後回しの土曜日(けんちん蕎麦)

待ちに待った休日、でも何もしていない。
レザークラフトも、年賀状改め引っ越し通知も、それから書棚作りも。

 

海のほうを自転車で散策して、宮脇書店に行って(なかなか面白い書店なので、いつかきちんと書きたい)、帰りにスーパーマーケットで食品を買った、それだけの日。

あとは部屋で寝転がりながら読書をして、昼寝して、また読書をして、いつの間にかこんな時間。YouTubeをうっかり眺める、なんて時間は身体における贅肉みたいなものだからここには書かない。

読書もまあ、最後まで読んだけれど面白くなかったので、特に書かない。感情移入も没入もできない推理小説がこんなに辛いとは。

 

 

という感じで、書くべきことの少ない1日。
でも昨日までこつこつと家事の類を進めてきたから、それほど悲惨な雰囲気ではない。ただ平和で孤独で静謐な、何も残らない休日だった。

こういう日もある。今からAmazonで映画を観ようか、それともさっさと寝て明日を有意義に過ごそうか、どちらの選択が良いのかちょっと迷っている。迷った時は寝る、という基本ルールからすると後者なのだけれど、なんというか人生は寝てばかりで良いのだろうかと考える今日この頃ではあるのだ。

 

さよならガールフレンド (FEEL COMICS swing)

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あ、お昼に食べた「けんちん蕎麦」は美味しかった。
海沿いの宮脇書店(動かない観覧車がある)から徒歩2分の有名店。
ここはうどんの太さの蕎麦がある。
注文すると、ザルに入った蕎麦を渡されるので通路の湯煎槽にあるお湯で数秒間温める。その蕎麦を丼に入れると、店員さんが根菜の煮物っぽい「けんちん汁の基本要素」が流し込んでくれる。さらに通路の先にある蛇口から暖かい「かけうどんの汁」を自分で注ぎ入れることで完成する、それがけんちん蕎麦。
「けんちんうどん」は香川の郷土食らしいが、けんちん蕎麦は静岡の蕎麦屋でも何回か食べた。うどんよりも鄙びた風味が良い。しかしこの店の蕎麦は“蕎麦粉混合のうどん”っぽい味と食感なので、素直にけんちんうどんで良かった気もする。
生姜(無料)を効かせると完成する美味しさ。
さつまいもの天ぷらは、フリッターあるいはアメリカンドッグ的な衣が不思議な一品。
ともかくこの蕎麦でお腹いっぱいで、夕食は野菜ジュースとヨーグルトとリンゴで済んでしまった。全体として経済的ではある。

 

お寺のおいしい精進ごはん ~四季のかんたん100品

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