タイの炒飯

所用にて富士宮市に行っていた。
富士宮市静岡県東部にある。我が家からは遠い。普段あまり行かないし、今日の目的地である中心街となると、ほとんど知らない場所だ。

 

 

駅を挟んで古い商店街や浅間神社のあるエリアと、店も家も少なくイオンがあるエリアに別れている。
前者は寂れた市街地で、平日の昼間には人が少なく*1、駅前ロータリーには静岡県では珍しいペデストリアン・デッキがある。人口や街の規模に比べて駅が大きいのは、かつて新興宗教の特別列車がこの駅を発着していたからだと聞いた。

後者のイオンは、おそらくは工場の跡地を活用したもので、駐車場も建物も複雑な構造をしている。マッピングと高低差を意識していないと、駐車場に戻ることも難しい。

 

 

そんな土地だが、歩いてみると実に楽しい。
山がちで水路が多く、建物は古くて静か。静岡県としては珍しい雰囲気だと思う。

仕事の合間と、帰宅前に少し散策をしただけだが、気になる場所もたくさんあった。

 

 

その富士宮市での昼食は、タイ料理店に行ってみた。
訪問先から適当に歩いて発見した小さなお店。女性が一人できりもりしていた。

店名は「ユキズキッチンタイ料理 Yuki's Kitchen Thai Cuisine」という。

 

たくさんあるランチメニューの中から、タイの炒飯のセットを注文した。
小さなおかずとメインのチキン炒飯、サラダ、それに飲み物のセットだ。

タイの炒飯は、とても鶏肉の味が強かった。
「お好みでレモンを絞ってください」と言われたが、これは確かにレモンが合う。ずいぶんと食べ応えのある炒飯だった。

なぜ「今日のランチ」やグリーンカレーではなく炒飯を選んだのか。それは最近あちこちで炒飯ばかり食べているから。
他人に勧められて、あるいは適当に入った店が専門店だった、というような理由で先々週から炒飯ばかり食べていたのだが、今日は「それならばタイ料理店でも炒飯を」と思ってしまったのだ。
何が「それならば」なのか自分でもよくわからないけれど、迷ってしまった時には偶然(のようなもの)に身を委ねるのも一興である。どのランチセットを選んでもおいしそうで迷ってしまう時には、なおさらのことだ。

 

 

 

実は、わりと突発的な富士宮市訪問だった。夕方には帰宅できた。
移動時間ばかり多くて疲れてしまうが、概ね平穏な月曜日だった。
タイのご飯はおいしかったし、富士宮の商店街を歩くのも楽しかった。近いうちに再訪する可能性が高いが、次の昼食も「ユキズキッチンタイ料理」へ行きたいと思う。次はたぶんカレーを注文するだろう。

 

お題「ささやかな幸せ」

*1:浅間神社の周辺だけは観光客が多かった。

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