笠井珈琲店のモンブラン

昨日の日記には動物園へ行きたいと書いたが、無理だった。
小雨と曇天という天気だけなら気にしないのだが、家の用事も色々あってまとまった時間が取れなかったのだ。

まとまった時間は、主に葬儀社での説明に費やされた。
母の葬儀にかかった費用が確定して、今日はその説明だけでずいぶんな時間がかかったのだった。合計だけ聞いて、請求書を貰っておしまい、というわけにはいかないようだ。

 

 

でも葬儀屋さんの本社は良いところだ。数回しか訪れていないが、不謹慎にも居心地良く感じてしまっている。

元は結婚式場なので、廊下やロビーからの展望は抜群。
いささか古びてはいるが、廊下や階段には余裕があるし、なにより静かだ。最も大きかった披露宴会場はオフィスになっているが、仕事柄か騒いでいる人はいない。誰もが声を潜めて仕事をしていた。

もちろん"利用者"で騒ぐ人もいない。
葬儀場では、ほとんどの人がお行儀良くふるまう。

葬儀場は大きな建物の中に和風の装飾がされている。ビルの中に小さな庭園があり、廊下の脇には砂利や竹垣や縁側のようなものが作られている。
観光ホテルにもよくある造りだが、僕はこういう飾り付けが大好きなのだ。
ビルの中に作られた和風は、ハリウッド映画のニッポンじみていて、非日常感が楽しい。

 

 

 

ところで今日は、静岡市葵区の「笠井珈琲店」にも行ったのだった。
真夏の休業期間を挟んで、本当に久しぶりの訪問。
ここも、私生活が落ち着いたら必ず行くつもりだった。今日は暇ではなかったが、"自分甘やかし週間"の総仕上げとして、無理をして立ち寄ったのだった。

熱いコーヒーと、甘くてミルクの浮いたアイスコーヒーのセット。
それにモンブランを注文した。

コーヒーをゆっくり飲み終えた頃に、追加で注いでくれるのが嬉しい。
しかし、注文を受けてから豆を挽くのに、いつもコーヒーが余って皆に配るのはなぜだろう。

この店でモンブランを食べるのは初めてかもしれない。かつて「ブーケ」時代に持ち帰りで買った記憶はある。
やわらかい和栗のペーストと、しっかりしたサイズの焼きメレンゲのシンプルなモンブランだった。コーヒーに甘いものを合わせたい人には絶妙の組み合わせではないか。
少なくとも僕は、「食べて良かった〜」と心から思ったのだった。

 

 

 

そんな木曜日。
腰痛は7割ほど回復した。残り3割は今夜に治る予定。根拠は無い。
とにかく寝ます。おやすみなさい。

 

 

 

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