1日の雨

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お昼はマクドナルドで食べた。
帰宅するほどの時間は無かったし、お弁当の用意もない。そして、昨晩読んだ小説にマクドナルドのチーズバーガーが登場して、無性に食べたくなっていたのだった。

特に細々とした注文をしない場合は、席についたままで注文できるモバイルオーダーが便利だ。スマホで注文をして、最後にテーブルの番号を入力すれば店員さんが持ってきてくれる。
最近はほとんどレジに並ぶことなく、このモバイルオーダーを活用している。

しかし今日は失敗をしてしまった。
テーブルNo.200に座ったのに、間違えてNo.202を入力していたのだ。

この入力ミスによって、No.202にダブルチーズバーガー・セットを運んできた店員さんを戸惑わせてしまった。
「202番テーブルでご注文のかたはいませんかー」と呼びかける店員さん。商品を運んできたのに誰もいないのだから無理もない。
彼に対して「申し訳ない。間違えて入力してしまいました」とスマホの画面を示したが、上手く状況が伝わらなかったようだ。「えっと…よくわからないので、202番に置いておきますねー」とダブルチーズバーガー・セットをNo.202テーブルに置いて、厨房に戻ってしまった。

僕にとっては、この対応は「よくわからない」。
No.202テーブルから注文があったのだから、No.200テーブルから移動せよ、という意味なのかもしれない。でもNo.202テーブルは、新型コロナ感染症対策で、使用禁止なのだ。

でも昼休みの時間は貴重だし、冷めたハンバーガーはまずいので、取り急ぎNo.200テーブルにトレイを移動し、食事を開始した。

食べ終えて店を出るまで、なんとなく安心できなかったことは、ここに書いておこうと思う。このやりとりで、アプリの「注文した商品を受け取りました」ボタンをタップして良かったのだろうかと不安になってしまう。

店員さんに注文番号は伝えたわけだし、99%このダブルチーズバーガーとサラダとホットコーヒーは僕の注文である。2m足らずの距離の2つのテーブルではあるが、でも注文した人間のテーブルに(意図して)商品を届けなかったわけなので。

店員さんの態度や不満があったわけではない。
失礼とも思わない。
ただ、なんだか不思議なやりとりだったな…と印象に残っているのだ。
じわじわ怖いタイプのホラー映画だと、こういう「日常の違和感」から世界が崩壊していくのだ。

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そんな火曜日。今のところ僕の世界は平穏である。
雨は降っているが、明日には止むだろう。気温も湿度もそこそこ高く、過ごしやすい日だった。

 

お題「気分転換」

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