スーパーマーケットにとうもろこしが並ぶ時期となった。
県内に有名な産地があって、最近は季節の味となっている。朝から並んで大量購入する人も多いようだ。我が家にもお裾分けが届くことがある。
そういう甘いとうもろこしを育てるためには、摘果というか間引きというか、いくつかの穂を若いうちに取る必要がある。
その若採りした生のものが、ヤングコーンとして手に入る。
昔は見かけることもなかったけれど、最近は地元のスーパーマーケットでも容易に手に入るようになった。
このヤングコーン、どこかで食べた記憶はあるが、自宅で料理したことは無い。
今日はアスパラガスも手に入ったので、どちらもオーブントースターで焼いてみた。
ヤングコーンは周囲の葉を数枚残して剥がす。ヒゲも食べられるというけれど、焦げないようにアルミホイルで覆うのが面倒なので、今日は切り取る*1。
アスパラガスは硬い部分の皮を剥いて、オリーブオイルを塗っておく。
全てアルミ皿に並べ、オーブントースターで焼いていく。
アスパラガスのほうが先に火が通る。ヤングコーンは、しっかり焦げ目が付くくらいまで焼いてみた。
とてもおいしかった。
僕はサラダバーのヤングコーン(水煮)が大好物なのだけれど、あれとは別物だ。
くせがなくて食べやすい山菜のような感じで、大量には要らないけれども、地味においしい感じ。薄い酸味と、ぼんやりとした甘み。こりこりした歯ごたえは、他の何にも似ていない。
父は醤油が合うと言っていた。
僕は何も付けずに食べた。塩を効かせたアスパラガスと交互に楽しむのが良い感じ。
庭の空豆がそろそろ終わる。夏の野菜は、旬には早い。
だからこういう、焼くだけで済む季節の味は有り難いものだ。ごはんがもりもり進むタイプのおかずにはならないが、老人と中年の夕食には肉などよりもご馳走なのだった。
このように夕食は実に健康的だったのだが(タンパク質は肉豆腐で摂取)、代わりに3時のおやつはバターケーキだったので、差し引きゼロあるいはマイナス。でも休日なので仕方がない。
*1:切り落としたヒゲは、刻んで味噌汁に使った。