今年は柿が豊作のようだ。どこに行っても安く売られている。
我が家では父が沢山買ってくるうえに、近所の知り合いが食べきれないくらいに届けてくれる。
というわけで、毎朝とてもおいしくいただいている。
不思議なもので、食べ続けていると大好きになってくる。今までだって好きだったけれど、好んで買って剥いて食べるほどの果物ではなかったのだ。
とにかく、そんな柿が自宅で余っている。
その中から、いくぶん熟したものを使って、ジャムを作った。
柿は甘いので、砂糖は控えめ。保存食というよりも、数日で食べきるためのピューレみたいなものを目指した。
- 柿は皮を剥いて角切りにする。種と、種の周囲は使わない。
- 鍋に柿を入れ、砂糖を適当に放り込む。水も焦げない程度、入れる。
- 柿が崩れてきたら味を見て、砂糖を足す。
- ラム酒、シナモン、黒胡椒を控えめに入れる。
- 瓶の滅菌をする。
- ジャムが煮詰まりはじめたら完成。瓶に入れる。
以前、高級食料品店のギフトでいただいた柿ジャムには、スパイスと洋酒が使われていた。黒糖に近い濃い甘味のある柿には、ラム酒が合うと判断した。キルシュワッサーなども良さそうな気がする。
黒胡椒は完全な気の迷い。悪くはないが、初回に試すべきものではなかった。
シナモンはとても良い風味を作ってくれた。
"しゃきしゃき期"から"とろり期"へ移行しはじめたころの果肉だったから、皮剥きは面倒だったが、煮るのはとても楽。今回は果肉が残る状態で仕上げたけれど、ミキサーやブレンダーでピューレにしても良かったはずだ。
手探りで作ったにしては、とてもおいしいものができた。
柿といえば、チーズやチョコレートに挟んでもおいしい。チョコレートはオレンジピールやクランベリーが入ったものを使うのが、いちばん好きだ。ただ、あまり他人に賛同してもらえたことがない。