雨は面倒だが全体的に順調かつ平和な水曜日。
日記に書くべきことがない。
なので、煮ないで作る蒟蒻の煮物について書こうと思う。
- 蒟蒻は小さく切り下茹でする
- 耐熱容器に、醤油、顆粒だし、みりん等で(あるいは麺つゆと水で)濃いめの煮汁を作る
- 煮汁を電子レンジで90℃以上に加熱する
- 下茹での終わった蒟蒻のお湯をよく切り、熱いうちに煮汁へ漬ける
- 再び電子レンジで90℃〜100℃程度まで加熱する
- ゆっくり粗熱をとる
- 十分に冷めたら完成
翌日以降のほうがおいしいと思う。
煮物にしては濃いめの、甘辛い味付けを目指す。市販品の味というか。
もちろん輪切りの唐辛子などを入れるのもいい。甘みが強い汁だからか、唐辛子が多めでも刺激は少ない。
加熱はアルコールを飛ばすためと、減菌のため。基本的には自然に蒟蒻へ味が染みていくのを待つことになる。
これは、旅館で働いていた友人に教わったレシピ。
旅館の厨房では電子レンジは使わない。ただ、熱い汁に蒟蒻を漬け込むことで味を染み込ませることで、コンロを1つ専有せずに済むこと、大量の蒟蒻を放置したまま一品にできることが利点といえる。
加熱時間が少ないせいか、醤油の風味がしっかりとした煮物になる。駅弁などに付いてくる蒟蒻っぽさもある。
今日は蒸し大豆も加えてみた。大豆は明日以降に食べることになる。煮豆としてはいささか味が濃いので、箸休めとして使うつもりだ。
これが、煮ないで作る蒟蒻の煮物。
電子レンジを使っているじゃないか、という反論については無視をしたい。
こういう小さな惣菜を、帰宅したらとりあえず1品だけ作ることにしている。手を洗ってうがいをして、買ってきたものを冷蔵庫にしまったら、そのまま台所に立つ。いちど自室に戻ってしまうと、もう台所仕事なんて嫌になるので。そして夕食の支度の時には、こういった簡単な料理は後回しになってしまう。
そういう日常を過ごしている。
常備菜については一人暮らしの時とたいして変わらない。日持ちがしてご飯に合うものなんて、中年向けも高齢者向けも同じなのだ。