東海大学地球史博物館

先日行った「東海大学地球史博物館」について書く。
今日も色々あったのだが、どたばたしただけで、ブログに書くようなことはほとんど無いので。

 

というわけで、東海大学海洋博物館の次に行ったのは、同じ敷地にある地球史博物館。
ここは海洋博物館(水族館)に比べて明らかに人気が無い。共通券ならば数百円の追加で入れるのだが、いまいち地味な外観なのだ。外にある首長竜も、いかにも古臭い。

それに、ここは以前は「人体博物館」だった。
とても真面目な施設(大学の附属施設なので)だったのだが、保健体育の教科書的な真面目さであって、しかも薄暗くて、なんだか怪しくて怖かった。
真っ赤な唇をくぐり体内に入り、各種臓器や器官の模型やパネルを見ながら館内をめぐり、最後は肛門から脱出する…という形式は、閉館前にはトンデモ物件扱いだった。
その時の印象が、もう何十年も続いているのだと考えている。
実際、僕も水族館には行くけれど、こちらに寄ったのは随分と前のことで、内容も忘れてしまった。

そんな久しぶりの地球史博物館、予想以上に素晴らしかった。
入り口は公共施設のように地味だが、エスカレーターで3階に上がるとひたすら圧巻。
巨大な恐竜の骨(本物もあるし、復元模型も多い)が、高い天井の建物に大量に並ぶ。動きは躍動感溢れ、骨なのに動き出しそうだ。
何より、この曲線を描くコンクリート製の天井との相性が素晴らしい。外国の博物館みたいな、良い意味で「今の時代には作れないデザイン」が成立していた。

下の階に行くほど現代に近づいていく。現代型の爬虫類が現れ、哺乳類が登場し、人類の祖先が展示として並ぶ。どの展示品も綺麗で、説明をわかりやすい。世の動物園・水族館では素人っぽい説明表示が多いが、ここは大学施設だからか、わかりやすくもきちんとしている。手を触れたり操作できる展示も多く、老若男女が楽しめるようになっていた。

素敵な博物館だった。
次に海洋科学博物館に行くときは、必ず立ち寄ろうと思う。
展示品の迫力はすごいが、展示ルート自体はコンパクトなので、集中力が足りなくなることもない。それも良いところ。



海洋科学博物館と地球史博物館、なんとなく「最近、行けてなかったな」という気持ちと、いずれ閉館するというセンチメンタリズムに後押しされて行ってみたのだが、なんというか普通に楽しんでしまった。
敷地を出て5分も歩けば、折戸湾や駿河湾といった海・自然と、観測船「ちきゅう」を望めることができる。これもすばらしいこと。

 

では寝ます。おやすみなさい。

 

お題「ささやかな幸せ」

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