ジンジャー・パイナップル・ジャム

休日。
疲れが溜まっていたようで、しっかりと二度寝した。そして今日は、何もやる気が起きない。ToDoリストに書き溜めてあったタスクには手も付けずに、ごろごろしながら本を読み、部屋の掃除だけをして、再び読書をしていた。

のんびりできるのは嬉しいけれど、これはつまらない。とりあえず散歩でもするかと家を出たら、5分で大雨に遭遇した。暑くて晴れているのに、なぜ雨が降るのか。
よくわからないけれど、これでやる気は完全に失せてしまったのだった。

 

昼過ぎに叔母が来訪。パイナップルを届けに来た。
家業の関係で、お歳暮などが多い叔母の家。時々こうして、おすそ分けがある。
今日は大きなパイナップルが3つ。「年寄りの家では食べないから…」と言っていたが、高齢者と中年の二人暮らしである我が家でも持て余す。

とりあえず仏前に備えたが、我が家のミニ仏壇がパイナップル陳列棚になってしまった。

 

 

1個はとりあえずミニ仏壇に飾り、1個は切り分ける。
そして、残りの1個はジャムにしてみた。

以前どこかで、パイナップルと新生姜のフルーツソースがおいしかった記憶がある。
豚にも鶏にも合う味だった。たぶんトーストでもおいしいだろう。
記憶を元に造ってみる。

パイナップルは皮と芯を取り除き、小さく刻む。
新生姜はすりおろす。
砂糖は、家で作るジャムにしては多め。目分量でパイナップルの4割くらい。なんとなく黒糖も足してみた。
それらを鍋で煮ながら、潰していく。
ライム…は無いのでレモン汁を加える。クローブを数個、ローズマリー(庭から取ってきた)をごく少量、一味唐辛子も1振りだけ。さらにカルダモンも足してみた。

甘ったるいパイナップルジャムが、新生姜とスパイスで爽やかな風味になった。生姜を多く使ったのが功を奏したようだ。
一度にたくさん食べるタイプのジャムではないが、とてもおいしい。缶詰のパイナップルを足せば、もう少し穏やかな風味になったかもしれない。でも、この酸っぱくて甘くて辛いジャムは、なかなかに自分の好みに合っている。

 

 

 

おそらくジャムとしては砂糖の量が足りない。もっと煮詰めるか、砂糖を足さないと日持ちしない。
小さな瓶に小分けして、数日で食べきらない分は冷凍した。

 

ジャムの本

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鍋を洗う前に湯を足し、沸騰させた後に精製寒天*1を加えた。うっかりして薄味になってしまったが、冷やしたらおいしいゼリーになった。今日は味見だけで、明日のお楽しみ。

 

 

新生姜を用意する時に剥いた厚い皮は、夕食の煮魚(イワシ)に活用する。このイワシのために、夕方に再びスーパーマーケットに行ったのだった。
出来心で始めたジャム作りから、予定外のゼリーや買い物、そして煮魚が生じた。
いかにも予定の無い休日っぽい。これでいいのだろうか…と思ってしまうのだが、なにしろぼんやりしているので反省も長くは続かないのだった。

 

お題「簡単レシピ」

*1:培地用アガー

 

 

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