平和な一日。
特に(このブログに)書くべきことはない。
というわけで、夕食用に作った料理のレシピを書くことにした。
四国在住時に郷土料理の店で教わった品だ。といっても特に香川の郷土料理ではない。
しいて言えば、魚の出汁を多く使うこと、醤油や甘味は少なめ、塩味を効かせることが、"讃岐の国らしさ"かもしれない。
豚肉と大豆の出汁煮
材料
豚肉:肩ブロックなど。今回は安い「カレー・シチュー用」を使った。
大豆:水煮や蒸し大豆がお手軽。もちろん下茹でしてもいい。
人参:少なめ。
白葱:白い部分と緑の部分。
生姜:薄切り。あればニンニクも少し。一味唐辛子も。
昆布:出汁および具として。今回は忘れた。
その他:醤油や酒、みりん、塩、顆粒だしの素や「あごだしの素」など
作り方
- 豚肉は数センチの角切りにする。カレー用角切りならそのまま。
※大きめにすれば角煮になる。 - フライパンで豚肉に軽く焼き目をつける。
※出てきた脂は使わない。 - 鍋に酒(多め)と顆粒だしの素(かなり多め)と水、みりんを加えて沸騰させる。
- 豚肉を鍋に投入する。
- 白葱の葉の部分、薄切りの生姜などを鍋に投入。
- 火を通す。好みでアクを取る。
※醤油(少し)と塩で、薄い吸い物くらいの味付けにする。 - 弱火で長く煮る。
僕は真空断熱調理鍋を使った。圧力鍋も便利だろう。 - 肉が柔らかくなったら大豆と人参を入れて、さらに煮る。
- 生姜や白葱の葉を捨てる。
- 味を見ながら少し煮詰める。
※通常の煮物よりは薄味を狙う。 - 白葱を入れて火を通す。
- 肉と豆、野菜を汁とともに盛り付ける。
- あれば輪切りor糸唐辛子、いんげん豆などを添える。
- 完成。
煮物というよりも和風のスープ煮といったほうが近い。薄味だけれど味がしみているからおいしい、くらいの塩気がちょうどいい。材料にもよるが、丁寧に作ると澄んだ汁になる。
お店では、出汁を作るときに昆布を使い、いったん引き上げた後に刻み、大豆のあとに加えていた。ゆで玉子も入っていた気がする。
肉が多ければ塩味の角煮に、少なければ豆が主役になる。いずれにせよ、出汁と肉の味が染み込んだ大豆を味わいたい料理だ。
真空断熱調理の場合、煮汁が余る。僕は煮汁のみ取り分けて、醤油を足してから根菜の煮物にした。味が近いから明日以降に食べることになる。
煮るのに時間はかかるが、手間はかからないタイプの料理だ。
似たようなもの、例えば醤油味の角煮に大豆を加えた料理は食べたことがある*1。味噌煮…は少し厳しい気がするが、薬味の種類を変えるだけでもバリエーションは増やせると思う。
元は缶詰のサバや塩サバを使った、それほど長く煮込まない料理だというが、そちらはまだ食べたことも作ったこともない。
魚の出汁と豚肉、そして醤油よりも塩が強めということで、なんとなく沖縄料理を思わせる味ではある。
僕は、豆をたくさん食べたい時に作る。今日がその日だった*2。
……というわけで、煮物のレシピだけで1300文字は書けた。
今日の日記は、これでおしまい。レシピは日記ではないが、しかし紛れもない今日の出来事ではあったのだ。