ゴジベリーがまずい

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輸入食材店で買ったゴジベリーが、まずい。
変な渋みがあって、ぼんやりとした酸味と、漢方臭さが口に残る。

でも癖になる味だ。
少しずつ口に含んで、ゆっくり噛んで、ああまずいなと実感したら飲み込んでいる。
これだけおいしくないのだから、身体には良いはずだ。そうでなければ釣り合いがとれない。

ゴジベリー、いわゆるクコの実といえば、杏仁豆腐や愛玉子の飾りの定番だろう。というか他に思いつかない。台湾でお粥に乗っていたような記憶があるが、定かではない。あとはアイスキャンデーも食べたことがある。

以前、この使い途が思いつかないドライフルーツを、ついうっかり大袋で買ってしまったのだった。スーパーの中華食材コーナーで小袋詰めになっているクコの実に比べると、おそろしく安い。安かったから購入したわけではないけれど、せめてプルーンやレーズンくらいには、抵抗なく食べられたのなら良かったのにとは思う。

 

 

このゴジベリー、過去に一瞬だけ「スーパーフード」としてもてはやされたようだ。
たくさん食べるレシピも探せば見つかる。
中国・漢方の世界では不老長寿の果実なのだと、シロップ漬けや砂糖漬けのレシピには書き添えてある。しかし中国で不老長寿が実現したという話も無いので、たぶん薬効については嘘だろう。どれだけスーパーフードなのかは知らないが、それほど量を摂れるものでもないし、砂糖やシロップに漬けたら砂糖摂取量の点で問題となる。

やはり嗜好品として、ちびちびと消費していくしかないのだろう。
ちなみに紅茶に一粒から3粒ほど落とすと、癖の強い謎の紅茶風味になる。これもあまりおいしくはないけれど、やはり癖になる味。ナチュラル系カフェで出てきたら、納得してしまいそうな味である。

 

 

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