年末の片付けで発見したアウトドア用のストーブ。
かなり古いもので、ほぼオーバーホールといっていい整備をして、ようやく使えるようになった。パッキンは自作、錆は薬品で処理した。
おそらく父の私物だろう。本人も忘れるくらいに昔のもの。両親は数年前まで登山をしていたし、僕が子供の頃には家族でキャンプもしたが、それよりも昔の道具。
昨日に引き続き今日も講習会だったが、昼の休憩時間にこのストーブをテストしてみた。
もちろん駅前の講習会場で火を焚くわけにはいかない。
車で10分と少し走り、河原へ降りてから点火をする。
風は強いが、しっかりとお湯を沸かすことができた。
お湯はインスタントコーヒーに使った。料理をするほどの時間はない。
パン屋で買っておいたサンドイッチやチーズバーガー*1を予熱で温めながら食べた。
片付けも含め45分で完了。なかなかに有意義な昼休みだった。
そして午後も(もちろん)講習。
明日から本番。具体的な物事も抽象的な物事も、全て「自分の言葉」で話すという、困った講師だった。地名も標識も使わず道案内をするような、ふんわりとした説明が延々と続くので大変だった。
語った内容を文字起こしすれば明日にも活かせるのかもしれないが、とりあえずはぼんやりとした認識を武器に戦っていくしかないようだ。
このストーブは、キャンプに持っていくにはいささか頼りない。
がつんと落としてしまったら半田付けが取れてしまいそう。きちんと補強ができるまでは、アンティークとして部屋の飾りである。キャンプは基本的に一人だから、不便な道具で悪戦苦闘したくないのだ。道具が足りなくても気にならないが、ある道具はきちんと働いて欲しい。