東海大学海洋科学博物館 再び

今日も暑いなか、朝から晩までどたばたしていた。
しかも夜になっても、再び外出していたのだった。夜の外出は知人に会ってお茶を飲み話をする程度だったが、普段の平日にはそういう事をしないので、今はもうすっかり疲れ果ててしまっている。先日の旅の記録が途中だが、書く気にはなれない。

そんな日ではあったけれど、午前中の昼前には東海大学の海洋科学博物館に行くことができた。
訪問先などを調整して、清水区で60分の昼休憩を早めに取ることを目論み、その時刻に合うように予約をしていたのだった。

東海大学海洋科学博物館、いわゆる「三保の水族館」は春に閉館して、今は完全予約制の学習施設となっている。1階の水族館部分の多くと、少しの「海の科学」に関する展示のみだが、公式Webサイトで予約さえできれば無料で入館できる。
なお、予約はかなり早めに埋まってしまうし、1時間ごとの区切りがあるので、今日のような仕事の合間に訪れるのはかなり難易度が高い。さらに言うと売店等も無いから、昼休み時間の活用としてはおすすめできない。

 

 

そんな自分の事情はともかく、この水族館は本当にすばらしい。
自分の人生初の水族館であることを差し引いても、行けば必ず楽しめる。縮小された残念なかたちではあるけれど、こうして楽しめることを東海大学には感謝したい。

予約制の学習施設とはいうものの、来館者は子供連れから老人まで様々。ごく普通に、観光やデートで使う人もいる*1
しかし人数・時間制限をしているせいか、館内はとても静かだ。
大きな美術館の話題の企画展などよりも落ち着いている。居心地が良い。

だから僕は大水槽の前のベンチに座って、のんびりじっくりとサメやエイを眺めることができる。外は猛烈に暑いが、ここでは身体も気持ちもひんやりと静まっていく。でも全く寂しい気持ちにはならない。

しかし現在の営業形態は、あくまで過渡期のもの。
清水区に計画中の水族館が開館すれば、完全に閉めてしまうだろう。だから、お別れがわかっている場所に訪れているわけで、その点だけは本当に寂しいのだった。

しかしそれでも、無理をしてでも行けて良かった。
お昼は家から持参したサンドイッチとアイスコーヒー、それを海岸沿いの公園で急いで食べただけだったけれども、それでも昼休憩としては最高に有意義な時間だった。

 

仕事の合間はさすがに難しいが、また機会を作って再訪しようと思う。
寂しくても、掛け値なしに好きな場所であることは間違いないのだ。何度だって、素晴らしい大水槽を楽しみたい。他の人は知らないが、自分にとってそういう場所はほとんど無いのだから。

 

 

 

 

*1:昔に比べて学習施設らしさが増したわけでもないし、もちろん学習を強いられることもない。施設は開館当時と変わらず(古いけれど)綺麗だ。

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。