静岡で唯一の文化的な祭である「大道芸ワールドカップ」に行ってきた。
サイクリングの途中で中心街に立ち寄り、街の外れに自転車を停める。そして賑わう街を散策しつつ、いくつか目についたパフォーマンスを見る。最後に駿府城公園で大掛かりなものを1つ見て、今日はおしまい。
昔はガイドブックを買って、プログラムを精査し、時間の許す限り楽しんだものだ。
でも今はそこまでの熱は無い。
人混みをかき分けて進むのも、良い場所のために数十分前から座るのも嫌だ。
賑やかな街をぼんやりと歩き、タイミングよく始まったパフォーマンスを見物する位がちょうどいい。ちらりと見て好みと合わない内容*1だったら、さっさと次の場所を探す。
経験を積んでスレてしまった、もう少し綺麗な表現をすれば「自分なりの楽しみ方を見出した」のかもしれない。
体力も落ちているし、人混みでの感染リスクは高齢者と暮らす今の生活では無視できない。集中して丸一日を街で過ごせない要素が多すぎる。
いざ凄腕のパフォーマンスを見れば大いに楽しみ、手拍子を打ち、投げ銭を笑って渡すくらいに楽しんでしまう。だけど、朝から夕方まで椅子を片手に街を歩く意欲は無いのだ。
なんだかとても寂しいことのように思える。
でもとにかく、行けばきちんと楽しめる。
明日も少しだけ静岡の街に行く機会が作れそうだから、また明日もがんばる。
そんな今日のおやつは、チョコレートのケーキ。
城北公園近くの「Atelier Petit Calin」で、たいそう悩んで選んだ。
秋は短く、魅力的な素材が多すぎる。チョコレートは真冬まで取っておこうと思ったのだが、今日はコーヒーとチョコの気分だった。
そして、自分の直感通り、すばらしい組み合わせだった。
黒猫もかわいいにゃん。