽくうどん/蕎麦」があるので、自分は「しっぽく蕎麦」を選んでみた。
「しっぽく蕎麦」は大好物なのだ。
かつて静岡の中心街、伊勢丹百貨店の近くにこれを出す名店があったのだが、もう閉店してしまった。
牛蒡や人参やたけのこ、そして豚肉の竜田揚げが蕎麦とともに汁にたっぷり。しかも強いとろみのあんかけ仕立てなので、冬にゆっくり食べるとしみじみおいしいのだった。
本来はうどんが基本のようだが、自分は蕎麦に変えてもらう。わざわざ田舎蕎麦にしてくれるのがうれしいのだった。
手間がかかるし食材も独特だから、どの店でも出会えるわけではない。
だからこそ、見かけたら食べることに決めている。
冬限定メニューといえば「雑煮」も気になった。
関東風の雑煮に蕎麦が入っているらしい。もちろん餅も。味が想像できるような気もするし、未知のなにかが生じているような予感もする。
とにかく、これが今日の夕食。
明日は葬儀だ。いわゆる仏教式なのだが、今まで経験がない宗派なので興味深い。故人を悼む場だから不謹慎ではあるのだが、退屈するよりはましだと思う。
*1:温かい蕎麦とカツ丼のセットがあるような店