白菜とシウマイの鍋

総じて捗らない日曜日だった。

一応の家事は終えたものの、懸案というか「やりたいこと」は進まず。でもまあ、身体を休めることができた、ということで良しとする。

夕食は鍋で済ませた。
これも手抜き。今日はお弁当の仕込みだけで集中力が切れてしまったので。

本来は「横浜崎陽軒のシウマイ」を使うのが本式らしい*1。あれは干し貝柱が入っているので。僕は冷凍の(スーパーで120円だった)シューマイを使った。

鍋の良いところは、調理中に味を決定しなくても良いところ。食べる時に完成させればいい。

料理は簡単。白菜を山ほど食べるための鍋、なのだと思う。

  1. 白菜を切って鍋に入れる。
  2. 隙間にシウマイを詰め込む
  3. 水か湯を注ぎ、適当に出汁の素を加える*2
  4. 煮る
  5. 胡椒を振る
  6. 白葱を刻んで散らす
  7. 完成

脂と味はシウマイから出る。
ポン酢でも良いが、今日は「胡椒+黒酢」にしてみた。
これは前職の社長が「騙されたと思って試してみなさい」と教えてくれた、「究極の餃子タレ」である。黒酢なのは、たまたま手元にあったから。普通のお酢でもかまわない。餃子をまとめて作ってたくさん食べる家は一度試して欲しい。それこそ騙されたと思って。普通の餃子が一段美味しくなるので。
胡椒は粗挽きでもいいけれど、個人的にはラーメン屋にあるような細かい粉のものが良いと思う。

さてシウマイと白菜の鍋にこの胡椒と黒酢は合うのかというと、ちょっとさっぱりし過ぎている。胡麻油と醤油を少し加えたら味が完成した。

 

 

こういう鍋を作るとき、実家から持ってきた1人用の土鍋では容量が足りない。5号くらいのサイズでは「副菜としてのor酒の肴としての鍋」しか作れない。
というわけで今日はわざわざ1人〜2人用の鍋を買ってきたのだった。自分の場合、野菜をもりもり食べるための(消費するための)料理が鍋なので、2人用でも十分といえる。金属製で平べったい、内側はフッ素樹脂加工の使いやすいもの。風情には欠けるが機能的だ。

では寝ます。
今日は頑張らなかった日。明日、早起きしてがんばる。

 

小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代 (新潮新書)

小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代 (新潮新書)

 

 

*1:小林カツ代氏の本で知った。

*2:今回は味の素の貝柱味の中華スープを使った。無ければ昆布でも何でもいい。薄めを心がける。

映画と小説とAランチ

午前中は映画館に行った。
高松市の街にあるミニシアター「ソレイユ2」で「ア・ゴースト・ストーリー」を観てきた。

 


 

期待以上に素晴らしい映画だった。
たぶん予告編だけで「観たほうが良い人」とそうでない人を峻別できる。前者にはおすすめ。

最近は以前のように、映画を片っ端から観る習慣が無い*1。そのせいか、最初はいかにもミニシアターっぽいこの静謐でゆっくりしたペースの作品に集中できなかった。エンターテインメント性溢れるハリウッド映画ほどには、意識のスイッチを「映画鑑賞モード」に切り替え難い。

でもいつの間にか、スクリーンの向こうの世界に夢中になっていた。
登場人物が極めて少ない、寂しい夜空のような作品。
ただのシーツ姿の亡霊が佇む世界にどうしようもなく惹きつけられてしまう。愛の話だがラブストーリーではない。
心を残す、という意味では僕だって映画のゴースト(C氏)も僕も変わりは無い。違うのは、僕達は長く残れないこと、魂が浄化されてすぱっと終わることができないこと。

 

映画館を出てから、特大のため息が出た。
こういう感情はどこに持っていけば良いのだろう。

 

 

 

 

ところで今日は特段に寒かった。
四国に住んでから初めての、手や足の先が痛くなるような冷えかた。冷蔵庫の中にいるような、外を移動するのに制限時間がある気温だった。
正直なところ、自転車で娯楽の一環として街を探検する陽気ではない。でもせっかくなので街の周辺域を散策した。

 

お昼は瓦町駅の静かな側にある、老舗の洋食屋さん「アガペ」でAランチを食べた。Aランチというのはこのお店の基本セットなのだと思う。
アーモンド型で整えたご飯と、スープ。ハンバーグとエビフライとトマト味のスパゲティ、サラダというか生野菜。

どれも洋食屋さんらしいしっかりした味わいで、日常の贅沢といった感じ。食べていてにこにこする食事。
ここは、何を食べても美味しいだろう。そういう確信が持てる店を教えてくれた仕事の知り合いに感謝したい。

 

 

引っ越してから何度も行っているティールーム「スリール」でチョコレートのタルトと紅茶を楽しむ。
ここはケーキが抜群に美味しいし、紅茶をポットで頼むことができる。
特に今日は小説を集中して読みたかったので、ポットの美味しい紅茶は有難い。結果的にはケーキに夢中で小説はそれほど進まなかったけれど、これはこれで良しとする。

 

 

 

読みたかった小説「天冥の標Ⅹ 青葉よ、豊かなれ PART2」は、結局夕方から今までかけて読破してしまった。ページ数はそれほどではないけれど(318ページ)、自分にとっては1日で読み終えるつもりはなくて、その衝動に驚いている。
完結まで残り1冊。なるほど風呂敷がするすると巻き込みはじめ、そしておそろしく気になるところで次の巻に続いている。2月後半発売の最終刊が待ち遠しい。思えば10年はこのシリーズを読んでいる。

 

 

 

こういう1日だったから、家事の類は最低限しか行っていない。
食料品の買い出しは済んだ。床に物は置いていない。いま部屋は暖かく、あとは寝るだけ。

夕食だって食べていない。お昼が充実していたので、今まで気にならなかった。

思えばこういう休日は久しぶりだ。仕事か何かに気を取られて、100%自分の娯楽に使う休みが無かった。うん、満喫した。

 

 

お題「最近見た映画」

お題「今日の出来事」

お題「行きたい場所」

 

 

 

 

*1:静岡の「シネギャラリー」の年間パスポートはあと2回の無料鑑賞権が残ったままだ。

量産・天丼・ばれた・お風呂・書籍

量産

数日前に作った「磁石+ボトルケージ」の量産体制に入った。
仕事の知り合いから“発注”があった。
友人知人ならば材料費+100円で制作を承ります。

 

 

天丼

お昼ごはんを食べ損ねてカロリーメイト的なもので済ませたのが15時の少し前。仕事を終えてから買い物やゴミ捨てなどを済ませていたら食事を作る元気が無くなったので、気になっていた小さな天丼専門店へ。
味は普通に天丼。好物なのでとても美味しくいただけた。
価格が330円というのは破格に過ぎないだろうか。讃岐うどんのセルフサービスと同様に、食べ終えた器は返却口に返すかたち、メニューは天丼数種類と天ぷら定食のみと限定、それ以外にも色々と簡素にしていたけれど、それにしてもこれは天丼の価格ではない。
ご飯の量が少なくて、自分としては都合が良い。

 

 

ばれた

日常生活における雑談、もっと言うと雑談のネタがブログの内容と“かぶる”事がある。当然なのだけれど、世界は広いので基本的にブログから本人特定に至ることはあまりない。例外として、ケーキ屋のカフェスペースや個人経営のカフェを訪れていて、かつその事をブログに書いていると、何度めかの訪問で「あの、ひょっとして」と声をかけられることがある。食べたものの写真なども載せているから、これはもう仕方がない。

今日は仕事で3回くらいしか会っていない人から、突然にスマホを突きつけられた。僕のブログ(このブログです)が表示されていた。
転居その他の境遇から“たぶんコイツ”と疑っていたら、ブログで言っているような事を話していたので、特定に至ったとのこと。
職場や関係者には秘密にしてくれるとのこと。ご配慮、感謝する。

しかしこういう“特定”は心臓に悪いので、基本的には黙っていてくれると助かる。十中八九このメガネ中年だろうな、と心の中で笑ってくれればいい。

とはいえ、僕が実は女性という可能性もあるので四国でメガネ中年ばかり探しても無意味だと(あえて)進言する。文章ならばいくらでも嘘が書ける。

 

平気でうそをつく人たち:虚偽と邪悪の心理学

平気でうそをつく人たち:虚偽と邪悪の心理学

 

 

お風呂

久しぶりにお風呂に入った。
と書くとずいぶん不潔な人間みたいだ。基本的にシャワーで済ませているので、自宅でお風呂は珍しい。
深い理由はない。ただ今日はちょっと疲れたため、たまにはこういうのもいいかな、と思ったのだ。周囲がインフルエンザや風邪に溢れているので自分なりの体調管理を試みたわけだ。
しかし防水性能を持つデジタルデバイスを一つも持っていないし、水に濡れてもいい本も無いので、お風呂に入っていても暇で困ってしまう。防水ノートと鉛筆でレザークラフトのアイデアを書くなどして30分ほど湯に浸かった。

 

オキナ プロジェクト耐水メモ オレンジ PW2569

オキナ プロジェクト耐水メモ オレンジ PW2569

 
オキナ プロジェクト耐水メモ B7 PWB7

オキナ プロジェクト耐水メモ B7 PWB7

 

 

書籍

まとめ買いした。紙の本を買うこと自体、久しぶり。
高松の田町商店街近くの格好良い本屋さん(ルヌガンガ)に注文していたのだ。素敵なお店なので、微力ながら「買い支え」をしていきたい所存。

 

四国懐菓子88

四国懐菓子88

 
ILLUSTRATION MAKING & VISUAL BOOK 丸紅 茜

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お題「今日の出来事」

今週のお題「冬の体調管理」

ドライヤー(っぽいもの)を購入した

独り暮らしを始めてから2ヶ月ほど経つ。今までドライヤーを持っていなかった。
普段は自然乾燥に任せていて、特に不自由は無い。
でも、朝にシャワーを浴びることもあるし、急いで髪を乾かしたい時もたまにある。
それ以上に、工作道具として熱風を出す機械があると便利なのだ。
もちろん家事でも使い途はある。洗濯物の乾燥を助ける、シールを剥がす、あるいは狭い場所の埃を吹き飛ばすブロアー代わりにも使える。

あれば便利、でも毎日は使わない。ということで調達を後回しにしていた。

 

そのドライヤーを昨日、Amazonで買ってしまった。
自分が求める条件に合ったものが格安で売られていたので。

  • マイナスイオンやナノイーといった機能が付いていないこと
  • シンプルなデザイン、特に安っぽいメッキ装飾や半透明樹脂が使われていないこと
  • 風量が大きいこと
  • 可能ならば温度または風量を3段階以上に調整できること

上から順に重要度が高い。
安物に限ってマイナスイオン云々が謳われている。これはつまり貧乏人が“なめられている”のだ。安さにつられて似非科学製品を買うわけにはいかない。

結局、全ての条件を満たしたのは、髪用のドライヤーではなくて、工作用の「ヒートガン」だった。
風量、温度ともドライヤーとしての使用に問題は無い。うっかり温度ダイヤルを最大にすると、頭に600℃の熱風が吹きつける点だけは注意したい*1
僕が僕の部屋で使うので、これをドライヤーと言えばドライヤーなのだ。異論は部屋の外で聞く。

価格なりの質感だが、シンプルで不思議と嫌な感じはしない。ロゴ部分などをちょっと改造してみようかと検討中。

ドライヤーにしては電源コードが短いこと、音が業務用並みにうるさいことは難点かもしれない。しかし何しろ安いし、想定した能力はありそうなので(風温600℃は怪しい気がする)これからは風呂上がりから塩ビ管工作まで活用していきたい。コーヒーだって焙煎できそうだ。

 

 

 

 

ところで今日のお弁当は以下の通り。

https://www.instagram.com/p/BtAWdaGgcnw/

  • 五穀米とワカメのごはん
  • 青菜ふりかけ
  • 鶏唐揚げ
  • 菜の花のおひたし
  • 茹でたわさび菜
  • キノコのオイル煮

内容はともかくInstagramでの反響(?)が急増して驚いている。先週くらいからフォローする人が増えた印象だが、今日は「いいね」が通常の数倍になった。前に、何かのまとめ記事に(イメージ画像代わりに)貼られた時にフォロワーが増えたけれど、今回は何だろう?いちおう、職場やその関係者には見つからないようには配慮しているのだが、なんとなく不安ではある。

 

動物園巡礼

動物園巡礼

 

 

お題「ひとりの時間の過ごし方」

お題「今日の出来事」

*1:低温側に印を付けよ、とかつて工場で働いていた僕の魂が囁く。カイゼン活動だ。危険予知活動だ。

お弁当、インフルエンザ体制、僕は元気。

お弁当はこんな感じ。

https://www.instagram.com/p/Bs9uM7ZgMVj/

  • 五穀米ごはん
  • 芽鹿尾菜と豆とキノコの煮物
  • 青菜ふりかけ
  • 玉子焼
  • オイルサーディンと唐辛子とインゲン豆

まあ、地味である。それと塩分が多い気がする。

 

 

 

本日から職場のキッチンでお弁当箱を洗えるようになった。
帰宅してから実際以上に時間が節約できた気がする。

職場はがらんどうのビルなのだが、自分達で手を入れながら整備して使えるようにしている。キッチンは僕が取り付けた。何だってやれば出来てしまうものだ*1

冷蔵庫も入った。ようやく給湯室らしくなった。コーヒーもお茶も淹れられる。

 

キッチン (角川文庫)

キッチン (角川文庫)

 
キッチン (福武文庫)

キッチン (福武文庫)

 

 


仕事は順調、でもインフルエンザが流行していて、関係者数人が出社停止中。家族に罹患者がいる人達も自宅勤務が原則となった。
病人でも自宅で無理をして仕事をしてしまう(欠勤したくない)外注さんもいるので「とりあえず問い合わせに答えてくれたら仕事をしたとみなす」という例外を設定し、安心して療養してもらうことに。問い合わせに対応できない、チャットツールやメールに1日経っても返信できないような体調なら、有休や欠勤も仕方がない、という考え。零細企業なのでこういう変化球の福利厚生(?)をひねり出す必要があるのだ。問い合わせといっても「あのデータって何処に保存してある?」みたいな簡単なものだけ。基本的には「お客さんに迷惑がかからないギリギリの水準で、みんなで寝込む」体制へと移行している。

 

 

では寝ます。
僕は秋にワクチンを接種したのでインフルエンザは他の人よりも安心できる。
昨年後半は引っ越しや旅行、そして転職があったので打てる手は打つ方針だった。
でもインフルエンザはワクチンに“はずれ”があるのがちょっと困る。はずれるから打たない、は馬鹿な判断だとわかっているけれど何とかならないものか。
「予防接種をしたのに罹患した場合は日本医師会から残念賞としてAmazonギフト券が貰える」といった救済措置でもいい。来年度の接種費用が無料になる券とか、どうだろう。

 

 

 

 

 

*1:実は前職でシステムキッチンも扱っていて工場見学もしていたから基礎知識はあった。ずっと配管を多用する工場に勤めていたこともあって、配管設備への抵抗感も薄い。

とても雑な中華粥と、地味なお弁当と。

独り暮らしと中華粥は相性が良い。
手間をかけずにまとまった量が作れるし、冷蔵や冷凍で保存も効く。
炒め物や濃い味のおかずとの相性が良いことも忙しい独身の平日にぴったり。
今の勤め先は出勤時刻が遅い。お腹が空くのを待っていると、昼食がずいぶんと遅くなってしまう。なので米の量が加減できる中華粥を朝に採り入れる計画は引っ越し当初から考えていた。

できるだけ簡単に、もっというと雑なものでかまわない。
旅先で食べた中華粥は、専門店のそれと比べて出汁も濃度も風味も味付けも多岐にわたっていて、なるほど自由で良いのかと認識を改めたところだった。ペルーの空港の中華粥なんてコンソメっぽい味の“米と鶏のポタージュ”だった。

先ほど明日のぶんを仕込んでみた。洗い物などの合間に15分程度の作業時間。慣れればもっと楽に早くできるだろう。

ここにレシピを記す。

  1. 食べる量と保存する量を考えて水を計る。
  2. 例えば保存容器に水を入れてみる。
  3. 鍋に水を注ぎ、ちょっとだけ減らす。
  4. 米を適当に入れる。
  5. 横浜中華街の専門店では「お粥1杯はレンゲ1杯の米から」と言っていた。後で希釈できるので適当でいいが薄めのほうが“それっぽい”と思う。
  6. 加熱開始。焦げ付かないように中火から弱火を保つ。
  7. 美味しそうな出汁の素材を適当に入れていく。鶏肉とか干しエビとか。今日は鶏肉(親子丼用にカットされているもの)を投入した。
  8. 生姜(今日はチューブ入り)を入れる。
  9. 味付け。ヒガシマルの「ラーメンスープの素」を半量程度。これで味が決まる。なにしろラーメンスープだ、中華料理だ。
  10. 胡麻油を入れる。食べる時にも加えるので忘れても大丈夫。
  11. そろそろ沸騰してくるので、そのまま弱火でことこと煮るか、保温調理(布で包むとか)に移行する。
  12. 米が“咲いた”状態になれば完成。
  13. 胡麻油や葱や油揚げ(胡麻油を塗って炙るとよい)を添えて食べる。
  14. 余ったものは保存容器に入れる。

今回の改善提案は、ラーメンスープの素を入れることだ。
ちょっと醤油の色が強いので、少なめにして鶏ガラスープの素を加えても良いかもしれない。白っぽい“素”があったら採用したい。

台湾土産にいただいた、台湾味の素が製造販売している「ほんだし貝柱味」があれば便利だろう。あれは美味しかった。
日本ならば「干し貝柱スープ :味の素」が代替できそうな味だった。


明日の朝には青梗菜とニンジン(細切り)の炒め物を作る。肉っぽいものが足りないが、なんとかなるだろう。

 

味の素 KK干し貝柱スープ 50g×5個

味の素 KK干し貝柱スープ 50g×5個

 

 

 

決して威張れる料理ではない。僕だってお客さんが来たらこんなものは出さない。でもこういう品を、もそもそと食べるのもまた生活の彩りといえる。

 

粥百選

粥百選

 

 

もっさりもそもそした料理といえば、今日のお弁当がまさにそれだった。

https://www.instagram.com/p/Bs7WB1kASh1/

  • 五穀米ごはん
  • 焼いたオイルサーディン
  • インゲンとシメジのオイル煮
  • 蒸したサツマイモ
  • 練り製品色々と根菜の煮物

唐辛子入りのオイルサーディン缶が安かったので活用。インゲンとシメジも同じ油で煮ている。塩胡椒を足しているが味は似ている。
練り製品はいただきもの(高松市は揚げたカマボコの店が多い)と、おせち料理用の余りのカマボコ。どちらも質が良いのか、煮物にしたらとても美味しい。

この写真を撮った後に彩りが足りない気がして「山葵菜」のお浸しを追加した(遅刻しそうになった)。

お題「ひとりの時間の過ごし方」

ケトルと疲労

疲れると電気ケトルをガスコンロの火にかけてしまう、と話には聞いていた。自分がそれをやるとは思わなかった。
とはいえ疲労困憊とまではいかない。どちらかといえば体調の問題だろう。
それに他の作業をしながら、普段とは違う手順や姿勢で水をケトルに入れていた。
諸々が影響して、ガスコンロの五徳に電気ケトルを置き、火を付けるに至ったのだ。

 

 

すぐに気がついて、ほんの数秒で火から下ろした。底面が少し濡れていたこともあり、大事には至っていない。
見た目もほとんど変わっていない。

この電気ケトルは、静岡で買った。
ホームセンター「Cainz」のオリジナル商品。買った後にもう1つ、友人から貰ったので、一時期2つ持っていた。
片方は職場に置いてある。
Cainzは四国に無いので、ホームセンターの品と説明すると驚く人が多い。
ちょっとデザインが洗練されていて、確かにホームセンターらしくはないかもしれない。

ケトルの注ぎ口は細くなっていて、全体的にコーヒー用のポットを意識したデザインとなっている。
コーヒーを淹れるのに便利だし、口が細いとその他の作業にも使いやすい。
個人的な好みで、さらに口をつぶして細くして使っている。

たぶん引っ越してから、最も使用頻度が高い家電製品だろう。
目が覚めたらとりあえずON、スヌーズで追加の睡眠をとる時ですらこのケトルだけはONにすることさえある。
寝る前には水を入れておく。

沸騰までの時間がもう少し速ければ言うことはないのだが、でもワット数が上がれば電子レンジ等との同時使用も難しそうなので、これで十分。
今のところポットは持っていない。お湯が余った場合、夏用の魔法瓶にとりあえず入れることはあるけれど、基本的には必要分のみを沸かす。

四国では手に入らないから帰省の折には予備を買っておこうか、とさえ思うことがある程に気に入っている。
安いし、そしてこういうものはいつの間にか廃盤になるから。
蓋のノブに不要なブランド名が刻印されているので*1、そこだけは交換するつもり。
とりあえず、火にはかけず大切に使いたい。

 

 

 ↑これじゃないです。

 

では寝ます。
今日は帰宅してから色々と失敗が多い。
iMacの調子も悪い。こういう時は寝るに限る。夢の中なら失敗しても数時間で帳消しになる。

 

お題「愛用しているもの」

*1:AMADANAが企画した商品なので。

キッチン用ボトルホルダー(ボトルケージ)の試作

こういうものを作っている場合ではないのに、という状況で妙に捗ってしまう工作や創作物が世の中には存在する。

例えば、今日作ったこのボトルホルダーがまさにそれだ。

 

余っていた自転車用ボトルケージと、工作素材箱の中に転がっていた穴開きマグネットを繋げただけ。今回は手元にあったリベットを使ったけれど、普通に作るのならばボルトとナットが簡単だろう。

これ、思いつきで作ったわりに、なかなか便利だ。
タオルかけにもなるし、もちろんペットボトルも収まる。
冷蔵庫の扉に付けた状態で開閉してもボトルが飛び出さないのは、さすが自転車用。取り出しやすさも上々。

 

MINOURA(ミノウラ) ペットボトル用ケージ [PC-500] 500ml用 ブルー

MINOURA(ミノウラ) ペットボトル用ケージ [PC-500] 500ml用 ブルー

 

 

フェライト磁石でも十分な保持力。贅沢をいえばネオジム磁石が確実だけれど、穴付きのネオジムはなかなか手に入らないし、あっても高い。

 

というわけで、今後いくつか量産することに決めた。
職場でもあれば便利そうだし、アパートにもう1つくらいあってもいい。

 

ベスト UKマルキャップマグネット 32R (3個入り) 17-3
 

 

工作そのものの作業時間は5分程度だった。
ただしその前にガラクタを組み合わせたり、工具を探し出すのに時間がかかってしまった。
本来の目的である棚作りは先ほどようやく完了した。でも本来は、こんな「100均に売っていそうな台所の便利道具」を作る時間があったら、もっと他の懸案を片付けるべきだったのだ。
昨日と今日の「休日にやりたかったこと」リストの消化率は50%未満。昨日はともかく今日はそれなりに忙しかったのだけれど、終わってみれば生産性が低い週末だった。

 

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

 

 

でもまあ、部屋は片付いているし、お弁当の仕込みも終わった。
お米は3合炊いて、小分けにして冷凍した。
これでしっかり睡眠をとれば、それなりに悪くない週末だったと言えるかもしれない。生産性なんてくそ食らえ、だ。

 

ガンヘッド [DVD]

ガンヘッド [DVD]

 

 

後回しの土曜日(けんちん蕎麦)

待ちに待った休日、でも何もしていない。
レザークラフトも、年賀状改め引っ越し通知も、それから書棚作りも。

 

海のほうを自転車で散策して、宮脇書店に行って(なかなか面白い書店なので、いつかきちんと書きたい)、帰りにスーパーマーケットで食品を買った、それだけの日。

あとは部屋で寝転がりながら読書をして、昼寝して、また読書をして、いつの間にかこんな時間。YouTubeをうっかり眺める、なんて時間は身体における贅肉みたいなものだからここには書かない。

読書もまあ、最後まで読んだけれど面白くなかったので、特に書かない。感情移入も没入もできない推理小説がこんなに辛いとは。

 

 

という感じで、書くべきことの少ない1日。
でも昨日までこつこつと家事の類を進めてきたから、それほど悲惨な雰囲気ではない。ただ平和で孤独で静謐な、何も残らない休日だった。

こういう日もある。今からAmazonで映画を観ようか、それともさっさと寝て明日を有意義に過ごそうか、どちらの選択が良いのかちょっと迷っている。迷った時は寝る、という基本ルールからすると後者なのだけれど、なんというか人生は寝てばかりで良いのだろうかと考える今日この頃ではあるのだ。

 

さよならガールフレンド (FEEL COMICS swing)

さよならガールフレンド (FEEL COMICS swing)

 

 

 

あ、お昼に食べた「けんちん蕎麦」は美味しかった。
海沿いの宮脇書店(動かない観覧車がある)から徒歩2分の有名店。
ここはうどんの太さの蕎麦がある。
注文すると、ザルに入った蕎麦を渡されるので通路の湯煎槽にあるお湯で数秒間温める。その蕎麦を丼に入れると、店員さんが根菜の煮物っぽい「けんちん汁の基本要素」が流し込んでくれる。さらに通路の先にある蛇口から暖かい「かけうどんの汁」を自分で注ぎ入れることで完成する、それがけんちん蕎麦。
「けんちんうどん」は香川の郷土食らしいが、けんちん蕎麦は静岡の蕎麦屋でも何回か食べた。うどんよりも鄙びた風味が良い。しかしこの店の蕎麦は“蕎麦粉混合のうどん”っぽい味と食感なので、素直にけんちんうどんで良かった気もする。
生姜(無料)を効かせると完成する美味しさ。
さつまいもの天ぷらは、フリッターあるいはアメリカンドッグ的な衣が不思議な一品。
ともかくこの蕎麦でお腹いっぱいで、夕食は野菜ジュースとヨーグルトとリンゴで済んでしまった。全体として経済的ではある。

 

お寺のおいしい精進ごはん ~四季のかんたん100品

お寺のおいしい精進ごはん ~四季のかんたん100品

 

 

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