映画「ブレット・トレイン」

今夜は映画「ブレット・トレイン」を鑑賞してきた。
この映画について知っていたことは、以下の4つだけ。

  1. 伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」が原作
  2. ブラッド・ピット主演
  3. 日本の新幹線が舞台だが、オールアメリカロケ
  4. トンチキな日本が山盛り

特に最後の「ガイジンの考えた妙ちきりんなジャパン」に興味を惹かれて見たわけだが、これがなかなか面白かった。


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運の悪い殺し屋が乗り合わせた新幹線「ゆかり:東京発・京都行」には10人の殺し屋が乗っていて、どうやら偶然ではないらしい彼らが殺し合いや騙し合いを繰り返すハチャメチャな作品。

しかしハチャメチャな作品を、きちんとお金と技術を駆使して作り上げているので、見ていて飽きない。
伏線の回収は極めて鮮やか、しかもわかりやすい。くだらない事ばかり続くけれども台詞は気が利いていて、馬鹿馬鹿しい死に方でも"どうしてそんな状況になったのか"で笑わせてくる。これ、邦画だったら「変な顔で吹っ飛ぶ姿」や「流行りの何かに似た負け方」で笑いを取るところだ。

 

 

キル・ビル」みたいなトンチキ日本も、もちろん楽しい。
始まって10秒で「こんな東京駅があるかよ!」と言いたくなる。
その後すぐに「こんな新幹線があるかよ!」と心の中で叫ぶことになる。
静岡県民として嬉しいのが、静岡駅が登場すること。といっても当然ながら「こんな静岡駅があるかよ!」と言うしかない素敵なトンチキ静岡駅。
ジャパニーズニンジャが登場してKawaii女子高生がゲームセンターで音ゲーを始める新宿や秋葉原なら何度も見たけれど、静岡駅にサムライ刀で武装したYAKUZA(マシンガンや金属バットも持っている)が登場するなんて、予想外だった。

ちなみに富士山は、静岡からかなり京都に近づいてから登場する。すばらしい。

 

 

8月のお誕生日招待券を使ってほぼ無料で観ることができたけれど、これは1800円でも大満足の映画だった。
愛すべきバカ映画。真田広之氏も、楽しそうに「ハリウッド製の日本」を演じていた。

 

お題「ゆっくり見たい映画」

映画「ゆるキャン△劇場版」

今日も家族の大病に関する諸々に関わっていた。
いろいろ大変。そして、ブログに書けることがない。

というわけで、少し前に見た映画「ゆるキャン△」について書く。

ずいぶん前に、漫画とアニメは見た。
その頃の勤め先の社長が、この作品の大ファンだったのだ。アウトドア好きとはいえ60代の経営者が強く勧める作品、そして自分の行動範囲(日帰り旅エリア)が舞台となることが多いから*1、ちょっと興味を持って、まとめて見たのだった。

のんびりして楽しい作品だった。
漫画は絵に癖があり、アニメのほうが楽しみやすかった。
田舎の高校生数名がキャンプを楽しむ…というだけの作品なのだが、かわいらしい絵柄とは裏腹に思考が大人(中年)っぽい。
道具に凝り、旅先での食事にこだわり、行楽地を満喫する。
高校生の部活だというのに、揉め事やすれ違いが皆無だったのが印象に残っている。

 

 

劇場版は、彼女たちが成人してからの話。
就職し地元を離れて頑張っている主人公達が、地元の山梨県にキャンプ場を作ることになり奮闘する。
となると普通のドラマならば、職業人としての葛藤、環境による価値観の違い、変わっていくことの寂しさなど、感情のぶつかり合いが起こるものだ。
しかし「ゆるキャン△」らしく、物語はあくまで優しく進んでいく。
もちろん映画だからトラブルも起こるし試行錯誤もするけれども、絶対にギスギスしない。周りの大人達にも"敵"になる人物は一人もいない。
特に主人公の一人は、高校生のように天真爛漫に仕事(アウトドアショップ店員)と独り暮らしを楽しんでいる。あまりに順調すぎて、「いつ"事件"が起きるのか」と勘ぐってしまったくらい。

つまりは絵空事である。こんな20代前半があるものかと思ってしまいそうになる。
でも僕はとても感心したのだった。
揉め事を設定するほうが、そしてトラブル後の成長を描くほうが簡単なのだ。だけどそれでは「ゆる」くない。

変わらない大切な何か…みたいな曖昧で崇高な概念ではなくて、「キャンプと友達が楽しい!」をひたすらに映像にしていくことで、きちんと、この作品として大切なものを描くことに成功している。

 

 

実は、漫画もアニメもずいぶん昔に鑑賞したので、キャラクターの名前や性格も曖昧になっていた。
今回、映画館で見た理由は、上に書いた社長に再会した時に話題にしたかった事と、従姉が劇伴音楽に関わっていたから。
そして、有効期限間近の無料招待チケットが手元にあったことも理由のひとつ。
そういった、いささか熱意に欠ける鑑賞姿勢ではあったが、存分に楽しめたのだった。


特に「持ち味を活かす」という観点では、出色のアニメ映画だった。劇場版によくある「特別な、感動の涙」さえ求められるシーンが無くて、まるで漫画やTVアニメの印象をそのまま豪華にした作品だったから。

 

 

最近は親の大病に合わせて県内を右往左往している。
この映画も、その合間に観た。慌ただしいけれども、よく知らない土地で2時間をぼんやり過ごすよりも、ちょうど重なった上映時間に映画を見るほうが何倍も有意義なのだった。
ちなみに今日は、待ち時間を活用してコインランドリーで冬用のカーペットを洗ったのだった。特に楽しくはなかったです。

 

るるぶ ゆるキャン△ SEASON2 (JTBのMOOK)

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お題「ささやかな幸せ」

 

*1:静岡県のあちこちで、パンフレットや立て看板や聖地巡礼ガイド的なものを見かける。

映画「ククルス・ドアンの島」

午後の空いた時間に、映画館へ行ってきた。
今日観たのは「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」。

子供の頃に見たTVアニメ「機動戦士ガンダム」の1エピソード「ククルス・ドアンの島」を原案とした劇場版アニメ。20分の作品を2時間近くに伸ばすのだから多くの改変があるはずだが、きちんと名エピソードの「ククルス・ドアン」だったので感心した。

ただ、いささか古臭い。
監督が当時のキャラクターデザイナーでディレクター、そして周囲を固めるのが若手という体制。
若手が監督と80年代アニメを強くリスペクトしているのだろう、昔のアニメの"くさみ"みたいなものまで完全再現していた。コメディパートが多いが、長い劇場映画としては、いささか浮いてしまっているきらいがある。

声優も、何十年も続演している主人公などベテランの「アニメっぽい」演技と、若手声優の普通っぽい喋り方(特に子役たちの演技が凄かった)とが噛み合っていない感じ。

モビルスーツ(ロボット)同士の戦闘も、殺陣のように勝敗が決まってしまう場面が多くて、ちょっと残念。すれ違った後にザクリと胴が切れて、やられる側は末期の台詞を吐いて死んでいく。

総じて新味は感じなかった。監督やベテラン達の”老い”を強く感じてしまう。


昨今、アニメに限らず様々な古い作品のリメイクが行われている。技術が追いついたのか、オタクの夢みたいに上手なリメイクが当たり前になってきた*1。そういう作品でも、"これから"に繋がる新しいものが感じられるのだが、「ククルス・ドアン」はそれが無い。

CGで綺麗に動く背景やモビルスーツは他作品からの有効活用だろうし、今後このフォーマットで昭和の作品を作っていくのだとしたら、その第一歩として新しいのかもしれないが。

なんだか厳しいことを書いたが、きちんと料金分は楽しんできた。
料金といえば「特別興行料金」として、サービスデーも優待券も関係なく1900円だったのは気になるところではあるが、ガンダムファンなので考えるは止める。

そういえば、今回は富野由悠季氏が制作には関わっていないようだ。
これも結果的には良かったと思う。「生命力」とか「未来の子供達へパワーを」とかエロスとタナトスとか、そういったメッセージは、この作品には合わないので。

待ちに待ったわけでもなく、映画館で観るつもりもなかったのだが、行ってみれば本当に楽しい時間を過ごせた。"ガンダム"を長く楽しんできた人達には、強くおすすめできる。

 

 

お題「ゆっくり見たい映画」

*1:邦画は…まるで駄目だ。

今年の最初のかき氷

久しぶりに完全な休日。ここしばらくは何かしらの"家の用事"があった。親の入院や、親戚関係の手伝い、届け物など。
今日は出来うる限りの気晴らしをするぞ!と意気込んでいたのだけれど、やっぱり上手くは行かなかった。とはいえ些細な"家の用事"はノーカウントとして、休日らしく過ごしてきた。

 

おやつには、今年度初のかき氷を食べた。
新静岡駅近くの和菓子屋・甘味処の「いわらや」。
小さな店だが、いつも客が途絶えない人気店。

今年度最初のかき氷は、氷イチゴにした。
いちばん好きな味は宇治金時で、いわらやのそれは間違いなくおいしい。さすが和菓子屋と嬉しくなる味なのだった。
でも店の個性がわかりやすいのは、果物を使ったかき氷。その中でも最もスタンダードな氷イチゴを、この夏の始めに食べることにしたのだ。

狙い通り、というわけではないけれど、やはり氷イチゴは少し違っていた。
店で作った"蜜*1"はイチゴを煮たものなのだが、ジャムに糖液を追加したような雰囲気なのだった。しっかり甘く、果肉部分はゼリーのようになって、しかも丸い。
糖の使い方のせいか「まるで和菓子」と思ってしまった。

とても良いかき氷だった。
これは幸先が良い。この夏も、夏の前に来る梅雨も、夏の後の秋も、素敵なかき氷に出会えたら嬉しい。

 

そして今日は、鷹匠町や北街道の商店街で開催されていた「一箱古本市」にも行ったのだった。
なかなか楽しいイベントではあるが、午後だったこともあり本の数も店も少なく、購入した本は無し。次回に期待したい。

 

お題「大好きなおやつ」

*1:甘味処なので、ソースとかシロップとは呼ばない。あくまで"蜜"なのだった。

電話は来ない。リクエストも受け付けてもらえない。

親の入院と検査の件で病院から連絡が来るはず…ということでスマホを気にしていたのだが、結局は何の連絡も無かった。

おそらくは検査結果について、そして今後の処置について説明があるはず。とはいえ、なにしろ忙しい総合病院である。いつも医師の空き時間を利用するようなタイミングで「説明があるので来てください」と連絡が来る*1。17:00過ぎの時もあれば、いきなり1時間後ということもある。

ただしこの「連絡が来て、今後の処置などの説明がある」というのは父の思い込みである可能性も高い。病院側は「説明すべきことがあれば連絡もするし、呼び出す」つもりだったのかもしれない。ただの報告で人を呼びつけるようなことはしない…のかもしれない。
なにぶん父も老いてきたので、このあたりの「予定」と「願望」が混ざっていることが増えた。

それに(繰り返しになるが)総合病院は本当に多忙なように見える。
新型コロナ対応は今も続いているし、スタッフの数も足りない。丁寧な説明と本人・家族との同意が常識になっていても、優先度が下がるのは仕方がない。

なので、一日中スマホを気にして過ごしていたことについて、病院を悪く言うつもりは全く無い。いや、電話を待ちながら夕方を迎えたときは「なんだよう」くらいは思ったのだが、そのときの気分は飲み込んでおく。
これも入院家族を持ったときの、気苦労のひとつ。病人や医師や病院スタッフに比べれば楽なものだ。

 

ところで今日は夕方に図書館へ行ったのだった。
図書館では、読みたいが蔵書にない本をリクエストする制度がある。何度か利用したが、大抵の本は購入してくれるようだ。

今日は来月に発売の資料本をお願いしてみた。
わりと一般向けの本で、絵本や読み物としても楽しめるから、まず審査は通るだろうと目論んだのだが、なんと受け付けてもらえない。

窓口担当者が言うには「リストにない」のだという。
出版社のウェブサイトでは発売日もISBNもわかる。Amazonなど通販サイトでも予約ができる。でも「リストにない本は、リクエストを受けることができない」と、申請用紙を受け取ってくれない。

普段は預かってくれるのに、なぜだろう。
これはもう”なんとなく”でしかないのだが、この担当者に質問をしても納得のいく答えは返ってこない気がする。4回くらいは「リストにないので」を繰り返していて、それがどんなリストであるのか、言葉で伝える意識がない。
「リスト」とは、おそらくは図書館が持っている「既刊・新刊リスト」なのだろう。それに載っていない新刊は、審査登録ができないからリクエストを受け取れない。そういう意味なのだと推測する。

今までリクエストを受けてくれていたのは、既にリストに載っていたか、載っていない場合でも受付をする手順があるか、とりあえずリクエスト用紙を預かる機転を利かせてくれていたのだ。

そして今回はそれを期待できない。これは経験則になるが、相手のことを考えない説明を繰り返す人に、どんな機転も期待できないのだ。
となれば僕としては、引き下がるしかない。

窓口担当者は「近いうちにリストに乗るでしょう。その時にまた手続きに来てください」と言っていた。
だったらリクエスト用紙だけでも預かってくれよう、と思ったのだが、小心者の静岡中部民である自分は、そんなことを言葉にはできないのであった。

 

 

というわけで、ちょっとだけ上手くいかないことが続いたけれど、僕は元気です。

おやすみなさい。

 

お題「気分転換」

 

*1:かなり心臓に悪い。

「三体」を再読する

ひょんなことから「三体」を手に入れた。


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「三体」は中国のSF小説
全3部作で、どれも世界中で話題になった。日本でもベストセラーリストに長く載っていたのを覚えている。

確かに、とても良いSF小説だった。
第1部はAmazonの朗読サービス「Audible」で楽しんだ。静岡と四国を車で往復する時間に、この小説の朗読を楽しめたことは、なかなかに得難い体験だったと思う。

2部と3部は活字で。どちらも電子書籍
2部に関してはAudibleでも読んで(聞いて)いる。
長いSF小説は得意ではないのだが、きちんと楽しめた。読みやすさが抜群で、さすがベストセラー!と感心したし、ものすごく"新しいもの"に触れている感覚は新鮮だった。

決して好きなタイプのお話ではないけれど、集中して読んでしまう、というか読まされてしまう小説。得難い読書体験だった。

 

 

今日はその「三体」に、偶然の再会をしたのだった。

数日ぶりにからりと晴れた午前中。買い物のついでに少し歩こうと住宅街を散策していたら「ご自由にお持ちください」の箱を発見した。
揃っていないコーヒーカップや、貝殻で作った小物入れ、そして大きなガラス灰皿など、いかにも不用品といったものが、木箱に入っていた。
その横に段ボール箱が並んでいて、そちらには古い本が詰まっている。
青汁トマトでガンが治るとか、学校行事のエチケット集とか、Windows Xp時代の仕事術といった、古本屋でも値段がつかないような実用本の中に、なぜか「三体」が揃いで置かれていた。他にSF本は無し。小説らしきものといえば「KAGEROU」と「世界の中心で、愛をさけぶ」だけ。

 

 

自分で紙版の「三体」を再購入はしないと思う*1
でも無料なら読んでみたい。最近は紙の本を読む機会も、めっきり減ってしまった。

というわけで「三体」の全巻を貰うことにした。
分厚い小説が5冊。いつもかばんに入れている買い物袋が破れそうに重い。

今日の夕方に再読を開始した。
やはり紙の本だと印象が違う。Audibleの朗読で固有名詞やストーリーは頭に入っているけれど、ページめくりで読書の流れが止まる。電子書籍だとタップするだけだが、紙の本では両手を使うから、思考も一瞬切れる感じだ。
そしてページの進み具合が物理的に把握できるから、物語の進行度も予測できてしまう。
これは意外だった。指で挟んでいるページの量で、「まだまだ中盤だろう」と推測していた。自分では意識していないのに、ふと気がついたら進行度を前提に物語を楽しんでいたのだ。
普段の、それほど厚みのない小説では、ここまで明確な感覚はない。

困っているのが、本の厚さと重さ。
僕は寝ながら読書する習慣がある。だが「三体」は少し重すぎるし、厚すぎる。翻訳小説としてはこれでも"並"かもしれないけれど、手が疲れてしまう。
読書しながら眠くなってくると、力が抜けた瞬間に本が顔に当たって驚くことになる。どんなに長い本でも同じ寸法になる電子書籍とは大きな違いだ。

内容も、そして物理的にもヘビーなこの書籍版の「三体」。
せっかくだから、丁寧に読みたい。

 

 

ちなみに1冊目は少しだけ書き込みがあったが、2冊目以降は新品かもしれない。開くときにぱりぱりと音がしたし、出版社の案内も挟んだままだった。読み終えたら図書館に寄贈しようと考えている*2

「ご自由にお持ちください」の家には、何かお礼をしたいところではある。
でも家の雰囲気からすると、取り壊し前の処分、あるいは終活・遺品整理のようだった。再訪した時には、もう箱も家も無くなっているような気がするのだ。
それに、買い物のついでの雑な散策だったから、正確な位置もわからない。

 

 

そんな日曜日。
明日は再び多忙となる。でも今日はまだ、急いで片付けたいパソコン作業があるのだった。ブログなんて書いている場合ではないし、SF小説を読んでいる場合でもない。

 

 

 

*1:合計で9千円くらいする。

*2:確か、地元の図書館の「欲しい本リスト」に載っていたはずだ。

大きなカツカレー:ジャイアン

急な用事で静岡の中心街へ行く。
少し早めだったが、昼食は外食で済ませることにした。

どこで何を食べようかと裏通りを歩いていたら、「カツカレーの店ジャイアン」に数人が並んでいた。シャッターは半開き、グーグル・マップでは閉店の表示になっているのに、である。

何なのだろうと看板を眺めていたら、店主が中に招き入れてくれた。
どうやら営業はしているらしい。

Instagramなどを調べてみると「原料価格高騰などで、無闇に客を増やせない状況となっている。なのでグーグル・マップには閉店と偽情報を出した。」というのが真相のようだ。シャッターが閉まっているのに入店できたのは、少し早めに開店準備ができたから、だった。

 

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ともあれ本当に久しぶりの、ジャイアンのカツカレー。
Sサイズでも量が多い。
2種類のカレーに揚げたてのトンカツ、目玉焼き、野菜などがワンプレートに乗っている。

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静岡市では珍しい、サブカル寄りのカレー屋である。しかも、ナチュラル趣味"ではない"のは、唯一無二かもしれない。
そして、サブカルカレー店かつ大盛りが売りなのに、きちんとおいしい。
だから今日も、僕が食べているうちに店の外に行列ができていた。

冷水とは別にカルピスの原液パックがあって、好きに作って飲むことができるし、BGMは昭和のポップソング、おまけに店は元・夜のお店*1で、今もその名残があるなど、癖の強い店だ。
でもカレーはおいしい。ターメリック色の長粒種米も、スパイスだけに頼らないカレールウも、きちんと作られていて好感が持てる。

というわけで、満足した。
安直な表現だが、中毒性のあるカレーだと思う。
真面目に作られたジャンク寄り昼食を堪能した。
夕食をトマトとクレソン(近所からのおすそわけ)で済ませたので、総合的にヘルシーと断言したい。

goo.gl

 

秀和レジデンス図鑑

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ところで今日は、購入依頼をしていた本が図書館に届いたのだった。
数ヶ月前に依頼して何の知らせもなかったので、審査は却下されたのだと思いこんでいた。
ちょうど父が図書館に行っていて、カウンターでこのことを伝えられたのだという。「家族、たぶん息子さんが依頼していた本を購入しましたよ」と言われた…と、LINEが届いた。

夕方に本を受け取りにいった。
聞けば、図書館では世帯構成を把握しているとのこと。
なるほど、今回のような利用者への便宜はもとより、延滞や紛失の対応になるのか。しかし、僕としては、特に家族情報を伝えた記憶がない。あまり追求すると責めているように思われそうなので何も聞かなかったが、どのようにして紐付けしているのだろう。
同じ住所なら家族扱いなのだろうか。あるいは、同じ住所で電話番号や名字が一緒なら、家族として登録するのだろうか。

よくわからない。ただ、ちょっと驚いたのだった。

 

お題「わたしの癒やし」

*1:アダルトショップ

良性の耳のやつ

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昨晩から、寝転がっているときに横を向くと、目が回るようになってしまった。
回転軸は地面と垂直、右回転のときも左回転のときもある。子供の頃にふざけて自分で目を回す行動をした時とおなじくらいの"ぐるぐる感"が十数秒続く。

それ以外に不調は無いのだが、何度も続くと嫌なものである。なんとなく疲れもする。
今のところベッドの上でしか発生していない。しかし、例えば机の下に頭を突っ込んだ時にでもこの状態に陥ったら、なかなか大変なことになるのではと想像してしまう。

というわけで調べてみた。
インターネットの海に2分ほど潜り、素人判断した結果は「良性発作性頭位めまい症」だった。
内耳の卵形嚢にある耳石が三半規管に入り込んだ時に起こるもので、時間経過で回復する。長く同じ姿勢で寝ていると起こりやすいらしい。さらに調べると、新型コロナ用ワクチンで熱を出して寝込んでいた人による発病(?)が最近は増えているとのこと。
自分も昨日まで2日間は寝て過ごしていたので、たぶんそれだろう。

例によって、NHKの健康番組による「直し方」の解説も見つかった。
様々な体操を用いてお茶の間にいながら病気を治すのが、NHKの健康情報バラエティの教義となっている。耳にある炭酸カルシウムの小石が間違った場所に入ってしまったなんて状況は、まさに体操の出番なのである。

先ほど1回だけ、その体操を試してみた。
残念ながら、まだ目眩は起こる。
寝ながらの読書がなければ一日を穏やかに締めくくれない人間としては、その前に目が回るのは負担でしかない。だからさっさと治したいのだが、ままならないものだ。

あと何回かは試してみる。
病院に行くほどの不調ではない、と思う。ただ、もちろん放置も怖い。
数日の様子見(として回復体操)で変化が見られなかったら、きちんと病院に行くことにする。

しかしびっくりした。
目眩自体は経験があるけれど、寝転がるたびに遭うのだから困ってしまう。
もう少し"劇症"ならば覚悟も決まるし病院にも行くのだけれど、しばらく付き合うというのも嫌な感じ。

 

 

でも仕方がない。寝る時だけの不快感だ。
これが野生動物だったら生死に関わる。三半規管ならカエルだって持っている。カエルなら「良性なら、しばらく様子見」なんて言ってられない。人間で良かった。

 

 

読書喫茶 「電気読書座」

昨日に引き続き、葵区の日吉町近辺へ行くことになった。
用事を済ませた後に、気になっていたお店「電気読書座」へ行ってみた。

静岡では珍しい読書喫茶。
読書喫茶のルールは「おしゃべり禁止」である。だから店はとても静か。
1人席も多く、本は読まずにただのんびりするにも良い店だった。

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ショップカードには「読書と緑と珈琲と」と書かれている。
「読書」は上記の通り。本棚やテーブルにも本はたくさんあって、いくつかはおすすめのPOPが添えられている。
カフェといえば、妙に癖のある本棚が定番だが、この店はわりと普通。ここ20年くらいの、本好き・書店好き女子が好む小説や写真集、エッセイがまんべんなく揃っている感じ。もちろん古い名作もある。「そうそう、これ良い本だよね」とか「興味あったけれど読む機会が無かった」みたいな本ばかりで、読書喫茶としては完璧に近い。
精神世界や自己啓発や自然回帰の本を、内容ではなくジャンルで揃えているような「本のあるカフェ」とは違うところに好感を持った。店の目的にぴったり合っている選書ができる店は本当に少ないのだ*1

 

 

 

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「緑」も、なかなか具合がいい。
狭い店ではあるが、観葉植物があちこちにあって、しかも人間の邪魔をしていない。
窓の多い店で、光の加減とグリーンがよく映えていた。
カウンターや壁は、よくあるワックスがけした足場材ではあるが、小物や緑の使い方で、すっきりした印象。要所に使われた古物もうるさくなくていい。

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喫茶としても悪くない*2
今日注文したカフェオレは、フォームミルクがたっぷりで、ちょっと懐かしい感じ。ふた昔前のカフェ・ブームの頃を思い出した。
量も多くて、ちびちび飲みながら読書をするにはちょうどよいのではないだろうか。
軽い食事(フルーツサンドやピザトースト)もできるようだ。今度行ったら、お汁粉を注文してみたい。

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場所は静鉄日吉町駅から静岡デザイン専門学校を過ぎてすぐ。
目立たない入り口から螺旋階段を登って2階にある。
行き交う静鉄電車を眺めながらぼうっとして、たまにカフェオレを飲んで、読書をしていると、あっという間に時間が過ぎてしまう。

経営…というか本業は清水区の動物病院だそうだ。
こちらの喫茶は副業かつ趣味かつ文化事業のようなものなのかもしれない。しかし、だからこそコンセプトがブレず、理想主義を形にできているように感じた。少なくとも「ゼロから始めました。理想は高いです。がんばります」みたいな店よりも、居心地は良い。

 

 

行きたいけれどウイルスがなあ…と遠ざかっていた静岡市街のお店を図らずも訪れることができ、しかも空いていたのは幸運だった。

明日から久しぶりに出勤。あと1日か2日は休みが欲しいところ。でも仕方がないので、今日はとりあえずもう寝ます。おやすみなさい。

 

 

*1:お客さんのために…と言いながらも店主の自己表現の場になっている本棚の多さよ。

*2:正確には「とても良い」。

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