ナス、オクラ、ゴーヤー、フェス。

 

近所の人からナスをたくさん貰った。
僕はナスが嫌いだ。だから我が家では父だけが喜んで食べることになる。
とりあえず電子レンジで焼き茄子(蒸しナス)にして、1本は食べた。

残りは薄切りにしてから細かく刻む。
そして、オリーブオイルや唐辛子、少しのおろしにんにく、すりごま、塩などと和えてから再加熱する。フォークで適当に潰していけば、粗めのペーストになる。
こうしておけば数日は持つ。豆腐やごはんに乗せてもいいし、他の夏野菜と和えてもいい。この料理を教わったお店ではパンに乗せてブルスケッタ風にしていた。

オリーブオイルの風味を楽しむ料理ではあるが、和洋を問わず活用できる便利なものだ。

 

 


ナスは嫌いだが、作れば食べる。もちろん出されても残さない。
人によっては大いに驚かれるのだが、自分にとって「嫌いな食べ物」のほとんどは、それだけでは残す理由にはならない。だから、ピーマンもブロッコリーも嫌いだけれど、旬の時期には買うし、食べる。おいしくないなあ…と思いながらナスも食べている。

ただ自分が嫌いだというだけでは、食べない理由には不十分と考える。これは父も同じだ。
これを伝えると怒る人さえいる*1。おそらく自身の家庭や生い立ちを否定されたと思うのだろう。しかし、僕は"あなた"に対して、嫌いなものを食べろと強要しているわけではないのだから、どうか他人事として聞いてほしい。

 

 

今の季節だと、オクラも「嫌い」だ。
ねばねばした野菜は概ね苦手。
しかし、オクラは便利な野菜なのだ。切って加熱すれば準備完了。洗うのだって、網の袋のまま行えばいい。
1袋の量が2人暮らしにちょうどいいのも便利。

洗って切って電子レンジで加熱して、少しの濃縮めんつゆとゴマ油で和えたのち、冷蔵庫で冷やしておくのが簡単でおいしいと思う*2。これも2日くらいは持つし、そのまま食べても、刻んで他のものと和えてアレンジしてもいい。

 

 

父と2人で暮らすようになってから、ゴーヤーが余るようになった。
1本を2人で食べるのは、ちょっと多いのだった。特に最も簡単な「ゴーヤーチャンプルー」が、多すぎてしまう。

だから、3/4本をゴーヤーチャンプルーにして、残りの1/4は冷蔵保存する。
種を取り、薄切りにして塩もみし、洗ったあとに電子レンジで過熱するところまでは共通。その後に一部を小さな保存容器に詰めて、冷蔵庫に入れる。

これは後日、すりごまや海苔、それにポン酢と和えて小鉢に盛ることが多い。今日は塩昆布と鰹節とゴマを使ってみた。冷蔵庫で1日経つと苦味がぼやけて少し食べやすくなる。
たいていの夏野菜は、まだ熱いうちに塩味の調味料と油で和えて馴染ませれば、なんとかなる。そう信じて、明日も野菜を刻むのだ。

 

 

今の季節、ゴーヤーとナスは、近所や親戚から大量に貰える。
しかも父が出かけた先で買ってくることも多い*3
なので、毎日が夏野菜フェスティバルである。今日もフェス、明日もフェス。まだ8月の前半だが、飽きてきた。

 

最近読んだ本では、この3冊がとびぬけて楽しかった。特にプロトコル・オブ・ヒューマニティは「人生最良の20冊」に入るだろう。

お題「手作りしました」

 

*1:特にこの10年で、増えたような気がする。

*2:でも嫌い。

*3:高齢者は、道の駅や農産物直売所で財布の紐が緩むのだ。理由はわからない。

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