箱型の軽自動車

夕方から、遠方に住む親戚の家に行ってきた。
いわゆる”終活”の一環で、車を譲ってもらえることになったのだ。
まだずいぶんと新しい、軽自動車のワンボックスカー。もう免許を返納するし、手続きも面倒だからと、我が家へ引取依頼があった。

 

とはいえ、自分も父も車は持っている。
どうしたものかと困っていたら、ちょうど商売をやっている知り合いが買ってくれるという。なので、自分はただの搬送係として、受け取りにいくだけ。
今夕に新幹線とJRを乗り継いで親戚の家に行き、車を受け取って高速道路で帰ってきた。

我が家も僕も、手間賃程度しか儲けはないけれども、でも必要な人に良いタイミングで便利な道具が受け渡されることは、なんだかとても良い気分だ。

ところで、最近の軽自動車は本当にしっかりしている。
特に頭上空間や荷室は自分のセダンより広い。運転中に頭の上が広くても何のメリットも感じないけれど、乗り降りの際には「いいなあ」と思ってしまう。

最近、折りたたみ自転車の積載に苦労している身としては、後ろ側の広さも羨ましい。後部座席を倒せば、20インチのミニベロなら楽々おさまる。
高速道路を走っていても、特に不都合を感じないくらいにエンジンもモーターも元気に回る。当然、マツダの人が「スポーティーなんですよ」と力説する自分のセダンほどのスポーティー具合ではないけれど、1時間程度の運転で不満は全く無かった。

 

 

 

そんな今夜の夕食はラーメン。
カーラジオで「適当に入った店で、身体に悪そうなラーメンを短時間で食べる」話を聞いて、なんとなく自分もそういう行為をしたくなったのだった。

インターチェンジの近くにあった店は、まさに身体に悪そうな店主と客とラーメンが揃った、理想的な状態だった。
天然塩、化学調味料不使用、リノール酸といった言葉が全く使われていないメニュー、当たり前のように大盛りや2杯のラーメン*1を注文する客、BGMで流れる安室奈美恵鈴木あみ。店側のミスで「ネギが多く入ってしまった」というラーメンは塩辛くて油っぽくて、なかなかおいしかった。
でも僕は食べるのが遅い。麺をうまく啜れないのだ。それだけがラジオと違っていた。

 

そんな月曜日。
父は早く寝て、夜中に起きるはずだ。そしてサッカーのワールドカップをテレビで見る。僕はそんな元気は無いので、もう寝ます。おやすみなさい。

 

 

*1:ほとんど具が無い"素のラーメン"が、量を多く食べたい客用に安く提供されていた。

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