帰宅したら、玄関に玉ねぎが山盛り置いてあった。
父の知り合いが家庭菜園で育てたもの。夏の始めに収穫して冷蔵保管していたのだが、入院することになったので食べて欲しい…とのこと。
その事情は後から聞いた。最初に玄関を見たときは本当に驚いた。
せめて段ボール箱に入れてほしい。玉ねぎというのは、玄関に盛るものではない。
ともあれ、これを消費しなければならない。数えると24個ある。
幸いなことに状態は良い。お隣の家で5個は引き取ってくれた。
我が家でも野菜庫に10個くらいは保管可能だろう。なかなか「冷暗所」の条件を満たす場所が無いので、それ以上は管理が難しくなる。ちなみに昔ながらの保管方法である、軒先に吊るすやり方はカビるか発根するそうだ。
夕食には、1個分を豚肉と煮て卵とじにして使った。
ついでに6個分の皮を剥いて、薄切りやみじん切りにする。こうすれば冷凍も簡単で、使いやすい。
残りは、できる限り涼しい場所に置いて、明日から集中的に消費していく。
とりあえず、どこかに積んだり、見えるところに並べておく事態は防ぐことができた。
今日は色々あって、変な風に疲れていたのだった。
小さなトラブルが重なって心身ともに、まるで週末のように疲弊していた。
そこに来て、この玉ねぎである。思い返せば、よくもまあ放り出さずに最低限の整理や処理をしたものだと思うが、たぶん疲れていたからこそ後回しにできなかったのだろう。そういうタイプの疲労だった。
ともあれお風呂も入ったし玉ねぎは片付いたし、寝てしまえば何とかなりそうな予感もある。こういう日は、すぱっと寝るに限る。ものすごく暗い本を買ってしまったのだが、今日は読まない。
では寝ます。おやすみなさい。